八幡山かわら版

京都・祇園祭の八幡山の話題や行事日程に限らず、京都・祇園祭の様々な山鉾町の様子を写真を交えてご紹介していきます。

八幡山では、今年の夏も「放生会」を行いました。

この八幡山の神事は、筆者が記憶にある限りでも75年以上前から行われて居ます。

 

放生会(ほうじょうえ)は、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式

放生会はインドに起源をもつ行事で、中国日本にも伝えられたという[2]

また、インド由来の六道輪廻説と中国のが一体化したものであるともいう[3]

 

8月10日の午前10時に、石清水八幡宮から神官をお二人迎えて、町内の皆さんが八幡山宮の前に集まりました。

神官の祝詞と、玉串奉奠に続いて、今年の主行司さんと理事長が玉串を捧げます。

このあと、みなさんで御神酒を頂戴して、お下がりを頂いたら解散です。

これで無事に、放生会の神事を終えました。

放生会の神事の動画は「こちら」と「こちら」から。

これで、今年の八幡山の神事は全て終えました。

(萬)

 

今年のお祭りは、巡行があと30分と言う処で急に夕立が来ました。

もともと天候が怪しいので、主行司さんの判断で、カッパは着けたままでの巡行でしたから、

懸装品全部がズブ濡れとまではゆかなかったので助かりましたが、やはり相当に濡れました。

町内のお宅を借りて、それらを乾燥させて頂きます。

その動画は「こちら」から。

懸装品は分厚いので、なかなか乾くことが無いので、やっと8月9日に収蔵庫に戻しました。

しかし、本来の場所には収納出来て無いので、11月頃に改めて大人数が集まって収納のやり直しをします。

それらの作業を終えてからやっと、今年の行司さんたちのお役が終わります。

(萬)

 

24日は、いよいよ後祭の巡行日。

八幡山では、6時50分から、本飾りを始めて8時過ぎには出来上がり、皆さん裃に着替えて8時30分に出発です。

今年のの行司さんの大丈夫表は、赤とピンクのリボンを着けて巡行をリードします。

市役所前を行く八幡山

大勢のお客さんが観覧席に。

 

 

途中で全員の記念撮影。

皆さん、このような裃で八幡山のお供をします。

あと30分で八幡山の会所に帰れるというところで「京のにわか雨」

その動画は「こちら」から。

ズブ濡れになりながらも、やっと会所に戻りました。

その動画は「こちら」から。

少し遅れて帰ってきた「鷹山」さんの動画は「こちら」から。

斯うして後祭の巡行で、京の街を浄めたので、夕方から御神輿が市内を練り歩いてから八坂神社へ還られます。

四若の御神輿の動画は「こちら」から。

錦の御神輿の動画は「こちら」から。

(萬)

 

八幡山にも、今年の真松が来ました。

その様子の動画は「こちら」から。

20日の夕方には、真松と骨組みの出来上がった八幡山を、試し曳きします。

 

町内の人が、老いも若きも出て来て、八幡山を曳きます。

あれっ、町内の人に混じって観光客も混じっています。

舁き初めの動画は「こちら」から。

 

舁き初めが終わると、いよいよ21日は、八幡山の山建てです。

お山を飾ると同時に、沢山の懸装品を町会所に展示します。

お隣の、南観音山と、北観音山が曳き八幡山初めで、八幡山まで来ました。

北観音山の曳き初めの動画は「こちら」から。

鷹山も曳き初めです。

鷹山の曳き初めの動画は「こちら」から。

お揃いのポロシャツを着て、作業開始です。

二つの収蔵庫から、次々に大事な織物、金物細工を出して展示します。

お飾りを全て終えた頃に、八坂神社から神官をお迎えして「清祓の儀」

お社で祝詞を奏上して貰って。

お山の御祓いを。

これから、3日間の「宵山」に入ります。

山には「経飾り」を施して、こまがた提灯に灯を入れます。

各お家の玄関の提灯にも、灯が入ります。

八幡山の宵山の様子の動画は「こちら」から。

宵山の最終日には毎年「行者さんのお参り」が有ります。

山伏三の読経の動画は「こちら」と「こちら」から。

 

 

 

 

 

17日に前祭の巡行が終わると、翌日18日は、八幡山が「吉符入り」を行います。

吉符入りとは、この日から本格的にお祭りに入ると言う事です。

吉符入り前の様子の動画は「こちら」から。

定刻に合わせて、町内の皆さんが集まり始めます。

 

行司さんに合わせて、全員で八幡さんに拝礼のあと、笙の演奏は「越天楽」

丹波市から来られた、仲摩さんの演奏です。

行司さんから、今年のお祭りについての説明です。

みなさん、今年のお祭りをよろしくお願い致します。

吉符入りの動画は「こちら」から。

 

数十年前と違って、男の祭では無く、女性の方々の活躍も大きいです。

みなさんよろしくお願い致します。(萬)

お隣の北観音山さんでも、鉾建てが始まりました。

いまだに、子の様な荒縄が使われて居ます。

北観音山産さん、南観音山さんの真松が届きました。

日本の真松のどうがは「こちら」から。

これを、どちらががどちらを使うかジャンケンで決められます。

17日は、前祭の山鉾23基の巡行です。

八幡山の町内は、丁度帰りコースになるので多くの山鉾が通ります。

函谷鉾の動画は「こちら」から。

こんな可愛い人達も、鉾を観にやってきます。

船鉾の動画は「こちら」空。

 

 

各家々では、二階の窓を全開して皆で鉾を観ます。

綾傘鉾の「棒振り踊り」の動画は「こちら」から。

蟷螂山が来ました。黄色い声で「動かしてーー」と言うと、蟷螂の足や羽根を動かしてくれます。

四条傘鉾の動画は「こちら」から。

菊水鉾が来ました。

車輪の大きな山鉾は、電線の無いこの新町通を通らないと町会所に帰れませんから、大きな鉾は全て通過します。

 

今年も、大勢の皆さんから、八幡山への御奉賛をありがとうございました。

7月31日に、お礼の「厄除け粽」お送り送りさせて頂きました。

諸事に追われまして、発送が遅れたことをお詫び申し上げます。

 

 

八幡山の祇園祭の様子は、このHPへの掲載が遅れて居りますが、おいおいと更新させて頂きます。

先ずは、31日の「夏越祭」の御報告です。

本年の祇園祭は、7月31日の「夏越祭」のをもって無事に全ての神事を終えました。

八幡山から、代表者が参列して、拝礼のあと、茅の輪くぐりをさせて頂いてまいりました。

八坂神社内の「疫神社」に、大きな茅の輪が設えられて、大勢の参拝者を迎えての「夏越祭」が挙行されました。

40分程の神事のあと、全員がこの茅の輪をくぐりました。

これで今年の祇園祭の終了です。

(萬)

 

 

10日頃からは順次、前祭の山鉾が建ち上がります。、

鉾鉾は、骨組みと真木が建ちました。

鶏鉾の動画は「こちら」から。

月鉾も、真木が建ちました。

真木の建てられた函谷鉾の動画は「こちら」から。

放下鉾はまだ、四角い骨組みだけです。

間近で観られる、建てる前の放下鉾の真木の動画は「こちら」から。

23基の、前祭の山鉾は、14日、15日、16日の宵山で、豪華な懸装品を見せて、お囃子をして皆さんを楽しませてくれます。

そして、17日には山鉾が巡行して市内を浄めた後、夕方には八坂神社から御神輿が三基出て来て、市内を練ります。

(萬)

 

先日、皆さんで作った八幡山の粽を、八坂神社まで運び込んで御祓いをして貰いました。

 

広蓋の上には「粽、手拭い、お守り」を載せて、御祈祷を受けます。

車に積んだ、全ての粽を御祓い。

 

無事に御祓いが終わりました。

これから、みなさんにお授けさせて頂きます。

(萬)

 

7月10日は、八幡山の町内の人が総出で、粽造りをしました。

粽はここまで出来た物が納品されて居ますが、これに5枚の「護符」と「化粧紙」を取り付けます。

これらを取り付けます。

 

みどりやさん会場。

昨年新調した、八幡山のポロシャツも見えます。

朝9時30分から集まって居ます。

八竹庵さん会場

粽造りの動画は「こちら」から。

午後からは、みどりやさん会場に全員が集まって仕上げます。

綺麗に仕上がりました。

後日、これらを全て車に積み込んで八坂神社まで運んで「お祓い」を受けます。

そうして、御奉賛頂いた方々や、町内の皆さん、宵山にお参りの方々にお分けします。

八幡山の宵山は、21日、22日、23日で、24日には「後祭」の11基の山鉾と一緒に市内を巡行します。

巡行で市内を浄めたあと、夕方には、御旅所に安置した御神輿三基が市内を練り歩いてから、八坂神社に還ります。

(萬)

24日の祇園祭の後祭では、毎年しんがりを巡行する「大船鉾さん」が、「たま」(車輪)を新調されたので

その披露にお邪魔してきました。

左が昨年までの「たま」  右が今回新調の「たま」

木材の選定や乾燥を経て、10年以上かけての事業はさぞかし大変だったことでしょう。

 

ずいぶんと大きくなりました。

心棒も、桁違いに重くて大きいです。

 

夜になると「二階囃子」が始まります。

20日に鉾が建つまでは、こうして二階で稽古をするので「二階囃子」です。

太鼓方、笛方、鉦方、なかなか綺麗な音色を奏でて居ます。

お囃子の動画は「こちら」と「こちら」と「こちら」からどうぞ。

 

7月2日は、祇園祭の山鉾34基が揃って、巡行の順序を決める「鬮取り式」です。

朝から、全山鉾の関係者が京都市役所の「議事会議場」に勢揃いしました。

市会議場の、議員さんの席に座らせて貰います。

これは、昨年の巡行順序です。

本籤を引く順序を決める「予備籤」は、この順番で引きます。

八幡山からは、主行司と、補佐一人が出席しました。

市役所入り口で記念撮影。

この日は、全山鉾の関係者が絽か紗の紋付き羽織袴で出席と決められて居ます。

予備籤会場にて。

ここでは八幡山の補佐は、一番籤を引きました。

そして、いよいよ本籤の巡行会場へ入ります。

厳粛な市会議場のひな壇に座らせて貰います。

34基の山鉾の内「籤取らず」と言って、巡行の順序が決まって居る山鉾が10基有ります。

その鉾の人達も、大事な検分役です。

周りには、歴代市長さんの肖像画が、ズラリと並んで居ます。

八幡山が籤を引く動画は「ここ」から。

八幡山が籤を受け取る動画は「ここ」から。

今年、新任されたばかりの松井市長には、正面の壇上で検分して貰います。

さあ、今日の八幡山の籤は?

