8/26 京都市産業技術研究所(JR丹波口近く)にて、八幡山の鶴金具の成分分析を行いました。

お山の正面を飾る、鶴金具(二羽連のもの)の足が欠損しており、その復元修理の為に成分分析を実施して頂きました。

専門委員の先生(金工など錺金具の第一人者)と京都市文化財保護課の担当技師さん、錺金具製作所の担当者さん、祇園祭山鉾連合会事務局の方も交えて、京都市産業技術研究所・研究部長さんのX線による分析器の結果をじっと見つめておりました。

専門委員の先生のお話によると、八幡山の鶴金具は、大変立派(彫金・彩色など全てにおいて)で、大変、値打ちのある文化財との御説明を頂きました。

文化財の修復は、破壊分析(一部分を削って分析する事は決して)行ってはならない事と現状を出来るだけ精査して、同じ材質及び形状・色彩をしなければならいと痛感しました。

関連者の方々のこうした熱意で、貴重な文化財が次の世代に正しく受け継がれて行くように保存会役員及び町内の方々のご協力をよろしくお願いします。