八幡山のお授け

山鉾の御神体にまつわる守り符を護符といい、宵山に当該町内の山鉾で授与される。護符を「はちまんさんの厄除けのお守りはこれより出ます。」と浴衣姿の子供たちが童歌を唄いながらお授けしています。

はちまんやまのはとのすとらっぷ

はちまんやまのうちわ

はちまんやまのてぬぐい

はちまんやまのてぬぐい

はちまんやまのはとすず

八幡山では左甚五郎作と伝えられる鳩雌雄一対の鳩は、夫婦和合のしるしとして今日まで信仰を集めて参りました。八幡山の鳩鈴は子供の夜泣き封として信仰を集めております。

はちまんやまのはとぶえ

八幡山では左甚五郎作と伝えられる鳩雌雄一対の鳩は、夫婦和合のしるしとして今日まで信仰を集めて参りました。八幡山の鳩笛は子供の夜泣き封として信仰を集めております。

はちまんやまのおまもり

はちまんやまのやくよけのちまき

粽の護符について

粽(ちまき)に赤「蘇民将来子孫也」と白「福壽海無量」と言う護符が付いています。この意味とは・・

蘇民将来子孫也とは:武塔神(むとうのかみ・スサノヲノミコト)が南海路へ向かわれる旅の途中、裕福な家庭を持つ巨旦将来(こたんしょうらい)に一夜の宿を乞われました、巨旦将来は、にべもなく断ってしまいました。一方、巨旦将来の兄にあたる蘇民将来は、貧しいながらも武塔神を暖かく迎え入れ心を込めてもてなしました。武塔神は大変喜ばれ、「疫禍あれば茅の輪を作り門に懸けよ」とおおせられました。
その後、疫病が盛んに流行ったので、蘇民将来は教えられたとおりに茅の輪を揚げました。すると、疫病は蘇民将来の家を避けて行き、一家は災厄から逃れることができました。
こうして、蘇民将来の一族は護られ、彼の子孫は後々まで大いに栄えたということです。

これにちなんで、「蘇民将来子孫也」の札をつけた茅輪や杉葉を門口に揚げておけば疫厄除けとなり、一家は繁盛すると言われています。

福寿海無量とは:福聚海無量(ふくじゅかい むりょう)とも書く『妙法蓮華經』觀世音菩薩普門品第二十五「觀音經」に「觀世音淨聖、於苦惱死厄、能為作依怙、具一切功德、慈眼視衆生、福聚海無量、是故應頂禮。」(観世音浄聖、苦悩死厄に於いて、能く為に依怙と作れり。一切の功徳を具し、慈眼、衆生を視る。福聚の海は無量なり、是の故に応に頂礼すべし。)とある。観世音菩薩は清浄な聖者で、苦悩と死と災いにおいて、よく人々の拠り所となる。あらゆる功徳を具え、すべての人間を慈悲の眼で眺めている。その福徳は大海のように無量であり、だからこそつつしんで礼拝すべきだ。「福壽海無量」は「聚」を「壽」に替えたもの。

はちまんやまのおさずけ

八幡山では「厄除けの粽(やくよけのちまき)」の他、左甚五郎作と伝えられる鳩にちなみ鳩鈴・鳩笛などをご用意しております。