八幡山は、五番籤を引きました。

文政7年(1818年)の「文箱」入れて、町内へ持ち帰ります。

24日の後祭では「籤改め場」で、松井市長にこの籤を検分して貰います。

続いて、京都市の司会で「祇園祭功労賞」の授与式が行われて、我が八幡山はNさんがその栄誉を受けられました。

その動画は「ここ」から。

(萬)

 

京の街が、蒸し暑くなってくると、いよいよお祭りが近いと感じさせられます。

各地で「梅雨入りのニュース」が流れてきましたから、祇園祭もすぐそこです。

先日から、八幡山への御奉賛をお願いしたところ、早速に大勢のみなさまからのお申し込みを頂いて居ります。

誠にありがとうございます。

八幡山では、今年の神事を司る「行司さん」たちの、二回目の会議が行われました。

これからは、様々な行事、神事が続きますので、あるときは2.3人で、あるときは大勢が集まって作業を進めます。

 中でも特に大切なのは、7月2日の「鬮取り式」7月10日の「粽造り」7月17日の「前祭巡行」7月18日の「八幡山吉符入り」7月21日の「八幡山山建て」

21日、22日、23日の「八幡山の宵山」 24日の「後祭巡行」25日の「八幡山山仕舞い」です。

もちろん、祇園祭は、7月30日までまだまだ行事が続きます。

その年の行司さん(神事係)は、何度か公の席へ正装で出席しますかが、その時に手にする「八幡山の白扇」

の「地紙」が出来上がりました。

これを、数日の間に、白扇に仕上げて貰って、数人の行司さんが持ちます。

これが、仕上がった「八幡山白扇」です。(もう20数年前の物なので、良い色になっています)

いよいよ「厄除け粽」も届きました。

これはまだ、笹を巻いただけなので、これに町内の人が総出で護符や化粧紙を取り付けてから

八坂神社で御祓いを受けて、それから、宵山でみなさまお分けすることになっています。

八幡山の粽には、このような護符を5枚取り付けます。

御奉賛頂いた方々には「特別限定のお授け品」と共に、後日送らせて頂きます。

(萬)

公益財団法人八幡山保存会の理事会が、令和6年2月10日に開催。2月24日に評議員会が開催され、昨年度(令和5年度)の事業報告と決算報告がなされ、承認されましたので、ここに決算書を掲示(公告)いたします。

 

八幡山では、その年のお祭りの采配を担当する人達を「行司さん」と呼びます。

行司さんは、二組有って一年毎に違う組が担当します。

行司さんを束ねるのが「主行司さん」で、この度、主行司さんから招集が掛かり「行司会議」が持たれました。

お祭りの日程こそ毎年と同じですが、それまでに今年準備すべきことをいろいろと打ち合わせします。

厄除け粽や、鳩笛鉢鈴、手拭いなどの発注数の検討。

行司さんが、一部参加する作業や、全員参加の作業などの確認も。

6月になれば、何度も出て来て準備に掛かります。

そして、お祭りが近づいたら、行司さん以外の人達みなさんにもお声がけしてみんなで作業します。

どうか今年も、変わりなくお祭りが挙行出来ますように。(萬)

 

 

2月の寒い日、八幡山の役員11人が集まって、令和5年度の事業報告と、決算報告の会議を持ちました。

理事長から、八幡山は今期も例年通りにお祭りは順調に挙行出来たとの報告。

会計さんからは、詳しい報告が有って、監査役からも「承認」との報告。

 

来月にはまた、来期の事業計画などの会議を済ませて、それからは本格的に今年のお祭りに向けての作業が始まります。(萬)

2024年1月元旦、新年明けましておめでとうございます。

八幡山では元日の朝10時から、恒例の「新年拝賀式」に30数人が集いました。

行司さん達は、1時間早く集まって拝賀式の準備に取りかかり、神前飾りを全て仕上げてから皆さんを待ちます。

時間に合わせて、町内のみなさんが次々と集まります。

皆さん、それぞれに新年の挨拶を交わしています。

主行司さんは、紋付き羽織袴で皆さんをお迎えです。

集まられた皆さんの様子の動画は「こちら」から。

10時丁度、全員で神前に拝礼。今年のお祭りの無事を祈願します。その後、御神酒を頂いてからお下がりのお菓子を受け取りました。

続いて町内のKさんが、謡曲「翁」を奉納。謡曲の動画がは「こちら」から。

主行司さんから、今年のお祭りについてのお話しが有ります。

正月早々から、大事故が続いて心配ではありますが、どうか世の中が落ち着いて祇園祭が滞り無く挙行で来ますように。(萬)

 

 

 

 

2024年(令和6年度)の記事を掲載致します。

12月13日は「事始め」

八幡山では毎年、この日に行司さんの引き継ぎが行われます。

今年一年、お祭りの一切を取り仕切られた行司さんから、来年の行司さんに資料が引き継がれました。

新しい行司さんは、行司引き継ぎの挨拶回覧を回して、元日の朝10時から行われる「八幡山新年拝賀式」の準備に取りかかります。

お社、土蔵、収蔵庫、玄関の注連縄も交換して、新年を迎える準備です。

主行司さんには、お手伝いされる10人程の行司さんが居られるので、皆で協力してお役を務めます。(萬)

 

八幡山の町内では、毎年の12月始めに「大型ゴミ回収」を行います。

今年も、12月2日に行われました。

個々に提出するととても高くつくので、町内でまとめて出せば割安になります。

また、費用は町内会費で支払うので、みなさんに好評です。

町会長さんはお世話が大変ですがね。

 

今年も沢山の大ゴミが集まりました。

 

好きな出物があれば、持ち帰る人も居ます。「何か良い物が無いかなあ」

お祭りで賑わう八幡山の広場が、今日だけはゴミの山です。

 

7.8人の業者さんが、分別しながら次々にトラックに積み込んでゆきます。

 

特に大きい物や、沢山出す人のうちへは、皆が応援に行って運びます。

例年より多く出たゴミも、お昼過ぎにはすっかり片付いて、また静かな八幡山の戻りました。

これで、すっきりとした気持ちで新年を迎えられます。(萬)

1000年以上の歴史を重ねている「祇園祭」は、1923年に「山鉾連合会」が結成されて以来、一層結束が強く

まとまって、さまざまなお祭の行事が進めやすくなりました。

それから正に100年を経過したことを記念して、祝賀会が催されました。

山鉾連合会の役員さんを始め、各山鉾の代表者が出席して、多くの来賓もお迎えして盛大な催しになりました。

八坂神社からも、立派なお花が届いています。

京都に移転したばかりの、文化庁長官徳倉俊一氏の祝辞

西脇隆俊京都府知事の祝辞。

 

門川大作京都市長の祝辞。

木村幾次郎山鉾連合会理事長の挨拶。

 

パネルディスカッションでは、改めて祇園祭の歴史を確認するとともに、将来の展望も話題に上がりました。

目出度い「鏡割り」で、祝宴の始まりです。

 

綺麗どころの踊りも。

 

お祭りの維持に不可欠の、人、物、金については、大変厳しい先行きですが、先人の労苦に報いる為にも

みんなで智恵を出し合って、継続してゆかなくては。

八幡山も、理事長と理事二人が宴席に赴いて、お祝いをさせて頂きました。

これからも町内の人々がしっかり連携してお祭り継承に努力させて頂きます。(萬)

 

八幡山では宵山に、様々なお授け品を授与させて頂いて居りますが、その際、大きな物や沢山になりますと

マチの有る紐付きの袋にお入れしています。

小さな物なら紐無しの手提げ袋でお渡ししています。

 

この袋には、八幡山のHPへすぐに入れるQRコードがプリントして無かったので、在庫の袋に全てQRコードのシール貼りをしました。

1000枚以上の在庫の袋の全てに、貼る作業はなかなか大変でしたが、無事に終えられました。

次回からQRコードは、印刷の段階でプリントされて居るのでこの作業は要りません。

さて八幡山では、毎年の12月13日の「事始め」に、その年の神事係「行司さん」の交替を行います。

その日からは新しい行司さんが、来年のお祭りに向けて始動を始めます。

みなさま、来年も八幡山に是非お参り下さい。(萬)

 

京都市から、北に向かうこと20キロに、亀岡市が有ります。

明智光秀が築城した亀山城を中心として、京都へ向かう要所として大変賑わいました。

そこではやはり、京都の祇園祭と同じような「山」が11基有って、毎年10月に宵山飾りをして

その後巡行もされています。

亀岡祭のHPは「https://www.k-yamahoko.com 」ここです。

欄縁に腰掛けて笛を吹くのは、八幡山の囃子方の稽古頭Fさんです。

八幡山の出発の動画は「こちら」から。

 

 その11基の中に「八幡山」が有るのです。

我が八幡山と同じく「応神天皇」を御神体として、町内の皆さんが護っておられます。

数年前から、八幡山どうしの付き合いが出来て、お互いのお祭りに訪問して交流をさせてもらっています。

小振りながら、囃子方が十数人乗り込んで賑やかに巡行されます。

八幡山から、二人が御神酒を持参して御挨拶に伺い、巡行の出発を拝見しました。

その後は、急いで「籤改め場」へ移動して、籤改めを拝見。

「翁山」だけは、籤取らずの一番でした。

その後は、京都と同じように、各山の代表が、市長さんに籤を改めて貰ってから進みます。

高砂山の音頭取りの動画は「こちら」から。

高砂山の子供達は、鉦方です。

ちょっと小さめの山なので、回転もスムーズです。「三輪山」の回転動画は「こちら」から。

八幡山の回転動画は「こちら」から。

順番が来るまで、待機中の、三輪山と稲荷山。

武内山の威勢の良い音頭取りの動画は「こちら」から。

鍬山と八幡山が離合します。スムースな離合の為に、鍬山の屋根は両方とも跳ね上げられます。

離合の動画は「こちら」と「こちら」から。

どのお山も2時頃に、各町内に戻って落ち着かれたのを見届けてから帰途に就きました。

亀岡祭、おめでとうございました。(萬)

今年も沢山の方々から、八幡山への御奉賛を頂きました。

誠にありがとうございました。

遅ればせながら。7月末ギリギリに「厄除け粽」を送らせて頂きました。

ミスが有っては、せっかくのお心に失礼なので、充分に点検しながらの作業です。

 

 

 

これで出来上がり。早速発送します。

(萬)

 

例年の8月10日は、八幡山に石清水八幡宮から神官をお迎えして「放生会」の神事を行います。

朝から、行司さんたちは、神前飾りをして、皆さんの参列を待ちます。

 

神官が来られました。

八幡山では、石清水八幡宮を分祀しているので、もう長いお付き合いです。

 大汗をかきながら、丁寧な「祝詞」をお聴きします。

 

今年の主行司さんが玉串を奉奠。

 

 

町内会長さんも、玉串を。

 

みなさんで、御神酒を頂いてから無事解散です。

この日の「放生会」で、今年の八幡山の行事は全て終えました。

あとは、また来年のお祭りに向けての準備作業です。

(萬)

 

7月25日は、またまた町内の人が総出で、懸装品を土蔵と収蔵庫に納めます。

お昼過ぎには無事に全てを納めて、先ずはホッとしました。

夜は、長いお祭の間の皆で慰労する会が開かれて、皆さんの安堵感がよく判りました。

全ての行事、神事を取り仕切られた、今年の行司さん達、ご苦労様でした。

 

来年の行司さん達の紹介です。

 

八幡山の最長老の挨拶。

慰労会の動画は「こちら」から。

皆で記念撮影。また来年も頑張りましょう。

(萬)

後祭の巡行で、浄められた京の街を御神輿が練り歩いて、深夜には八坂神社に還られます。

御神輿の先触れ。

先触れの動画は「こちら」から。

「三若の神輿」「四若の神輿」「錦の神輿」が、勢いよく三条通を東に向かいます。

三若の神輿の動画は「こちら」から。

四若の神輿の動画は「こちら」から。

(萬)

 

24日の早朝6時50分に、町内全員が集合して「巡行飾り」です。

 

八神社過ぎには無事に飾り付け完了。

みんな急いで、裃に着替えて、出発に備えます。

 

町内を出発する八幡山。

御池通の前で待機する八幡山の動画は「こちら」から。

 

御池通で、巡行の出発を待ちます。

御池通を巡行する八幡山。

 

市役所前を巡行する八幡山

お供のみなさん、全員で記念撮影。

四条まで帰った八幡山の動画は「こちら」から。

四条新町まで帰った八幡山の動画は「こちら」から。

無事に巡行を終えて、町会所まで戻った八幡山の動画は「こちら」から。

(萬)

八幡山では、町会所の飾り付けと、お山への飾り付けを「山建て」と呼んでいます。

毎年の7月21日は、土蔵や収蔵庫から懸装品を出してきて、町会所とお山に飾り付けをします。

先ずは、神前飾りです。

会所内も綺麗に飾れました。

お山飾りも出来て、駒形提灯にも灯が入りました。

八坂神社から写真館を向かえて「清祓いの儀」

主行司さんと共に、町内の皆さん参列して拝礼します。

清祓いの動画は「こちら」から。

祝詞を聴きます。

動画は「こちら」から。

 

