2013年八幡山ブログ 京都祇園祭

京都・祇園祭の八幡山の話題や行事日程に限らず、2013年の京都・祇園祭の様々な山鉾町の様子を写真を交えてご紹介していきます。

昨年度募集させていただいた奉賛を本年度も募集させていただきました。詳細はブログに掲載しております。

八幡山では、理事長の発案で今年から「舁き初め」をすることになりました。いつも親しんでいる「お山」をみんなで町内を舁ぎ廻り、どのくらいの重さなのかを体験します。また、安全に組みあげられているかの確認も出来ます。

小雨の中では有りましたが、老若男女が集まって、無事に「はちまんさんの舁き初め」を終えたら「埒」に囲われて、宵山の準備が出来ました。

7月14日宵々々山の始まりです。数々の懸装品を展示して、傍のテントでは、厄除けの粽、鳩笛、鳩鈴、手拭い、ろうそく、お神籤などを販売します。

主役は子供たち。みんな可愛い声で「はちまんさんの厄よけの御守りはこれより出ます・・・・」と唄って居ます。

八幡山の前では、みなさんがこうして駒形提灯の前で記念撮影をしています。

少し曇天の7/17 午前8時に町内の方々と町外協力者の方々が集まり、お山「八幡山」に第一装の飾り付けを行ないました。飾り付けが午前9時頃に終わり、巡行のお供に行く方々は、裃(かみしも)姿に着替え集合写真を撮りました。

今年も、舁き手20名(京都・祇園祭ボランティア21)の支援を頂き、巡行に出発しました。出発前に舁き手の方々の集合写真も撮りました。

鬮改め(くじあらため)は、祇園祭の山鉾巡行における儀式の一つです。四条堺町に鬮改め処(関所)が設けられ、奉行(京都市長)により、山鉾巡行の順番が、くじ取り式で決まった順番であるか確認されます。

山鉾の巡行順は7月2日に京都市役所・本会議場にて、京都市長立ち会いの「鬮取り式」によって決められますが、その鬮(くじ)札を奉行役の京都市長に改めてもらうのが「鬮改め」の儀式です。

まず、副使2名がくじ改め奉行役の一人でもある、山田京都府知事と市局長にちまきを渡し挨拶をします。

そして、八幡山の正使が奉行役の門川京都市長の前に進み、まず、手を使わずに扇子を使い、くじ箱(文箱)の紐を解きます。そして、蓋をあけて頭にくじ箱をかざし、奉行役にくじを改めていただきます。

そして、奉行役が山の名と順番が書かれたくじを読み上げ確認します。

くじ改めが終わると正使は、後ろに下がり、片手で扇子を勢いよく開き、大きく扇を動かして山を呼ぶ所作を行ないます。

こうして山は関所の前方まで進みます。ここで山は豪華な懸装品を奉行に観てもらうようゆっくり進み、1回転(左方向)山を廻します。

今年もこのHPで、いろいろとお祭りの様子を御紹介しておりますが、近々テレビでも紹介されます。

9/6(金)NHK BSプレミアム 19:30~19:59 放送「美の壺」
(再放送)
9/10(火)NHK BSプレミアム 11:00~11:29 放送
八幡山町内の「町屋美術館紫織庵」を紹介する番組ですが、紫織庵も八幡山を担う一員で有り「おやま」の真ん前に位置することも有って、必然的に「八幡山」も登場します。

紫織庵をお楽しみの上、今年のお祭りの様子も是非御覧ください。(萬)

8月30日祇園祭後祭巡行の復興に向けた協議会において、来年(平成26年)から祇園祭の巡行が、7月17日は23基(前祭(さきまつり))、7月24日は10基(後祭(あとまつり))の山鉾に分かれて巡行することが決まりました。また、8月31日の京都新聞にも追加記事が掲載されました。

まだまだ調整すべき事項がたくさん有りますが、大筋で決定したので、あとは順調に進むでしょう。17日は、八坂神社から御神輿が出られるのを歓迎しての「神幸祭」(しんこうさい)これが先の祭り。24日は、御神輿が八坂神社へ還られるのをお見送りする「還幸祭」(かんこうさい)これが後の祭り。昭和40年までは、このように本来の形で巡行が行われていたのですが、警備や観光の都合で17日に一度(合同)に巡行するようになって久しいので、このことを知らない人も多いのです。そろそろこのあたりで、お祭りを本来の形で執り行うようにしないと、元のお祭りの形が忘れられるのでは?との思いと、また大勢の見物人が集まる事への危険性を考え、祇園祭の町衆が準備に準備を重ねてやっと実現となりました。我が「八幡山」は、後祭(あとまつり)10基のひとつなので、17日はのんびりと町内を巡行する前祭(さきまつり)の23基をお迎えして、その数日後から「お山」の準備に取りかかります。48年もの間の慣習と準備に慣れて居るので、来年のお祭りが果たしてどんな事になるのか?来月頃には役員会議を開いて、いろいろな打ち合わせをすることになっています。これからも後祭の巡行と八幡山を変らず、ご支援・ご協力をよろしくお願いします。(萬)

毎年12月13日の「事始め」には、花街(祇園)で賑やかな催しが有り、新聞記事になりますが、祇園祭33基のひとつ「八幡山」でも、毎年この日に行司役(ぎょうじ役:他の山鉾町では、神事係と言う所もあります。)の引き継ぎが行われます。

今年一年間、八幡山の全ての行事を取り仕切った人から、来年のお役の人に、大事な蔵の鍵を始め諸々の資料が渡されました。 結構重いので手押し車で、来年の行司さん宅に運び込まれました。 昭和4年新調の回覧箱は、今も毎月各家庭を廻って、大事な連絡を伝えます。

行司さんの初仕事は、大晦日に町内・八幡宮の神前や蔵などの4カ所の注連縄(しめなわ)を張り替えて、一月一日朝の「元旦拝賀式」で、町内の皆さんを迎えることから始まります。

それからの一年間、お祭りに関するあらゆるお役を、数人の行司補佐と共に勤められます。

一年間、御苦労様です。平成26年度は、49年ぶりに後祭巡行が復興され、7/17前祭(さきまつり)(33基)と7/24後祭(10基)となり八幡山は7/24の巡行となります。よろしくお願いします。

八幡山では、毎年12月に共同で「大型ゴミの回収」をしています。(京都市のゴミ回収で収集が難しい物など)今年も12月15日に、町内の各家庭から沢山の「ゴミ」が町会所に集められました。

各自で処理するのは、費用も手間も大変でなかなか実行できませんが、共同でとなると、助け合えるので、運搬と整理がじつにスムーズに運びます。

中には、お宝?それともやはりゴミ?と思える物もあります。毎年実施しており、少しゴミの山が少なくなりました。

業者さんのトラックが到着してからは、次々に積み込まれて、約3時間後には、元の静かな八幡山に戻りました。こうして、八幡山の町衆は、歳の暮れの整理と新年の準備を進めて行きます。

12月19日京都新聞朝刊に次の通り発表されました。いよいよ来年(平成26年度)の祇園祭・後祭(あとまつり)の準備が始まります。八幡山保存会でも12月9日に役員会議を開き、概要を決めました。