我々三条町が維持している「祇園祭八幡山」には、幾多の戦禍や大火を耐えて今も現存する、貴重な土蔵が有ります。

その土蔵には、貴重な八幡山の懸装品が沢山収納されていますが、その土蔵から数年前にこんな「棟札」が出て来ました。

享和元年と有りますから、215年前に建てられたと考えられます。土蔵もこの棟札も、よくまあ今まで残って居てくれた事です。町内安全を祈願して、般若心経を600巻奉傳したとか、東西南北の守護神「持國天王、増長天王、廣目天王、多聞天王」をお祀りしたことが書かれています。

大事な棟札をどうするかと考えた結果、このようなパネルに仕上げて、お祭りの宵山に多くの懸装品と共に展示する事になりました。

年に三日間だけ宵山の7月21、22、23日に、幾多の懸装品と共に、町会所で見られます。(萬)

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