八幡山の所蔵屏風は、町内のお宅をかりて一堂に展示しています。

屏風展示の動画は「こちら」から。

八幡山の宵山の動画は「こちら」から。

宵山23日は、例の通り山伏の御一行が数十人来られて、般若心経を唱えて巡行の無事を祈願して貰えます。

行者さん参拝の動画は「こちら」から。

北観音山の宵山動画は「こちら」から。

南観音山の、宵山動画は「こちら」から。

明日はいよいよ、後祭の巡行です。

(萬)

7月17日は、前祭の巡行です。

八幡山の間絵は、巡行コースになっているので、沢山の山鉾が通過してゆきます。

 

八幡山の町会所まえを巡行する「岩戸山」

 

町内の家々の二階は、大勢のお客さんを迎えています。

 

郭巨山が通過。

(萬)

7月17日の「前祭巡行」が行われ、その夜に八坂神社から御神輿が三基お出ましになって、御旅所に入られると

いよいよ我が八幡山の後祭が始まります。

18日は、八幡山の「吉符入りの儀」で、町内の皆さんが揃って、はちまんさんにお参りして、お祭りの始まりです。

今年のお祭りを取り仕切る「行司さん達」から、いろいろな案内とお知らせが有って、いよいよと気持ちが引き締まります。

清祓いの始まる前の様子は「こちら」から。

清祓いの、神事の動画は「こちら」と「こちら」から。

お隣の「鷹山さん」は、昨年に196年ぶりの復帰を果たして、2年目の今年も張り切って山建てをされています。

 

鷹山さんの骨組みが出来て来ました。この大きな2本の「石持」に車輪が取り付けられます。

鷹山さんの曳き初めの動画は「こちら」から。

八幡山の骨組みも出来ました。

 

これから、松を立てます。

八幡山の松が立ちました。

町内の人達がお揃いのシャツを着て、八幡山の舁き初めです。

二日後に行われた「八幡山の舁き初め」の動画は「こちら」から。

 

大船鉾さんも、骨組みがで来て居ます。やはり、船の形はよく判ります。

これは、北観音山さん。

大勢の人が「縄がらみ」を使って、骨組みを仕上げてゆきます。

北観音山さんの曳き初めの動画は「こちら」から。

北観音山さんの、宵山の動画は「こちら」から。

こうして、21日、22日、23日の宵山、24日の「後祭巡行」に向けて、11基の山鉾が準備にピッチを上げます。

(萬)

 

今年も多くの方々から、八幡山への御奉賛をありがとうございました。

7月31日に、お礼状と共に返礼の授与品を発送させて頂きました。

誠にありがとうございました。

もし、数日経過しても届かない場合は御一報ください。

充分に念を入れて作業させて頂きましたが、当方に手落ちが有ると申し訳ありませんので・・・。

HP担当   萬木寛次

今日からいよいよ後まつりの始まりです。

2023年も、八幡山へ大勢の方から御奉賛を頂きました。

おかげさまで、予定して居りました人数に達しましたので、18日の10時をもちまして受付を締め切らせて頂きます。

尚、お申し込みをお受けして、送金先をお知らせしたお方は入金を確認させて頂いたら有効でございます。

みなさま、誠にありがとうございました。

貴重なお志は、今日からのお祭りに使わせて頂きます。

御奉賛頂いた方々には、お祭りの後、厄除け粽などを送らせて頂きます。

(萬)

 

大勢の皆さんから、八幡山への御奉賛をありがとうございました

おかげさまで、予定して居りました人数に近くなりましたので、今から先着数人の方をお受けした時点で

受け付け締めきりとさせて頂きます。

21日、22日、23日の八幡山の宵山でお待ちして居ります。

(萬)

 

いよいよ今日は、前祭の宵々山です。

昨夜の、放下鉾と、菊水鉾、霰天神山の画像を紹介させて頂きます。

放下鉾のお囃子の動画は「こちら」から。

放下鉾の「鉦方の房」の動画は「こちら」から。

鉾町では、二階囃子が流れる七月早々に、八幡山の皆さんが揃って「厄除け粽造り」をしました。

いつものように、二つの大学から学生さんの応援も得て、予定より早く終えられました。

第一会場は、町内の「八竹庵」さん

貴重な「町屋美術館」の由緒有るお部屋をお借りしての作業です。

八竹庵さんの部屋は、すっかり「夏仕様」に設えられています。

畳を傷めないように、ブルーシートを敷いて、5枚の化粧紙を取り付ける順序と、コツを確認しながら・・・。

みなさん、真剣そのものです。

 

第2会場は、呉服屋さんの「みどりやさん」の店舗をおかりして。

今年新調した、八幡山のポロシャツで作業されています。

お祭りが始まったら、八幡山はこのシャツの人があちらこちらで頑張って居ます。 

厄除け粽は、茅の葉を巻いて「粽」の状態にまでは京都北山の人達が作ってくれて居ます。上の画像のとおり。

その粽に、このような5枚の化粧紙を取り付けてゆきます。

これがなかなかの手間仕事で、器用な人は腕の見せどころです。

因みに、福寿海無量の意味は「幸せやおめでたい事が、海の水のように溢れるほどやってくる」と言うことです。

蘇民将来子孫也の意味は下の画像を御覧下さい。

祇園祭は、こうして皆さんの邪気を追い払う、厄除けの役目を果たしています。

粽造りの動画は「こちら」から。

「厄除けちまき」が、次々に綺麗に仕上がってゆきます。

これらは全て、八坂神社に運び込んで御祓いを受けてから、21日、22日、23日の宵山に、皆さんのお手元に渡ります。

昨年は、21日に売り切れとなり、大変御迷惑をお掛けしましたので今年は少々増やしましたが、果たして・・。

八幡山へ御奉賛をお申し込みの方々へは、この中から取り置きをする事になっております。

(萬)

今年も、予てより八幡山への御奉賛を御願いして居りましたところ、大勢の方々からお申し込みを頂き

既に送金も済ませて貰っております。

誠にありがとうございます。

おかげさまで、7月13日現在に、当初予定して居りました人数に迫って参りました。

数日中に締め切りとさせて頂くかも知れません。

なお、お申し込み頂いた方々には、お祭りのあとなるべく早く「厄除け粽」に加えて

御奉賛者様限定の授与品などを送らせて頂きます。

(萬)

いよいよ、お祭りが近づいてきました。

八幡さんのお庭も、綺麗にしておかなくてはと、剪定をしました。

お社と収蔵庫の間の木を刈りました。

ここまで出来ました。

奥の広場の木も刈ります。

ここまで出来ました。

 

お社の隣の、石灯籠と手水鉢の周りも、綺麗になりました。

21日、22日、23日の宵山には、この庭に大勢の参拝者が来られます。

(萬)

 

明日からいよいよ7月、祇園祭の始まりです。

コロナの状勢が、まだまだ楽観出来ない様子では有りますが、34基の山鉾は、お祭りに向けてまっしぐらです。

山鉾の巡行路で、ここ新町通だけは道幅4メートルと、大変狭くなっています。

その狭いことが、観覧者の興味を引いて居る事も有るのですが、巡行の関係者は大変です。

電柱と電線に鉾がかからないように細心の注意を払います。

ですから毎年、この時期になると、八幡山の有る新町通では、このように電柱と電線に黄色いネットカバーが懸けられます。

これを見ると「いよいよやなあ」と言う思いが祇園祭の町衆の心意気を駆り立てます。

屋根方は、このように注意を払います。

電線を足で押して・・。

鉾の屋根が電柱に当たらないように押してます。

新町通の巡行の様子の動画は「こちら」から。

新町通の巡行を二階から観る動画は「こちら」から。

新町通のお隣の通りはこの通り、見事な電線の束です。

本来ならこの状態になるべき電線が、お祭りの為だけに、一本も無くして居るのが新町通です。(萬)

 

八幡山では、21日、22日、23日の宵山に来られた参拝者がお求めになったお授け品を入れる袋を従来から準備しております。

それも、マチ付きの大きめの物とマち無しの小さめとの2種類が有ります。

その袋に、今年から八幡山ホームページへ簡単に訪問して貰えるように、QRコードを入れました。

これで、またまた八幡山HPへの御訪問が増えれば有り難いと思って居ります。(萬)

例年の様に、沢山の方々からの御奉賛のお申し込みをありがとうございます。

振り込み先の連絡と、御入金報告が遅れる場合が合った事をお許し下さい。

もし連絡が遅れましても、3日以上は空けない予定をして居りますので御容赦下さい。

なお、御奉賛の方々への返礼用「厄除け粽」等々の、人数に達しましたら、締めきり日前に受付終了になる事もございますので

御了承ください。

 

 

今年から、八幡山ではお揃いのポロシヤツを着て、お祭りで活躍しようかと言う事になり、入念に準備していたシャツが出来上がりました。

背中は、八幡山の御朱印のロゴをそのままま拡大して、プリントしています。

 

左腕には、八幡さんのお使いの「向かい鳩」を入れて居ります。

町内の皆さんが、これを来て八幡さんに結集される日が楽しみです。

ちなみに、このシャツは、八幡山関係者のみが着用しますので、お譲りする事は出来ないのですみません。

21日、22日、23日の宵山に八幡山に来られて、お尋ねになりたいことが有ればこのシャツを着た人を探してください。

もちろん、展示されたたくさんの屏風の解説員は別に待機させて頂いて居ります。

(萬)

今年も八幡山への御奉賛のお願いをさせて頂いたところ、早くから多くのお申し込みを頂いて居ります。、

誠にありがとうございます。

そんなとき、山鉾連合会から、今年の「祇園祭ポスター」が届きました。

17日の前祭からは「長刀鉾」、24日の後祭からは「大船鉾」が登場しています。

こうして、みなさんに紹介しています。

おりしも、今日の八幡山は、お授け物を入れる袋の準備をしました。

鳩笛などを入れるちょっと大きめの、紐付き袋。

 

粽を入れる紐無しの袋。

7月21日、22日、23日の宵山に向けて、これから様々な作業が控えて居ます。

今年の神事係10数人は、参拝者、観光者に喜んで貰えるように頑張って居ます。(萬)

公益財団法人 八幡山保存会の理事会が2月4日に開催。2月18日に評議員会が開催され、昨年度(令和4年度)事業報告と決算報告がなされましたので、ここに決算書(貸借対照表)を掲示(公告)致します。

2月早々に、新年初の「八幡山役員会議」が開かれました。

役員十一人が揃ったところで、理事長から昨年の事業報告が、会計さんからは昨年の会計報告がそれぞれ行われ

監査役から「監査の結果、全て適正です」との報告もありました。

その後、今年のお祭りについて、いろいろな打ち合わせで、皆さんから沢山の意見が出て協議されました。

良い堤案が出て、即決された事案や、今後の検討事項など等が有ります。

まだ宿題もありますが、お祭りまではあと5ヶ月なので少しずつ進められます。

新役員さんからの挨拶も有りました。これからよろしくお願い致します。

二十代から八十代まで幅広い年代の役員さんたちが、一生懸命に意見を出し合うので、八幡山は良い方向に向かって居ます。

この春の間にもう一度集まって、今年のお祭りについての相談が済めば、厄除け粽やお守り、鳩笛鳩鈴、手拭いなどの発注準備に掛かります。(萬)

令和5年、新年明けましておめでとうございます。

いつも八幡山HPへの御訪問をありがとうございます。

今年もどうかよろしくお願い致します。

 八幡山では恒例どおり、1月1日の朝10時に、御町内の皆さんがお揃いで集まり「新年拝賀式」を執り行いました。 

お正月の神前飾りが整った、八幡山の本殿お社。

本年の八幡山の、神事、行事を取り仕切る行司さん達は、元旦の早い時間から集まって、拝賀式の準備をされました。 

10時の拝礼に合わせて、皆さん続々と参集されます。

 皆さんの様子の動画は「こちら」と「こちら」から。

そこここで、新年の挨拶が交わされています。

やはり今年のお正月も、マスクは外せませんでした。

10時丁度に三十数人が揃って神前に拝礼して、今年のお祭りの無事と、町内みなさんの安泰を祈念しました。

紋付き羽織袴の本年の主行司さんが、新年の挨拶です。

今年も町衆の一人kさんが、謡曲「翁」を神前に奉納されました。

その様子の動画は「こちら」から。

みなさん「昆布とするめ」をいただいて、御神酒を一口。

「二條若狭屋」の、正月菓子のお下がりを受け取ってから解散です。

これからまた7月のお祭りに向けて行司さんたちを中心にして、町内の町衆全員が協力して少しずつ準備に掛かります。

コロナで2年飛んだ山鉾巡行が、昨年やっと復活出来たので、ことしも同じように賑やかなお祭りにしたいと願っています。(萬)

