京都の北区の深泥が池の界隈の農家さんが、毎年、わらを笹の葉でくるみ、その葉にイ草を巻き付けて、ちまきが作られます。そのちまきに「熨斗紙(のし紙)」と護符(赤色と白色)と赤帯とで、ちまきに巻き付けます。

(ちまきの化粧紙の取付けと言っています。)

まず、必要な化粧紙を準備して、並べます。左側にちまき、その右手側に「熨斗紙(のしがみ)」、次に白い護符「福寿海無量」、赤い護符「蘇民将来子孫也」、赤帯、八幡山シールです。

では、まず、ちまきに「熨斗紙」を巻き付けます。

裏向けて、セロテープで止めます。

次に、赤い護符と白い護符を重ね合わせ、少しずらします。

重ね合わせた護符を裏返して、赤帯に取付けます。(セロテープで固定します。)

そして、赤帯に取り付けた護符(十字になった赤帯)をちまきに巻き付けます。これが少し手先が器用でないと難しい作業です。

のし紙の「八幡山」と言う文字が少し見える様に、赤帯の護符を右にずらして巻き付けます。

巻き付けが綺麗に出来た所で、セロテープで固定します。そのセロテープ跡を綺麗にする為に「八幡山シール」を貼り付けます。

「八幡山のちまき」が出来ました。手間と時間が掛かるちまき作りですが、永年この手順を守り続けています。時代に流されること無く、変えない事も八幡山の伝統(文化)です。

7/12には、出来上がったちまきを、八坂神社の拝殿に上がり、お祓いを受けて、八幡山「厄除けちまき」が完成します。