はちまんやまのかいほうゆうせつ ぎおんえあとまつりやまほこじゅんこうずびょうぶ
八幡山所有で、特筆すべき京都市指定有形文化財の大変貴重な屏風を展示しております。350年前の徳川初期の作品で、海北友雪(かいほうゆうせつ)(友松の子)の筆で、祇園会後祭山鉾巡行図(六曲半双)を保存、展示しています。往事の祇園祭を偲ぶ、絶好の資料とされて居ります。この屏風は、十基の山鉾を上段に、三基の神輿還幸を下段に、金色の雲を隔てて描写してあり、おそらく前の祭りの半双も存在してはずで、精密華麗な極彩色で、十七世紀の宝永大火以前の情景が活写されています。寸法:116.6cmX316.6cm
屏風巡行列解説:上段(四条通)左より右へ
左端:八坂神社(鴨川) ①大船鉾②鷹山③浄妙山④鈴鹿山(松と上部のみ)⑤鯉山⑥役行者山⑦北(または南)観音山⑧黒主山(松のみ)⑨八幡山⑩橋弁慶山
屏風下段(三条通)右側:還幸祭・三基の御輿
屏風より抜粋拡大
八幡山
橋弁慶山
鯉山
浄妙山
大船鉾