 2020年の春から拡がったコロナ禍の為に、世界中全ての国で様々な活動が自粛されてきましたので

伝統ある祇園祭までもが二年連続で巡行中止と、苦渋の決断となりました。

2021年の「八幡山」では、巡行は出来ずとも、大事な懸装品の点検をするため、山建てと会所飾りを致しましたが、

残念ながら、一般公開は出来ずでした。

しかし2022年は、おかげさまでいろいろな制限が解かれて3年ぶりに宵山も巡行も行うことが出来ました。

さて今年2023年の祇園祭も、神事、行事を従来通り行える事になり、各山鉾では大変喜んでおります。

八幡山でも、お祭りに落ち度が無いように、神事係の人達が早くから作業項目を入念に確認しております。

いつも八幡山に御理解と御協力を頂いて居る皆様、どうか今年も八幡山への御奉賛お申し込みをお願い致します。

お志は八幡山の維持管理の為に、有効に使わせて頂きます。

今年は是非、久しぶりに八幡山にお参り頂きお山や懸装品を御覧になって下さい。

感染対策を充分にして、皆さんをお迎え出来る様に心がけて居ります。

御奉賛頂いた方々には、お祭り後に「厄除け粽」などの授与品を送らせて頂きますが、今年は特に

宵山ではお出ししない「奉賛者様だけの限定授与品」を御用意させて頂きます。

尚、御奉賛者様用の取り置き数になり次第、受付を閉め切りとさせて頂きますので御了承ください。

今年もまた、八幡山にお参り頂き、お山や懸装品を御覧になってください。

皆さんのお越しをお待ちしています。

お申し込み先は「八幡山厄除け粽」の画像の下に、明記して居ります。

  

 一口は3000円で、お申し込み先はこちらです。

このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

上記メールアドレスに、「お名前、郵便番号 住所、電話番号、お申し込み口数、メールアドレス(パソコンからのメールが受けられるもの)」

を記載頂き、お送り下さい。

 こちらから返信を差し上げます。どうかよろしくお願い致します。(萬)

暮れも押し詰まった令和4年の12月30日、八幡さんに来年の行司さん達が集まって、新年拝賀式の準備をされました。

八幡さんに懸けられて居る、四ヶ所の注連縄を新しく張り替えます。

この作業は、暮れとお祭り前の年二回行われます。

新しい注連縄に「紙垂」(しで)を四本ずつ取り付けてから懸けます。

 

表玄関の注連縄も交換します。

 

お社の注連縄。

収蔵庫の注連縄。

 

土蔵の注連縄。

四ヶ所の注連縄が新しくなりました。

 

神前飾りは一部だけにして、あとは元旦当日に。、

 

当日は、行司さん達が早めに集まって、神前飾りを完成させます。

賽銭箱、お供えもの用の三宝、御神酒徳利と土器などがスタンバイです。

八幡山は、この作業をもって、一年の行事を終えます。

今年も八幡山HPへの御訪問をありがとうございました。

また来年も、八幡山への御注目と御支援をよろしくお願い致します。(萬)

 

祇園祭には34基の山鉾がお参りする祗園の八坂神社が、2020年に国宝の指定を受けました。

指定についての経緯は「こちら」から御覧下さい。

その祝賀イベントは、コロナの為に遅れて居ましたが、今年になって順次開催されて居ます。

11月14日に八坂神社の拝殿では、井上流の奉納舞い「柱立て」が披露されました。

その様子は「こちら」から。

また、11月23日には「祝賀提灯行列」も挙行されて、神社関係者、祇園祭関係者が大勢参加して市内を練り歩きました。

18時に八坂神社を出発した行列は、四条を西へ、河原町を北へ、蛸薬師通を西へ、寺町通を南へ進んで「お旅所」へ。

御旅所からは四条通をまっすぐ祇園まで還って八坂神社南門で解散しま

あいにくの雨模様では有りましたが、八幡山からは理事長が代表して提灯を掲げて参加させて頂きました。

八坂神社西門から、四条通を西に向かう「提灯行列」

 

拝殿では「祇園太鼓」が賑やかに打ち鳴らされていました。

 

八坂神社の「御旅所」を通過。

行列を終えたみなさん、南門を通ってから境内で解散です。

 

 

皆さんは、このような提灯を持って歩かれました。(萬)

暮れも押し詰まった12月13日の「事始め」の日に、今年も八幡山の行司引き継ぎが行われました。

八幡山を維持運営するための理事会の代表が理事長さん。

そして10数人の役員さんと、大勢の町衆が居られます。

その町衆が二組に別れて、1年おきに行司さんを担当しています。

行司さん達は、主行司さんを中心として、その年その年の神事、行事を取り仕切る事になります。

今年も恒例どおり12月13日に、2022年の主行司さんから2023年の主行司さんへ、お祭りに関する全ての資料が引き継がれました。

旧行司さんから、新行司さんへ大事な申し送りが行われて居ます。

 

儀式の日の「記名帳」の点検です。

大事な土蔵の鍵も引き継ぎます。

 

無事に引き継ぎを終えて、二人とも「ホッ」

一年間御苦労様でした。

一年間よろしくお願い致します。

新しい主行司さんは早速、新しい「行司会計さん」に、会計資料一式を預けます。

主行司さんと、行司会計さんのお二人を中心に、行司さん達はまずは1月1日の「新年拝賀式」が仕事始めになります。

そして、7月のお祭りに向けて様々な準備に取りかかって貰います。

御苦労様です。よろしくお願い致します。(萬)

 

八幡山町内では、2年前に初めて「緊急用備蓄飲料水」の保管を始めました。

大災害が起きたとき、学区や行政からの救援が数日間は届かない可能性が有るので、せめて飲料水くらいはと

町内会長や防災委員が頑張って始めました。

ところが、前回の飲料水は賞味期限が2年でしたので、入れ替えが必要になりました。

少し高くなりますが、今度は賞味期限が5年有るものに替えて180本を購入。

2年前の水を、土蔵の下から取りだして、新しい2リットルのペットボトルを、また180本収納します。

大勢の若手が頑張ってくれるので、作業はドンドン進みます。

苦労して何とか、新しい水が土蔵の縁の下に入りました。

 

取りだした、期限切れの水には、女性方が説明書きを貼りつけて町内配布の準備をしてくれます。

賞味期限は三日前に切れて居ますが、このような準備が出来て居ることを改めて知って貰う為にも、注意書きを付けて配ります。

 

配り先に「オチ」が無いように、しっかりメモしながら配ります。

このような備蓄水を使うことなく、また5年後に入れ替えができることを願って、作業を終了しました。(萬)

 

今年も12月に入ってすぐ、我が町内の「大型ゴミ共同回収」が行われました。

町内会長さんが、手配をして全ての段取りをしてくれましたので、みなさんは一年間で溜まった大ゴミを八幡山の町会所に運び込みます。

自力で運べ無いお宅や、ゴミの量が多い処へは若手が手伝いに行って運びます。

 

大ゴミ共同回収は、もう10年以上続いて居るので、我々も業者さんも慣れたものです。

業者さんは、プラとか、木製品とか、金物とか、繊維品とかを分別しながら段取りよくトラックに積み込みます。

朝8時30分から始まって、お昼には全て完了。

これで気持ち良くお正月を迎える事が出来ます。(萬)

 

11月が終わる頃、八幡山の役員会議が開かれました。

例年この時期に、今年の事業報告や来年度の計画などを話し合うため、数回の会議を持っています。

いつもの報告と検討の他に、新しい提案も数件出てそれについても話されました。(萬)

 

 

 

京都から北に30キロほど行ったところに亀岡市が有ります。

そこの亀岡祭は、京都の祇園祭と殆ど変わらないくらいの「鉾」が巡行します。

亀山城の近くに、11基の鉾が有って、毎年の10月24日が宵山で、25日に巡行が行われます。 

京都と同じく、コロナの為に3年ぶりの巡行をされると言う事で祇園祭の八幡山としては是非とも拝見にと言う事で

数人が献酒を持って表敬訪問に行きました。

亀岡八幡山さんからは、今年の祇園祭に八幡山へ御奉賛も頂いて居りましたから。

亀岡では、鉾の骨組みは組んだまま収納出来る収蔵庫が有るので、鉾建てはだいぶん楽のようです。

 

先ずは献酒をお供えして。後に見えるのが、鉾の収蔵庫です。

 

 

八幡山のことをいろいろお聞きして、他の鉾の事など、尋ねたいことはいっぱい有ります。

しかし今日は宵山、様々な神事や作業がいっぱい有りますから、余り時間を束縛しては気の毒です。

 

ここも御神体はやはり応神天皇です。

うちの応神天皇よりも、思い切り大きいです。

 

 

つい40年ほど前は、宵山だけで巡行はされていなかったとか?

いろいと苦労が有ったようです。

亀岡祭の巡行の動画は「こちら」から。

こちら」では、もっと詳しく亀岡祭が判ります。

 

帰りには「亀岡八幡山さん」の厄除け粽を頂きました。

八幡山のみなさん、ありがとうございました。(萬)

 

 

 

 

 

 

 

あと先になりますが、7月21日に八幡山が「山建て」をした時の模様を紹介させて頂きます。

 

元禄時代の土蔵(1801年)  昭和42年の収蔵庫

二つの収蔵庫に入れられた、大事な懸装品が、いよいよ出されます。

 

町内の皆さんに御挨拶をして、いよいよ始まりました。

 

殆どが、200年以上を経過した物ばかりなので、箱も凄い年代物です。

30人ほどの人が、いろいろな部署に別れて準備をしています。

 

幔幕組は、町内の殆どのお宅の玄関にお揃いの幕を懸けてゆきます。

町内に幔幕を張り終えた動画は「こちら」から。

   

お山も、大工方の人達が骨組みを終えて、通りに出して宵山準備をしてくれています。

こうして、21日、22日、23日の宵山を経てから、24日の山鉾巡行となります。(萬)

 

7月に祇園祭を終えて一息ついた頃、八幡山では毎年の8月10日に「放生会」の神事を執り行います。

今年も、コロナが治まってないので、充分な注意をしながらお参りを致しました。

放生会の神前飾りが出来ました。

 

御神酒、御洗米、水、塩、海の幸(飛び魚、昆布、スルメ)、山の幸(青瓜)を供えます。

 

祇園祭の時は八坂神社から神官を迎えますが、放生会は、八幡山の本元「石清水八幡宮」から迎えます。

神官に続いて、主行司さんと町内会長さんが玉串を奉奠。

御神酒を頂いて神事が無事に終了です。

これで、今年の八幡山の神事は全て済ませたので、12月13日の事始めには、来年の神事係「行司さん」に引き継ぎです。(萬)

 

 

 

 

八幡山の「放生会」の神事を終えたあと、八竹庵さんをお借りして役員9人が反省会を持ちました。

今年のお祭りは、三年ぶりと言う事と、お隣の町内で鷹山さんが再建されたこと、そしてコロナがまだまだ終息の兆しを見せないと言うことで

様々な対策を講じたので、大変な毎日でした。

でも、大きなトラブルは無く無事に終えられた事に先ずはみなさんホッとしてお弁当を頂きます。

 

 

昼食のお弁当を頂きながら、大事、小事等を取り混ぜた反省事項を話し合いました。

すぐに解決する事や、一年がかりで検討すべきこと、数年がかりの課題などを話し合い、とても有意義な集まりでした。

みんなで智恵を出し合って、明日の八幡山を盛りあげようと結論づけてお開きとなりました。(萬)

 

