2012年八幡山ブログ 京都祇園祭

京都・祇園祭の八幡山の話題や行事日程に限らず、2012年の京都・祇園祭の様々な山鉾町の様子を写真を交えてご紹介していきます。

昨年度募集させていただいた奉賛を本年度も募集させていただきました。詳細はブログに掲載しております。(2012年度の受付は終了いたしました。)

奉賛者募集

八幡山を後世に維持・継承させていく事を目的に奉賛者を募りたいと考えております。当ホームページにて奉賛者を募集させていただきます。

奉賛内容と致しまして八幡山保存会へ奉賛金3,000円を納付いただきます。奉賛のお礼として、八幡山のお授けを7月下旬に送付させていただきます。

奉賛金は宵山の三日間に、童歌を唄ってチマキやお守りを売ってくれる子供さん達へのお礼の一部に充てさせて頂きます。

奉賛のお申し込み

※かってながら2012年の奉賛申込は2012年7月13日13:00に終了させていただきます。お振り込みにつきましては2012年7月14日15:00までの御受付となります。

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八幡山では、もう何十年も前から、毎年1月1日の朝10時に、町衆が揃って新年拝賀式を行っています。

昨年の12月13日の事始めに行司さんの引き継ぎが有り、その新行司さん達によって暮れのうちに「はちまんさん」の4カ所の注連縄が張り替えられています。

そして、元旦の朝、今年は30人ほどの人が揃って「はちまんさん」に柏手を打って拝賀して、お下がりの昆布とするめを頂いてから御神酒で祝いました。

その間に、そこここで新年の挨拶が為されています。

その後、みなさんは「祝い菓子」を貰って、今年のお祭りの無事を祈念しながら、初詣に出かけます。

つい先日「山仕舞い」をしたようなつもりですが、今年のお祭りまでもう五ヶ月となりました。

五ヶ月後の今頃は「宵山本番」を迎えて、32基の山鉾は大変な人出でしょう。

そんな今も、今年のお祭りが無事に無事執り行えるように、各山鉾町ではいろいろな準備をされているのです。

八幡山でも、理事長や、今年の行司さん達がいろいろと奔走してくれています。御苦労様です。(萬)

今日の京都新聞に「数年後に巡行への復帰を目指す大船鉾が、今年は唐櫃巡行」との記事が有りました。

数年前から町内の人は勿論、京都市も一致協力して、大船鉾の再建に努力してこられた結果、やっとここまでこぎつけられたようです。

その復帰に平行して、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)の巡行を、45年前のとおり7月17日と24日の二回に戻そうとの相談も進んでいます。

もともと祇園さん(八坂神社)から、御神輿が御旅所に入られるのをお迎えする神幸祭として「前祭(さきまつり)巡行」が17日。

24日にお帰りになるのをお送りする還幸祭としての「後祭(あとまつり)巡行」となっていました。

それが、いろいろな事情を検討して、昭和41年からは、17日に前祭(さきまつり)23基の次に後祭(あとまつり)9基が続いて、一緒に巡行することになりました。

それを、お迎え、お送りの意味合いをはっきり後世に残す為にも17日と24日に分けるべきとの意見が多く出されています。

警備、観光、道路事情などいろいろな諸問題を解決すれば、ちかいうち本来のお祭りに戻れそうです。

その頃には「大船鉾」も、車輪を軋ませて後祭(あとまつり)のしんがりを巡行することでしょう。(萬)

京都ヨドバシカメラ1階展示室にて

山鉾32基が都大路を巡行する、7月17日の「祇園祭」が、ここ数年で大きく変わるかも知れません。

先ずは、今年の17日巡行で「後祭(あとまつり)だけの巡行順序」が変わります。

その後、2.3年後の「大船鉾再建巡行」を機に、17日と24日の2回巡行に戻るような検討が進んでいます。

本来の祇園祭どおり、17日の神幸祭、24日の還幸祭が再現されるようです。(萬)