宵山を3日間過ごして、24日はいよいよ後祭の山鉾巡行です。

宵山飾りを外したお山に、早朝から本銀用に懸装品に飾り替えて、8時30分に町内を出発です。

御池通では、196年ぶりに復活の、鷹山さんが辻回しをしています。

その動画は「こちら」から。

市長さんが待機する「鬮改め場」が近づいたので、副使二人が献上の粽と白扇を準備します。

正使は、鬮を入れて「文箱」をささげて控えます。

 

市長さんに献上。その動画は「こちら」から。

 

正使が市長さんの前に進みます。

鬮を改めて貰いました。

 

八幡山の白扇で、お山を招きます。

「鬮改め」の動画は「こちら」から。

招かれたお山は、市長さんの前で一回り。全周を見て貰います。

 

八幡山のみなさん、巡行中のショット。

 

 

猛暑の御池通、河原町通を巡行して、四条通に入ると「八坂神社の御旅所」です。

そこで、正使ともにお供人達が拝礼します。

これが本来の目的、無事に巡行を終えたことになります。

あとは、八幡山町内に向かって帰り巡行です。

5時間の暑い暑い巡行を終えて、町内に帰ると、皆さんからねぎらいの拍手。

程なくして、鷹山さんも巡行をおえて、八幡山の前を通過します。

お隣の町内ですから、あと100メートル頑張って下さい。

その様子の動画は「こちら」から。

こうして、三年ぶりの山鉾巡行後祭は、無事に終えられました。(萬)

 

 

例年、八幡山では、7月22日の午後1時30分から、消防訓練を実施しております。今年も中京消防署さんからのご協力とご指導を頂き、水消火器による消火訓練とAED装置の使い方と注意点など紹介頂きました。

熱心な訓練といろいろな質問がなされた訓練でした。その後、町内サイレンの鳴動テスト(点検)を実施しました。特に異常はありませんでした。

八幡山の松建ての動画は「こちら」「こちら」「こちら」から、

7月20日は、八幡山を通りに出して、町内を一巡します。

八幡山の舁き初めは、無事に終わりました。舁初めの動画は「こちら」から。

これから21日、22日、23日と宵山の始まりです。

北観音山も曳き初めです。その動画は「こちら」から」

南観音山も、曳き初め。その動画は「こちら」と「こちら」から。

 

会所には、沢山の懸装品を展示して皆さんに公開しています。

これらは、24日の巡行の朝、殆どをお山に載せて巡行に出ます。

 

お山には、「常飾り」をして、駒形提灯を掲げます。

厄除け粽、手拭い、うちわ、鳩笛、鳩鈴などが凄い勢いで売れてゆきます。

お隣の町内では、196年ぶりに復活する「鷹山さん」の鉾建てが始まりました。

松が建ちました。  松建ての動画は「こちら」から。

あすは、懸装品が取り付けられて、お祭りは巡行に向かってまっしぐらです。(萬)

 

大勢の方々から、今年も八幡山への御奉賛をありがとうございました。

集計などの準備に時間がかかり、返礼品の発送遅れましてすみません。

7月29日に、全ての方に発送を終えましたので、数日中にはお手元に届くと思われますが

もしなにか、不行き届きの事がございましたらメールを頂けますようにお願い致します。

今後とも、八幡山への御支援を御願いしますと共に、HPへの御訪問もよろしくお願い致します。

   HP担当   萬木寛次

7月17日の、前祭巡行を終えたら、いよいよ後祭の準備です。

八幡山では、18日にお町内のみなさん40数人に参集して頂いて「吉符入りの儀」をもちました。

朝から行司さんたちが、神前飾りを致します。

御神酒、洗米、塩、水、白瓜、スルメ、昆布、をお供えしてみなさんをお待ちします。

10時の定刻を待つ、皆さん。

主行司の拝礼に合わせて、全員が二礼二拍手一礼。

その後、皆さんで御神酒を頂戴します。

八幡山役員に囲まれた主行司さんから、今年のお祭りについての、解説、注意、御願いが報告されます。

コロナの為に、3年ぶりとなる山鉾巡行でもあり、お隣の町内には、鷹山さんが196年ぷりに復活と言うことで、参拝客が増えそうなので

大事無きように、みなさん慎重な聞き入って居られます。

 

八幡山のお隣に、196年ぶりに復活する「鷹山さん

八幡山とともに、後祭なので、24日が巡行です。

初めてのお祭り参加で、初めての巡行なので満を持して、我々より早めに鉾建てを始めました。

20日には、八幡山と同じく「曳き初め」をされます。

鷹山さんにとっては、これがほんとの初めです。

巡行当日は、八幡山が鷹山さんの前を進みます。(満)

祇園祭期間中には、各お家が自慢の美術品を飾って皆さんに披露する習わしが有ります。

それが「屏風祭」

八幡山にも、沢山の所蔵屏風が有りますので、それらを毎年の宵山にお町内のお家の玄関を借りて展示しておりました。

ところが、諸々の事情でそれが出来なくなって困っておりました。

そんな折り、町内の八竹庵さん(旧 紫織庵)で、それら全ての屏風を展示させて頂ける事になりました。

今日はそれらを全て運び込んで、展示を始めました。(有料)

八幡山の屏風が、一同に観られるのはこれが初めての事です。

これらの屏風の解説は、八幡山HPの「八幡山の屏風」をご参照下さい。

 

建物だけでも大変おもむきの有る「京町屋」の八竹庵さんは、部屋も、庭も、建具も大変素晴らしいのに

そこへ八幡山の屏風がズラリと並んだ光景は、まこと、圧巻です。

この展示は、7月23日までです。

展示の様子の動画は「こちら」から。

立派な床には「八幡大神」のお軸。

その前には、祇園祭の花「檜扇」も生けられています。(萬)

 

先日、大勢の人たちの応援を得て仕上げた、沢山の厄除け粽の御祓いに行ってきました。

 

 

授与品の一部を広蓋に載せて、八坂神社の本殿に詣でて御祓いを受けます。

 

 

お参りを終えた5人は、神妙な面持ちで全ての授与品を積んだ車へ移動します。

そこではまた、神官に御祓いを受けて無事にお参りは終了です。

御祓いの様子のどうがは「こちら」から。

八坂神社の舞殿には、祇園祭の主役「中御座」「西御座」「東御座」の御神輿が、きらびやかに鎮座されていました。(萬)

 3年ぶりに巡行が出来る令和4年の祇園祭が、いよいよ迫ってきました。

八幡山では、昨年と、一昨年は粽造りの数は控えましたが、今年は例年通りうんと増やしての準備です。

 

 

 今年は、密を避ける為に、大勢の人達が二カ所に別れての作業となりました。

この会場は、呉服屋さんの「みどりやさん」

 

 

この会場は、京町屋美術館「八竹庵」さん

 

町内の人達に加えて、大勢の学生さん達の応援も得て、午後2時過ぎには無事に仕上がりました。

これらは12日に全てを車に積み込んで、八坂神社へ御祓いを受けに行きます。

それから、町内の人達やお参りの方々に授与することになります。

八幡山に後奉賛いただいた方々へも、この粽を送らせて頂きます。

7月中は、祗園の「西利さん」の四階で「祇園祭つれづれ展」が開催されて、全ての山鉾の粽を見ることが出来ます。

歴代のお稚児さんの「祝い扇子」も展示されています。(萬)

 

 

街では、各山鉾建ち始めて、お囃子の稽古にもますます熱が入っています。

大船鉾さんのお囃子の動画は「こちら」から。

放下鉾さんのお囃子の動画は「こちら」から。

北観音山さんのお囃子の動画は「こちら」から。

196年ぶりに復活する、鷹山さんのお囃子の動画は「こちら」から。

 

今日、頼んでいたしめ縄が届きました。・その後、「白扇」が出来上がり納品頂きました。段々とお祭りの準備が整いつつあります。

しめ縄は、7/14に交換します。新町通り沿いの入口に付けるしめ縄(4尺)と収蔵庫に付ける物(2間)、お社に付ける物(3間)、土蔵の入口上部に付ける物(2間)です。

新しいしめ縄で、7/17祇園祭・前祭山鉾巡行を町内に迎え、7/18に八幡山の「吉符入り神事」を執り行います。

「白扇」は、7/24後祭・山鉾巡行の時に、正使と副使(2名)が使い、残り2本は、くじ改め式の際に、ちまきと共に差し上げます。

 

 

例年の7月2日は、祇園祭の山鉾巡行の順序を決める「鬮取り式」が行われます。

令和4年は、3年ぶりにいつも通りの巡行にむけて、鬮取りが行われました。

今年の八幡山の「行司」(その年のお祭りを取り仕切る)の代表二人が、8時30分に町内を出発して、市役所に向かいました。

元禄十七年から保存されている、八幡山の文箱を持って。

9時から別室で行われた「予備籤」を引いてから、10時丁度に京都市会議場に入ります。

 

いつもは、市会議員さんが座る椅子に、各山鉾の代表が座ります。

 

毎年の巡行順序が変わらない「鬮取らず」の山鉾が十基有りますが、その他の二十四基が、予備籤の順序で引いてゆきます。

 

 

八幡山は、予備籤がビリだったので鬮を引くときには既に、ひとつしか鬮は無くて残り鬮でした。

山の第六番、と言うことは最後列が決まりということです。

しんがりの大船鉾さん、その前の鷹山さんは鬮取らずなので、八幡山は後から三番目。

翌日三日の新聞には、全ての山鉾の順序が掲載されて居ました。

十七日の前祭の二十三基、二十四日の後祭の十一基が、久しぶりに都大路を巡行します。

鬮取り式の動画は「こちら」と「こちら」でどうぞ。

鬮取り式を終えた、山鉾連合会の皆さん全員で八坂神社にお参りしました。

今年のお祭りを、無事に挙行出来ますように。

例年なら、直来で皆で昼食を頂くのですがコロナの為に今年は「お赤飯」を貰って帰りました。

 

八幡山の二人も、まずは ひとつのお役目を終えてホッとしています。

でも、これが始まりです。

行司の皆さんと共に、様々な神事、行事を滞り無く努められるように心を引き締めております。(萬)

八幡山を擁する我が町内は、早くから京都の中心地として賑わったことはよく聞いてていましたが、

この度、さる「歴史研究会」の人達がしっかりした調査をして、この地には秀吉が度々宿泊しに訪れていた事を確認して

その石碑を建てたいとの申し出が有りました。

そこで、町会所の前に石碑と解説版を設置する事になり大勢の人が集まりました。

除幕前の動画の様子は「こちら」から。

研究会の人地と、町内の人が集まったところで、会長さんの挨拶。

 

暑いなかですが、みなさんにお付きあいをして貰えました。

 

さあいよいよ会長さんと、費用の寄贈者、当町内の町会長、住人の4人が綱を曳いて「除幕式」です。

除幕の動画は「こちら」から。

 

無事に除幕を終えての記念撮影。

 

立派な石碑です。

 三年振りに、賑わう祇園祭の参拝客の皆さんにも楽しんでもらえそうです。

    

研究会の皆さんが、参考にされた文献です。(萬)

京都の北区の深泥が池の界隈の農家さんが、毎年、わらを笹の葉でくるみ、その葉にイ草を巻き付けて、ちまきが作られます。そのちまきに「熨斗紙(のし紙)」と護符(赤色と白色)と赤帯とで、ちまきに巻き付けます。

(ちまきの化粧紙の取付けと言っています。)

まず、必要な化粧紙を準備して、並べます。左側にちまき、その右手側に「熨斗紙(のしがみ)」、次に白い護符「福寿海無量」、赤い護符「蘇民将来子孫也」、赤帯、八幡山シールです。

では、まず、ちまきに「熨斗紙」を巻き付けます。

裏向けて、セロテープで止めます。

次に、赤い護符と白い護符を重ね合わせ、少しずらします。

重ね合わせた護符を裏返して、赤帯に取付けます。(セロテープで固定します。)