2012年3月23日 京都新聞記事を掲載致します。

八幡山の懸装品の中に、左甚五郎(1594-1657)作と伝わる「鳩一対の彫り物」が有ります。

この鳩は、毎年7月14.15.16日の会所飾りで皆さんに観ていただき、17日には鳥居の上に取り付けて巡行しています。

年に数日の披露では有りますが、数百年も経過すると、流石に最近は傷みが目立つようになってきました。

そこで、2年以上前から「模刻・新調品」の計画を始めていたところ、京都府及び京都市や山鉾連合会の支援を得て、この度やっと実現の運びとなりました。

作成を依頼した「さわの道玄」様の親身なお仕事をして頂き、昨年の暮れには白木での彫刻作業が殆ど出来上がり、その後最終彫り込みをした後、彩色も完成。

このほど無事に、見事な出来映えの模刻・新調の鳩が納品されました。

今年のお祭りからは、町会所に「新旧両方の鳩」を並べて披露し、巡行には模刻・新調の鳩で参加します。

巡行用の鳥居への取り付けも試してみました。

いよいよ今年のお祭りまで、あと2ヶ月となりましたので、八幡山HP管理チームも、動き始めました。

19日は、メンバー7名の内、6名が集まって、HPの改良点や新規掲載事項について相談会です。

また、今年のお祭りについて、いろいろと懸案していることの実現についても話題沸騰。

お祭りが、今年も滞り無く運営出来ますように。

また、HPを充実することによって、より多くの大勢の人に「祇園祭」を知って頂けるように知恵を絞りたいと思います。

5月19日の八幡山HP会議で、新しく画像や解説をアップすることになり、昨日まででだいぶん進みました。

懸案事項の中には、収蔵庫から出して会所飾りを始めてからでないと出来ない作業もたくさん有るので、

それらをしっかりメモしておき、年に一度の機会に、撮影したり、サイズを計測したりする予定です。

また、今年の行司さんが、高倉小学校、学園大、紫織庵さん、くろちくさんと相談して、今年の「粽造り」は、7月9日と決めてくれました。

今年も、くろちくさんと、紫織庵さんを会場にして、学園大生の応援を得て小学5年生110人が八幡山の粽つくりの体験をします。

その他にも、お祭りに必要な諸々の準備が、着々と進んでいます。

HP会議としては、次回の例会を7月8日に開き、お祭り向けての最終打ち合わせをする予定です。(萬)

昨年から、いろいろと模索して制作に掛かっていた「八幡山の鳩」の、復元・新調品が完成しました。

6月24日の京都新聞で広く紹介されましたし、7月14.15.16日には、会所飾りでは、新旧を並べて皆さんに御披露いたします。

また、17日には鮮やかな彩色を施した「新鳩」を、鳥居の上に取り付けて巡行します。(萬)

6/24京都新聞記事を掲載します。

7月2日 京都市役所・会議場で籤取り式が行われました。八幡山は、後祭・山五番です。(先頭の長刀鉾から数えて、31番目)

今年(平成24年)の巡行順は次の通り。番号後の★はくじ取らず。

【さきの祭り】

(1★)長刀鉾(2)郭巨(かっきょ)山(3)霰(あられ)天神山(4)蟷螂(とうろう)山

(5★)函谷(かんこ)鉾(6)油天神山(7)綾傘鉾(8)占出(うらで)山(9)月鉾

(10)孟宗山(11)太子山(12)木賊(とくさ)山(13)(菊水鉾(14)伯牙山

(15)四条傘鉾(16)芦刈山(17)鶏鉾(18)白楽天山(19)山伏山

(20)保昌(ほうしょう)山(21★)放下(ほうか)鉾(22★)岩戸山(23★)船鉾

【あとの祭り】

(24★)橋弁慶山(25★)北観音山(26)鈴鹿山(27)浄妙山(28)黒主山(29★)南観音山

(30)鯉山(31)八幡山(32)役行者(えんのぎょうじゃ)山(33★)大船鉾

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七月二日の「籤取り式」が済んで、33基の山や鉾では、それぞれにお祭りの準備を始めて居られます。