そして、赤帯に取り付けた護符(十字になった赤帯)をちまきに巻き付けます。これが少し手先が器用でないと難しい作業です。

のし紙の「八幡山」と言う文字が少し見える様に、赤帯の護符を右にずらして巻き付けます。

巻き付けが綺麗に出来た所で、セロテープで固定します。そのセロテープ跡を綺麗にする為に「八幡山シール」を貼り付けます。

「八幡山のちまき」が出来ました。手間と時間が掛かるちまき作りですが、永年この手順を守り続けています。時代に流されること無く、変えない事も八幡山の伝統(文化)です。

7/12には、出来上がったちまきを、八坂神社の拝殿に上がり、お祓いを受けて、八幡山「厄除けちまき」が完成します。

6/21 (公財)山鉾連合会に依頼していた、八幡山用のちまきを受取。その後、八幡山の町内のちまき注文者(40本を超える注文の場合、注文者が作って頂きます。)を配布しました。

残りは、町内の事務所さんに保管頂きました。来る7/08(金)午前9時30分より、町内の女性陣や保存会役員、協力者さん達によって分業体制で作ります。

私は、50本を注文しましたので、ちまき、熨斗紙(のし紙)、護符(赤色、白色)、赤帯、八幡山シールを必要数:50本+予備を頂きました。

さ~あ!・・いよいよ、祇園祭の準備です。・・毎日、事務所で、コツコツと手作業で、約4~5日ほどで作り終わります。

完成後、7/12(火)午前中に、一旦、全てのちまきを回収し、車2台に乗せて午後1時半頃、八坂神社へ行き、拝殿に上がり「お祓い」を受けます。

これで、厄除けちまきとなります。

帰町後、再度、ちまきを再配布し、その他の授与品の注文と合わせて、精算します。この様なお世話をするのが、今年の行司さん達です。(後)

八幡山は、学区でいうと「明倫学区」位置しています。

その明倫学区では、毎月一度に「防災会議」が開かれて居り、様々な災害に備えての対策を検討しています。

先日もその会議が有って、火災、地震、風雨災害などを想定して、どんなことが出来るか。すべきかを話し合いました。

三年ぶりの祇園祭も、何事も無く挙行出来るようにとの話題にもなりました。(萬)

 

 

 

 

今年のお祭りは、例年通りに宵山で「厄除け粽」を授与します。

また、八幡山に御奉賛いただいた方には、粽などをお送りすることになっています。

八幡山では、京都や和歌山の農家から届く粽に、五種類もの化粧紙を施すので大変手間が掛かります。

でも、それもまた厄除けの心が籠もるかと思って、町内の皆さんで作業します。

今日は、その化粧紙の点検作業を行いました。(萬)

  

今年は3年ぶりに、祇園祭が本来の姿で行える事になりました。

八幡山でも4月から少しずつ準備を始めて居ましたが、この度初めての「行司会議」を持ちました。

行司と言うのは、その歳の八幡山の神事、行事を取り仕切る人達です。

皆さんで、いろいろと思い出しながら役割分担の確認を進めました。

 

 

例年通りのお祭りとは言え、コロナの為にやむなく中止や変更を余儀なくさせられる事も有ります。

特に、宵山の間に童唄を歌いながら厄除け粽等の授与品を売ってくれる子供さん達を呼ぶことが出来ないのは大変残念です。

また、お町内のかたがたや、お参りの方々の感染予防にも充分注意しなくてはなりません。

どうか、3年ぶりのお祭りが無事に挙行出来ますように。(萬)

 

 

 

祇園祭の7月17日には、八坂神社からお神輿が街中にお出ましになるので、その露払いに山鉾23基が朝の内に巡行します。

それが前祭です。

一週間後に、御旅所から八坂神社へ還られるときには、別の山鉾10基がまた露払いの巡行を行います。

それが後祭です。

その後祭には、今年から190年ぶりに「鷹山さん」が復興参加されます。

また、例年前祭の先頭を行く「長刀鉾」だけは、生き稚児を乗せるので、この度そのお稚児さんが決まったとの発表が有りました。

 

お稚児さんと、お付きの「禿」(かむろ)二人は、7月1日からは神の使いとして別格の生活を過ごします。

こうして祇園祭は、3年振りの昂ぶりを盛りあげながら本番に向かってゆくのです。

我が八幡山でも、様々な準備を次々に粛々と進めています。

なお、八幡山への御奉賛をお願いしたところ、早々と沢山の方からのお申し込みを頂いて居ります。

誠にありがとうございます。

お申し込み頂いた方には速やかに、確認メールと共に振り込み先のお知らせをさせて頂いております。

もし、お申し込み頂いたにも関わらず返信が届いて無い場合は御一報をお願い致します。(萬)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その年のお正月頃から拡がり始めたコロナのために、2020年の祇園祭は殆どの神事、行事を中止しました。

各山鉾の代表が「お榊」を携えて、八坂神社の御旅所にお参りしただけです。

2021年は、各山鉾が任意で、鉾建て、山建てをして町会所飾りもやりましたが、殆どが一般公開はせずじまいでした。

でも何とか、諸々の神事やお飾りの伝承の確認は出来ました。

山鉾巡行は無理でしたが「お榊」巡行だけは、何とか出来ました。

しかし、今年2022年は、いよいよお祭りの再開です。

山鉾連合会は、度々の会議を経て本年のお祭りを、例年通りに開催すると決定しました。

下は、その決定の記事を載せた4月21日の京都新聞の朝刊です。

いよいよ三年ぷりに、粽(ちまき)やお守り、手拭い、うちわ、鳩笛・鳩鈴の準備に取りかかります。

しかし、お祭りの再開とは言え、コロナが消滅したわけでは無いので充分な対策が求められます。

また、八幡山としては、お隣の町内に「鷹山さん」が、190年ぶりに再建されますので、例年に増して拝観、見物の人々が増えると予想されます。

八幡山では万全の対策をしてお迎えする計画では有りますが、宵山や巡行にお越しの皆様、充分に感染予防をされて下さい。(萬)

新年度になって、八幡山の町内でも役員の新旧交代が行われました。

 

4月からの新町会長さんを挟んで、諸々の引き継ぎ作業です。

 

旧町会長さんと会計さん。3月31日までの一年間のお役を御苦労様でした。

 

 

4月からの会計さんと副会長さん。一年間よろしくお願い致します。

今年も、祇園祭の挙行には様々な心配も有りますが、2年中止が続いて居るので今年こそはと、みなさん期待して居ます。

祇園祭本部では、そろそろ重要な判断が下されることでしょう。(萬)

公益財団法人 八幡山保存会の理事会が1月29日に開催、2月12日に評議員会が開催され、昨年度(令和3年度)の事業報告と決算報告がなされ、承認されましたので、ここに決算書を掲示(公告)致します。

コロナのオミクロンが猛威を奮って居る時では有りますが、万全の感染対策のもと、恒例の八幡山会議の開催です。

理事長と会計、昨年の主行司さんから、令和三年度の八幡山の行事報告と決算報告が行われて、承認されました。

ひと通り、大事な案件を終えて、話題に出るのは今年のお祭りの事です。

コロナのために、一昨年のお祭りは全く何も出来ずに終いでした。

昨年もコロナはまだまだ治まっては居ませんでしたが、お祭りの伝承の為に完全防備の上「会所飾り」と「お山飾り」だけは出来たものの

一般公開はせずに、寂しく終わりました。

2022年こそは三年ぶりに、賑やかに宵山か飾りをして山鉾巡行も晴れやかにと、みんなが期待して居たところにオミクロンの登場で

またまた祇園祭に暗い影を落としています。

お祭りの内容を決定すべき、春頃には事態が好転して町衆の願う賑やかなお祭りになりますように。(萬)

 

いつも八幡山HPへ訪問して下さる皆様、新年おめでとうございます。

今年も八幡山への支援のお心を、よろしくお願い致します。

清々しい令和四年の元旦、今年も八幡山のお社前には、お町内の皆さんが揃って「新年の拝賀」を行いました。

昨年11月頃には、コロナも終息に向かうかと期待が深まったものの、オミクロンなる新たな脅威が襲ってきて

世界中が戦々恐々となる中ですが、明るく希望を持って新年はきっとよい歳になると八幡さんに祈願しました。

今年の神事係「行司さん」達が、元旦の朝から神前の準備をして、皆さんをお迎えします。

御神酒とお洗米。海の幸、山の幸、御神酒用のスルメと昆布、お下がりの和菓子。塩と水。

 

 

 

今年の神事係の責任者は、紋付き羽織袴の正装です。

 

町内の皆さんが次々に来られて新年の挨拶。そして、記帳を済まされます。

 

定刻まで待機。京都のお正月は雪こそ有りませんが、よく冷えます。

みなさん新年の挨拶を。

 

みなさん、時間前にお揃いです。

いよいよ定刻10時

 

主行司さんに併せて、参列者全員で「二礼二拍手一礼」です。

 

神前に拝礼の後、今年のおまつりについての期待と協力のお願いが話されます。

八幡山を力強く支える、顔、顔、顔。

八幡山では、マンションからも大勢の方々参加を頂いています。町民の高齢化、少数化が進む中大変有りがたい事です。

今年こそ、皆さんと一緒にお祭りが出来ますように。

町内のおひとりが、おめでたい「謡曲 翁」を神前に奉納されました。

オミクロンが、みんなの努力で最低限の感染で治まり、祇園祭を始め、様々なイベントや行事が復活しますように。(萬)

 

来年の行司さん達が集まって、予め準備しておいた注連縄などを、いよいよ取り付けます。

八幡さんの、お社の注連縄の交換。

収蔵庫の注連縄も張り替え。

 

収蔵庫の中は、大事な懸装品がいつぱいです。

 

玄関の注連縄も。

 

土蔵の注連縄も。

 

元旦に、すぐ飾れるように準備が整いました。

 

 

これらを、元日の朝9時からお社に飾ります。

これで、八幡山の年内の行事は無事に終えられました。(萬)

またまた、コロナオミクロンが拡大の様相を見せていますが、どうか第六波になりませんように。

八幡山では、令和四年元旦にも八幡さんの前にお町内の皆さんが集まって「新年拝賀式」を挙行予定です。

「海の幸、昆布とするめ」

来年の神事係が、拝賀式の神前に供えるお供物の準備に取り掛かっています。

パリパリに堅いので、日本酒を垂らして。

充分に染みこむのを待ちます。

ずいぶん軟らかくなりましたから、そっと巻きます。

巻き終わったら、金銀の水引を掛けて出来上がり。

 

八幡さんの玄関、お社、土蔵、収蔵庫に懸ける注連縄も4本届いています。

注連縄に付ける紙垂16本と、御神酒徳利に立てる奉書2本も作れました。

30日には、行司さん達が集まって注連縄の張り替えと神前飾りの準備をして、元旦に備えます。

例年の拝賀式の神前。

来年こそ、宵山飾りも 巡行も、これまで通りに行いたいものです。(萬)

 

12月19日(日)八幡山のお隣の鷹山の町内(衣棚町)の一角では、朝から鷹山の四方柱を建てて、木組み(一部分)を完成させていました。鷹山の代表者の方に話を伺うと、作事方の「縄がらみ」の練習と研修を兼ねて、来年(令和4年)の巡行まで、毎月1度、忘れないためと研修の為に実施するとの事でした。もう来年の巡行に向けて、熱意を感じました。夕刻には、もうすっかり四方柱もなくなりました。

来年7月の祇園祭・山鉾巡行時、コロナ禍が収束していれば、後祭り巡行では1基増えて、11基の巡行になります。是非、復興した「鷹山」の華やかな姿を見たいものです。

八幡山では、毎年の「事始め」に、行司さんの引き継ぎ交替が行われます。

行司さんは、その歳のお祭りを取り仕切る人達で、その長は「主行司」と呼ばれます。

真ん中の、八幡山理事長さん立ち会いのもと、令和3年の主行司さんから、令和4年の主行司さんへ引き継ぎです。

お祭り催行の為には、様々な資料や道具が有ります。

 

沢山の大事な懸装品を収納した、土蔵の鍵が渡されます。

新行司さんたち、一年間よろしくお願いします。

 