八幡山でも、小学生110人を迎えての九日の粽つくりに備えて準備に余念が有りません。

また、10日には町内の皆さんがそろって「吉符入りの儀」で、今年のお祭りの無事を祈念します。

この日から、お山の骨組みも始まりますし、もろもろの用事が増えて、八幡山の動きが活発になります。

八幡山の、今年復刻した「鳩」や300年前の「祇園祭礼図屏風」が、新聞やラジオで紹介されたので、訪れる人が増えるかも

八幡山では、その他にも沢山の屏風を所有しているので、町内の各お宅の玄関をお借りして、お祭りの3日間だけ披露して「屏風祭り」として、皆さんに喜んで貰っています。

また、毎年の「御奉賛の御願い」にも、次々と連絡が入って居るので、有りがたく思って居ります。(萬)

八幡山では、14日の朝から町会所と「お山」の飾り付けを始めて、16日の深夜まで皆さんに披露しました。

そして、17日の早朝からは「本飾り」をして、そのまま巡行に出発。

10時に出て、2時に帰還する間、とてつもない猛暑でお供の我々も、ボランティアの担ぎ手も、体調管理が大変でした。

18日は、町内の人が総出いろいろな懸装品を土蔵に収納して、一件落着。来年まではお別れです。

その夜には、よく頑張ったみなさん61人が、一同に介して慰労会を催し、お互いの労苦を讃え合いました。

そして今日20日は、各地から寄せられた「御奉賛」のお返しに「お授け品」の発送を行い、全て完了いたしました。

御奉賛頂いた方々、本当にありがとうございました。八幡山の為、有意義に使わせて頂きます。

今後とも、よろしくおねがいします。

今年のお祭りの内容で、お知らせしたいことが山ほど有りますが、とにかく為すべき事が多すぎて、なかなか実現できておりません。

近いうちに、今年のお祭りを、八幡山の様子を画像とともに掲載させて頂きますので、楽しみにしていてください。(萬)

八幡山では、7月10日に「吉符入り」を行い、7月14日の朝からは、町内の人が30人ほど集まって会所飾りとお山飾りをしました。

そして午後からは、八坂神社の神官をお迎えして「清祓の神事」が有り、神事の後、恒例の記念撮影ですからみなさん神妙です。

これで、いよいよお祭りの始まりです。

いつもは静かな「はちまんさんの町会所」は、14.15.16日と、御参りや観光の人が次々と来られて、おお賑わいです。

テントの中では、授受品の粽、お守り、鳩笛、鳩鈴、手拭い、うちわ等を、可愛い子供達が、童歌を唱いながら売っています。

八幡山の浴衣は、何種類も有って、みなさんこれを着て会所に詰めます。

巡行で、お山を担いでくれるボランティアの皆さんです

朝から、第一装のお飾りをしつらえた「八幡山」の前で、お供の人達が記念撮影。

このあと、我々もボランティアの人達にも、4時間に渡る猛暑の巡行が控えていました。

17日の八幡山では、大工方が一人熱中症になりましたが、大事には至らず、無事に神聖な巡行を終えました。

18日には、またまた皆さんで、大事な懸装品や、所蔵美術品を収蔵庫に収めて、夜は大宴会の「足洗慰労会」で、今年の締めとなりました。(萬)