無事に引き継ぎを終えた、理事長さん、旧主行司さん、会計さん。

コロナの為に巡行が二年続いて中止になった事と、190年ぶりに復活する「鷹山」が、八幡山のお隣さんと言うことも有り、来年のお祭りは

相当な人出が予想されるので、諸事万端滞りの無いように充分な準備が必要になります。

少しの時間では有りましたが、みんなで先ず気づいた注意点などを話し合いました。

新しい行司さん達は、新年1月1日の「拝賀式」からお役目が始まります。(萬)

 

 

今年も、八幡山の皆さんの為の「大型ゴミ回収」が行われました。

もう十数年もの間、毎年の暮れに町内の皆さんが処分に困った大型ゴミを、一斉に預かって業者さんに渡します。

朝8時頃から、八幡山の広場に次々とゴミが集まります。

 

 

持ち込みの皆さんには業者さんの指示で、ゴミの種類分けをしながら置いて貰います。

 

なるべくゴミの体積を小さくしながら、業者さんはテキパキとトラックに積み込んで行きます。

 

今年は、自転車が多い。全部で15台にはなったようです。

 

]町内の皆さんが、運びにくいお宅のお手伝いに出掛けて持ち込みを手伝います。

ピーク時は、15人ほどの人達がお手伝いでした。

皆の協力の甲斐有って、12時30分には全て片付いて、綺麗な町内に戻りました。

スツキリした気持ちで、八幡山の皆さんは来るべき新春に備えます。(萬)

師走が迫った11月末に、八幡山保存会・役員会議が開かれて、来年度の八幡山の行事予定と、予算案が検討されました。

コロナの蔓延のため、今年は「居祭り」のような形式ながら、宵山飾りは出来ましたが、巡行はとうとう2年続いて中止でした。

何とか来年は、宵山と巡行にも、大勢の人を迎えて賑やかなお祭りにしたいものです。(萬)

八幡山では、6年前からお祭りの期間中に、各お家の玄関にお揃いの幔幕を懸けています。

昨年だけは、コロナ自粛で出番が有りませんでしたが今年は例年通り懸けました。

その収納具合を確認するために、土蔵から全部を出して点検致しました。

35雲の幔幕は、5個の大きなケースに入って居ます。

 

幔幕、綱、房をそれぞれ確認して、来年の7月16日にスムーズに懸けられるようにしました。

 

 

キチンと整理出来ました。

 

元禄年間建造の八幡山土蔵には、この他にも何十年もの間に溜まった資料が沢山保管されて居るので、この際にそれらも整理しました。

 

重要資料は残して、不要と思われる物をまとめ手、処分出来るようにしました。

 

幔幕も書類も、もとどおりに収めて、ブロッコリーハー時に作業終了です。

 

来年も、このように幔幕を張って、賑やかなお祭りが出来ます。(萬)

 

八幡山では、町内に石清水八幡宮を勧請してしていますので、毎年8月10日には、町内の皆さんがそろって「放生会」の神事を行います。

今年の行司さん(神事係)たちが、神前の準備をしてくれました。

 

 

ムクゲが満開です。

 

時節柄、全員検温をしてから。

 

手指の消毒も行います。

石清水八幡宮からお迎えした神官お二人に祝詞を奏上してもらいます。

祝詞の動画は「こちら」から。

神官に続いて、主行司さんが玉串を奉奠します。

その動画は「こちら」から。

お下がりのスルメと昆布を頂いて。

 

 

御神酒も少し頂きます。

こうして放生会が済むと、今年の八幡山の神事は全て終えます。

もちろん、役員さん達には様々な用件が控えているのでそれらを順序良くに片付けて、年末を迎えます。

二十一日、二十二日、二十三日の宵山を過ごして、二十四日はいいよ巡行ですが?

今年も2年続きで、山鉾は動かず「お榊」を携えての歩行巡行です。

八幡山の代わりにこの「お榊」が巡行します。

 

このお二人が、今年の八幡山の主役

町内の皆さんのお見送り。

 

後祭の11基の山鉾から二人ずつ代表が揃いました。

来年に、200年ぶりに再建される「鷹山さん」の町会所から出発です。

 

巡行順序の鬮を渡す、八幡山の代表二人。

 

 

 

やはり祭男達、鉾を少しだけ動かしました。北観音山。

北観音山の動く動画は「こちら」から。

南観音山が動く動画は「こちら」から。

24日の夜は例年、三基の御神輿が市内を練りますが今年は白馬に載せられた「神雛ろぎ」が、市内を渡御しました。

これで、2年続きの寂しい祇園祭は、何とか終えました。

京都のお祭り男達はもう、賑やかな来年のお祭りを夢見て心の準備を始めます。

 

今年の変則祇園祭についての、京都新聞記事。

来年こそ、例年にも増して賑やかに「疫病退散祈願」の、祇園祭を挙行出来ますように。(萬)

 

昨年の祇園祭は、三十三基の山鉾全てが全く出ませんでしたが、今年は各山鉾の判断で建てたり飾ったりを判断する事になり

いろいろな対応になりました。

各お山の様子を紹介します。

昼の南観音山

南観音山町は、綺麗に揃った高張り提灯。

 

灯りが入るとますます綺麗です。

南観音山の、松建ての準備の動画は「こちら」から。

 

 南観音山の、松が建ち上がる動画は「こちら」から。

放下鉾の骨組みが始まりました。見事な「縄絡み」です。

 

 

月鉾が、真木を建てる準備完了。

組み上がった骨組みを横に倒して真木を差し込んで、それを立ててゆきます。

仕上がった「月鉾」

月鉾のお囃子の動画は「こちら」から。

月鉾

 

 

 

出来上がった「函谷鉾」

鶏鉾

 鶏鉾。駒形提灯に灯りが欲しいです。 

六年前に再建された大船鉾さんは、毎年充実してゆきます。

ほんの数メートル、車輪調べの為に動きました。

 今年は、白木で有った龍頭に金色を施されて、ひときわ引き立っています。

例年の宵山に、大船鉾さんを訪問される「剣鉾」の動画は「こちら」と「こちら」から。  

長刀鉾の骨組みが始まりました。

 

 

函谷鉾

 

 

函谷鉾

 

函谷鉾

 

 

役行者山さんは、こんなに立派な提灯建てをズラリと新調されました。

綾笠鉾

 

 

霰天神山

 

霰天神山

八幡山も宵山飾りが出来ました。

宵山の二十三日に、八坂神社の「御神霊」が、八幡山に来られました。

その動画は「こちら」から。

 

八幡山の宵山には毎年、修験者の御一行が祇園祭巡行の無事を祈願してお参りに来られます。

昨年は巡行も宵山飾りも無かったので、修験者のお参りが無かったのですが、今年は来て貰えました。

八幡山へ来られる動画は「こちら」から。

般若心経の動画は「こちら」から。

 

ホラ貝の動画は「こちら」から。

 体温猛暑の中、重装備のみなさんに「般若心経」を唱えて貰いました。ありがとうございました。

行者の皆さんはこのあと、役行者山さんへ行って「護摩焚き」をされます。(萬)

 

7月21日の朝から、町内の人が総出で土蔵から懸装品を出しました。

一昨年から仕舞いっぱなしの細工物具や織物を、例年通りに飾ります。

神前飾り。

 

参列者は全員検温です。

 

会所内のお飾りも仕上がりました。

 例年は巡行当日に、これらの殆どをお山に載せて 巡行に臨みます。

 

八坂神社の神官もマスクでお越しです。

 

 

清祓いの祝詞。

 

祭司の祝詞。

皆さん、御神酒を頂きます。

 

 

室内飾りと共に、通り出したお山にもお飾りを施します。

駒形提灯も揚げましたが、人出を避ける為、山鉾の申し合わせで灯りは入れません。

このように駒形提灯に灯りが点れば嬉しいのですが、実に寂しい事です。

清祓の後は、恒例の写真撮影。

この人達が、今日の八幡山を支えて居ます。(ちょっと高齢者の比率が高いような?)

こうして、一応例年通りの宵山が、21日、22日、23日と続きますが、一般公開も粽やお守りの授与は無く静かに行われます。(萬)

 

 

今年も祇園祭の巡行は有りませんが、八幡山では例年通りに「吉符入り」を行いました。

いつもならこの日に、その歳のお祭りについての打ち合わせで楽しみな内容なのですが、今年はさみしい集まりです。

神前には、海の幸、山の幸が供えられて居ます。

 

 

 石灯籠には、八幡さんの鳩が・・。

皆さん揃って、10時の開式を待ちます。

今年の神事係の長「主行司さん」の挨拶の様子は「こちら」から。 

  

神前の昆布とスルメを食べて、御神酒を頂きます。

 

みなさんへ、今年のお祭りについて説明。

今年は、巡行をしませんが宵山飾りはします。でも、一般公開はせずに町内の人だけへの公開です。

 

マスクでお祭り、こんな事は今年限りにしたいです。(萬)

 

 

 

2年ぶりで、八幡山が建ちます。

 

四方柱を組む準備

主な骨柱が組み上がりました。

 

 柱の交差するところは、ロープ掛けです。

担い棒を取り付け。

車輪も付きました。

 

 

神松が建ちました。

松が建つ動画は「こちら」で観られます。

 

 松の形を整えて。

 松を建てる動画は「こちら」から。

 

欄干や横板が付いたところで、ちょっと上がってみました。

 

 

 

この人も「それでは僕も・・・。」

いよいよ表通りに出して「埒」(らち)を組んで、宵山の準備です。

 八幡山が通り出る動画は「こちら」から。

 

八幡山会所には、冠木門も登場。

出来上がりの動画は「こちら」から。

例年なら、この門の下を大勢の人がくぐられますが、今年はお山こそ自由に見られますが、この奥の懸装品の展示は一般公開は無し。

寂しい宵山です。

とはいえ、全く何も出さなかった昨年に比べれば少しは気が休まります。(萬)

 

 

 

 

 

 

 

今日は祇園祭の「前祭」(さきまつり)

しかし、今年も山鉾は動きません。

二十三基の山鉾の代表が「お榊」を携えて、四条通りを徒歩で巡行して、御旅所まで行き

疫病退散を祈願しました。

午後からはもう、山鉾は解体に掛かります。

 

さて、前祭が終わると我々後祭の登場です。

 

八幡山では、十八日の「吉符入りの儀」に備えて、お社、土蔵、収蔵庫、玄関の注連縄を全て新しくしました。

明日は、町内の人達が揃って神前に詣でて、今年のお祭についての打ち合わせを行います。

巡行こそ無いとは言え、2年ぶりにお山を出して懸装品の展示も出来るので、町内の皆さん張り切っています。

しかし、しかし、しかし残念ながらこんな時期なので室内の展示一般公開は出来ません。

通りに出した「お山」は、お好きなだけ見て頂けますし、当HPでも御紹介させて頂きます。(萬)

 

 

今年も、コロナの為に京都祇園祭の巡行は中止となりました。

昨年と同じく、八坂神社の神事だけは何とか行われますが、祇園祭の町衆は動きました。

33基の山鉾の内、18基は「とにかく建てよう」と決めて、いよいよ取りかかっています。

鉾建て、山建ての作業確認も有りますが「巡行は出来なくても鉾は建てよう」と決めて、多くの費用と手間が掛かりますが

とにかく始まりました。

がんばっています、函谷鉾。

 

これは「長刀鉾」

 

放下鉾の真木。これからこれをまっすぐに建てます。

 

放下鉾の骨組み。この縄がらみが綺麗なのですが、難しいのです。

月鉾は、真木の準備が出来上がり、そろそろ建てそうです。

例年なら、十三日、十四日、十五日、十六日は、この山鉾の周りには幾重にも人垣ができます。

今年は「鉾は建てますが、皆さん見に来ないでね」

オリンピックの聖火リレーと同じく、複雑な心境です。

我が八幡山は、例年のとうり、十七日に前祭(さきまつり)が終わってから十八日から建て始めます。

十七日の夜に、八坂神社の御神輿が京都市中にお出ましになるので、前祭の山鉾が昼の間に邪悪を全て取り除きます。

それから一週間は御旅所に鎮座され、二十四日にお還りになる前に、後祭(あとまつり)の山鉾が市中を浄める為に巡行をします。

ですから前祭と後祭の巡行が無いと、御神輿は市中にお出ましになりません。

八坂神社の御神輿三基(東御座、西御座、中御座)は、既に舞殿に鎮座されています。

その動画は「こちら」でどうぞ。

来年は大丈夫です、京都祇園祭は、全て例年通りの神事を行います。

山鉾の保存維持の為、公開も巡行も無しで、とにかく建てようとの町内が有りますから、連合会としては「任せる」となりました。

その結果、今年は18基が建てる事になりました。

費用や人手、感染対策などで都合が付かずに断念されるお山も有るそうです。

来年こそ、33基の全てが揃って宵山と巡行が出来ますように。(萬)