祇園祭を無事に終えて、ホッとした8月10日は恒例の「八幡山放生会」の神事です。

今年の行司さんは、前日から準備をされて、今日はみなさんより一時間早く来られていました。

そこへ、石清水八幡宮から二人の神官が来られて神前お飾りの配置を点検されます。

いろいろな神具を設置。 これで完了。神官は着替えに・・。

定刻10時から「放生会神事」の開式です。

我々が日頃から、知らず知らずに犯した罪科を懺悔する「放生会」は、全国各地、いろいろな神社仏閣で行われています。

日頃から食している、魚などを「放生池」に放して供養するところから「放生会」と言われているそうです。

30分ほどの祝詞の後、祭司と、八幡山代表の玉串奉奠で無事に終了。

参列者皆で、お下がりのするめと昆布を頂いて、御神酒を一口。

帰りには皆さんに、きぼしの「吹き寄せ」と、二条若狭屋の「鮎菓子」が配られます。

これで、今年の八幡山の行事は全て終了。12月13日の「事始め」で、次の行司さんに引き継がれます。

八幡山では、今年のお祭りを無事に終え、8月の放生会の神事後は、しばし一息ついています。

代表理事さんや連合会本部役員さんは、33基の山鉾全体の決めごとが数多く有るので、度々の会合を

されているようですが。

特に「前祭(さきまつり)、後祭(あとまつり)の分離巡行」についての会議は祇園祭そのものや、京都市にも大きな影響をおよぼ

すので慎重に進められているようです。

我が八幡山でも、10月27日に、久しぶりでHP会議を持ちました。

12月13日の事始めには、行司さんの引き継ぎが有り、いよいよ来年のお祭りに向けてのスタート

となるので、改めて我々の役割の確認をする為です。

また、日ごとにレベルアップする、IT関連の機器に対応すべく、我が八幡山も、HPの大幅改編の検討

に入りました。

近いうちに、大きく刷新した「八幡山HP」を公開することになります。(萬)

11月16日に「山鉾連合会法人設立二十周年記念会」が、ウェスティン都ホテルで催されました。

八坂神社の神官様、京都府、京都市の首長様と、関係部門の大勢の人、消防関係の人々、地域の各団体代表、お祭りの後援者団体、それに各山鉾町からも数人ずつが出席です。

もちろん、連合会の役員さんは、14人全員がホスト側で出席。総勢300名程の宴でした。

当初、祝辞と功労者への感謝状贈呈が一時間程有り、その後、金剛流の祝舞を鑑賞してから宴会になり、会場は大賑わいとなりました。

我が八幡山からも、4人が出席して、祝宴を楽しんで来ました。

日本を代表するお祭りを支える人々が、一堂に介して居られるのは、なかなか圧巻でした。

12月3日、八幡山の理事と評議員が12名集まって恒例の「年度末会議」を持ちました。

今年一年間のいろいろな行事を振り返って、みんなで講評するとともに、来年度の計画を練ります。

今年の収支決算報告と、来年の予算計画も決まりました。

そして13日の「事始め」には、今年の行司チームから、来年のチームに引き継がれます。

とは言うものの、理事・評議員12人はそれぞれ分担作業を持って居るので、お祭りの間は出ずっぱりです。

お祭りそのものは、7月にほとんどの行事が集中していますが、諸々の用事は、このように年間を通して

行われています。

会議の後は、やはり慰労夕食会。

今回は、理事の一人が先日開店したばかりのダイニングバー「ことでん」の味を、みなさんで賞味しま

した。

生ハム、刺身、唐揚げ、てっちりに鮭ごはんに、ビール、お酒、ワインなどアルコールもたっぷりなの

に、リーズナブルな価格でした。(萬)

八幡山では、毎年12月に共同で「大型ゴミの回収」をしています。

今年も12月8日に、町内の各家庭から沢山の「ゴミ」が町会所に集められました。

各自で処理するのは、費用も手間も大変でなかなか実行できませんが、共同でとなると、助け合えるの 

で、運搬と整理がじつにスムーズに運びます。

一時は、凄いゴミの山でしたが、業者さんのトラックが到着してからは、次々に積み込まれて、3時間後

には、もと静かな八幡山に戻りました。

こうして、八幡山の町衆は、歳の暮れの整理と新年の準備を進めて行きます。(萬)