 

祇園祭の山鉾34基が加盟する「山鉾連合会」の理事長は、長刀鉾町の木村幾次郎さんです。

木村さんは、一昨年に理事長に就任されて昨年の、祇園祭で晴々と巡行の先頭を歩かれる予定が、コロナの為に昨年はお預け。

そしてまた、今年も巡行が中止でなかなか晴れ舞台のチャンスが来ません。

来年こそは、200年ぶらり復活する「鷹山」を加えた34基の巡行の先頭を堂々と歩いて貰いたいものです。(萬)

 

 

例年は7月2日に、34基の山鉾の代表が集まって巡行の順序を決める「鬮取り式」を行いますが、昨年はコロナの為にそれも中止。

しかし今年も巡行は中止となりました。

流石に山鉾町の人達は「今年はせめて鬮取り式くらいはやりたい」と言う事で「お榊を掲げての徒歩巡行」では有りますが

そのを決める「鬮取り式」が例年通り2日に行われました。

 

八幡山は、8番目を引いています。

17日の前祭の、お榊巡行を拝見してから18日からお山を建てて24日のお榊 巡行に参加します。

それからは例年のごとく、25日にまた全ての懸装品を収納します。

また、各山鉾ではお囃子の稽古も始まって居ます。

北観音山の「二階囃子」は「こちら」でどうぞ。

 

尚、鬮散り式に先立って7月1日には、長刀鉾の役員さんが「お稚児さん無し」で「お千度の儀」を済まされました。(萬)

 

 

 

今年も八幡山への御奉賛のお願いを致しましたところ、多くの皆様からお申し込み頂きましたので

お山で準備しておりました「厄除け粽」の数量に達しました。

 

誠に申し訳ありませんが、7月2日17時をもって締めきりとさせて頂きます。

 

明日の鬮取り式を前に、早々と受付終了となることに深くお礼とお詫びを申し上げます。

お申し込み頂いた方々には、振り込み先などの返信をさしあげておりますのでお確かめ下さい。

八幡山では7月21日朝から「山建て」をして、午後に八坂神社の神官を迎えて神事を行い、7月25日にまた土蔵に収納いたします。

その後順次、皆様への奉賛お礼粽などを発送させて頂きます。

いつも八幡山を見守って下さっている皆様、ありがとうございます。(萬)

 

一昨日の京都新聞に、今年の祇園祭の山鉾に付いての記事が出ました。

コロナウイルス蔓延の為、昨年は33基の山鉾が全て蔵出しをしないまま終わりました。

今年はどうするのかと、山鉾連合会と各山鉾町が協議を重ねて出した結果です。

前祭(さきまつり)は、23基のうち12基が山鉾を建てます。

後祭(あとまつり)は、10基のうち6基が建てます。

建てるとはいえ、わが八幡山のように一般公開はせずに、例年の所作を確認して大事な懸装品などを点検するだけになりそうです。

「みなさん、見に来ないでね」なんて、こんなに寂しいことは有りません。(萬)

 

 

八幡山に粽が届きました。

例年粽造りをお願いしている農家の人から、粽が届きました。

これに、5種類の化粧紙を施してから、八坂神社の御祓いを受けます。

これらは例年、先ず八幡山町内の人達に要り用分をお譲りしてそれから宵山に参拝の方々に授与します。

ところが昨年も今年も、宵山で参拝の人達に売る事が出来ないのです。

可愛い子供さん達が「童唄」を唄いながら皆さんにおわけするのは来年までお預けです。

そこで、御存じのようにこのHPにおいて御奉賛頂いた方にのみ、お送りさせて頂く事になっています。

みなさん、御協力をありがとうございます。 

 

 

 

 

 これから、この化粧紙を巻き付けて7月早々の御祓い日までに仕上げます。

 

 

 

今年も八幡山への御奉賛のお願いをさせて頂きましたところ、早速に多くのお申し込みメールをお受けして改めて皆様の篤いお志に感謝しております。

誠にありがとうございます。

お申し込み頂いた方々には、2.3日中に返信させて頂いて居りますが、万一返信が届かない方は御一報をお願い致します。

7月1日は、祇園祭の各山鉾で「吉符入り」が行われます。

長刀鉾は例年1日に、お稚児さんと共に八坂神社へ「お千度参り」をされますが、巡行の無い今年も役員さんだけでのお参りとなりました。

 

丁度昨日の朝刊に「鬮取り式」の記事が掲載されました。

例年の7月2日には、紋付き羽織袴に正装したの山鉾の代表が京都市役所に参集して「鬮」を引き、その順番通りに山鉾巡行を行います。

ところが昨年はこの鬮取り式も出来ず「お榊巡行」の各山鉾代表者は、一昨年の巡行順で歩かれる事になりました。

今年も「お榊」を携えての徒歩巡行ですが、せめて今年は、鬮取りをしてその順番で進もうかということで、例年通り7月2日に「鬮取り式」が行われます。

7月2日の「鬮取り式」の様子を伝える、京都新聞の記事。

7月に入りますと、ちょっと寂しいながらも祇園祭の神事、行事がたくさん控えて居ります。

それらが全て順調に執り行われますように願っております。(萬)

 

 

京都の祇園祭は、八坂神社の御神輿がお出ましになる7月17日と、お還りになる24日に「山鉾巡行」が行われます。

その山鉾は、17日の前祭(さきまつり)に23基、24日の後祭(あとまつり)には10基が都大路を進みます。

その後祭の中に「鷹山」さんが、200年振りに復帰すべく着々と準備をされています。

その様子が、京都新聞に掲載されました。

数年前から、お山そのものや数々の懸装品を制作されていたので、いよいよ2022年には巡行に参加できそうなところまでこぎつけられたようです。

我が八幡山のお隣の町内なので、我々としても大変楽しみなことです。

来年は、鷹山さんを加えて後祭が11基に増え、前祭の23基と共に全34基の山鉾が賑やかに巡行して、2年続きの「コロナ休み」の寂しさを吹き飛ばすようなお祭りにして

「疫病退散」を祈願したいものです。

鷹山さんのお囃子の動画は「こちら」から。

(萬)

 

八幡山は、祇園さん(八坂神社)の氏子ですから、毎年の祇園祭では、御神輿がお出ましなるのをお迎えしたりお還りになるのをお送りしたりする

「神幸祭」「還幸祭」に参加してお参りしています。

その我々の本家八坂神社の本殿がこの度国宝に指定されました。

そのニュースはこちらで。

それについては、八幡山からもお祝いの気持ちを伝えるべく金一封を奉じました。

そこで先日、八坂神社から御丁寧なお礼の挨拶と共に、記念アルバムsと可愛い「おりん」が送られて参りました。

こうしてまた、京都に国宝が増えましたし、来年の夏には文化庁が京都に移転してきます。

京都の街はますます名所の宝庫になります。(萬)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナの蔓延で、今年の祇園祭は巡行を中止する事までは決まりましたが、昨年のように「お榊巡行」だけでその他は何もやらないかどうか?

各山鉾で会議が続いて居ます。

八幡山でも、またまた役員さんが集まって智恵を搾りました。

理事長を始め皆さんは、疫病退散の為に始まった祇園祭だから何とかお祭りらしくしたい思いはやまやまです。

また、山飾り、会所飾りをここらで一度しておかないと来年に2年ぶりに行うのに支障が出るかも?

それに、沢山の懸装品を点検して風通しをしてから虫除けを施す事も必要です。

しかし、山を建てて会所飾りをしたりの作業は、大勢の町内の人が近づく事になります。

お飾りを見に来られる人を集める事になってしまう。

それらの決定を、適当な時期には下さないと依頼する業者さんに迷惑が掛かります。

なかなかきちんとした決め手に欠けるので、決定とならずまた集まって相談する事になりそうです。

なお毎年、当八幡山のHPで、皆さんに奉賛の御協力を頂いている件につきましては、6月早々にでも御案内を掲載させていただく予定ですので

また本年も御協力をよろしくお願い致します。(萬)

 

 

元旦と、お祭り、放生会の日以外は、いつも静かな八幡さんのお社です。

 

お社のお供え台に、変な汚れ模様が出ているので磨いてみました。

研磨作業の様子はこちらで。

 

そこそこ綺麗になりました。

 

 

お榊と塩と水は、毎月役員さんが新しくされています。

今年のお祭りこそ、沢山の参拝者や観光客で賑わうと良いのですが果たしてどうなりますやら。(萬)

 

 

コロナの蔓延が進んで、今年の祇園祭はまたまた巡行が中止と決まりました。

43基の山鉾を束ねる「山鉾連合会」が、15日の会議で決定されました。

ただし、最も多くの人を集めてしまう巡行は中止ですが何とかお祭りらしい7月をと願うお祭り男たちは今、いろいろと策を練っています。

昨年のように、厄除けを祈念してお榊巡行を行うか、山鉾を建てるだけならどうかとか、会所飾りだけはしたいとか?

まだまだこれから数ヶ月の間、各山鉾町ではつらい会議が続きます。

 

我が八幡山でも、何度か役員さんが集まって協議していますがなかなか難しい事です。

いつも八幡山のHPへ訪問して下さる皆様、今年はまた静かなお祭りになりそうですが来年こそはと期待して頂いて楽しみにお待ち下さい。

尚、八幡山厄除け粽の配布は昨年のように「御奉賛募集」として御案内出来るように準備中です。

どうか今年も御協力をよろしくお願い致します。(萬)

 

4月1日は、町内会も年度替わりです。

令和2年度の、町会長さん、副会長さん、会計さんと、新年度の三役さんが揃って、引き継ぎが行われました。

雑談も交えて、和気藹々と引き継ぎ事項の説明が行われます。

 

旧役員さん、御苦労様でした。

新役員さん、町内170所帯のお世話を一年間よろしくお願い致します。(萬)

 

 

 

公益財団法人八幡山保存会の理事会が1月30日に開催、2月13日に評議員会が開催され、昨年度(令和2年度)事業報告と決算報告がなされ、承認されましたので、ここに決算書を掲示(公告)致します。

いつも「八幡山ホームページ」に訪問頂いてありがとうございます。

皆様にお連絡先の知らせです。

当ホームページへの御意見、御質問などの連絡窓口をしばらく閉じて居りましたが、この度新しく開設致しました。

今後は「このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。」へ、いろいろな連絡を頂けるようにお願い致します。

今後とも、皆様からの八幡山への御支援と提言をお待ち致しております。(萬)

コロナのために、寂しいお正月を過ごした八幡山の役員(理事)さんが、今年の初会議を持ちました。

昨年は会所飾りも巡行も中止で最低限の神事しか行えない祇園祭でしたが、例年通り昨年度(令和2年度)の事業報告と会計(決算)報告が行われました。

 

マスクをしての会議からは、もうそろそろ解放して欲しいです。

 

なるべく短時間で済ませられるように進行して、無事に会議は終了しました。

また2月にも役員(評議員)さんが集まります。

そして気になるのはコロナの成り行きです。

今年のお祭りが賑やかに挙行出来るかどうか。

みなさん「今年こそは」との思いを胸に解散致しました。(萬)

 

令和3年の元旦は、良く冷えたものの、綺麗な空気と明るい日差しに恵まれました。

空前の大災難「コロナの蔓延」は、終息の兆しが見えませんが、人類の英知を結集してきっと克服し出来ると信じます。

八幡山では1月1日の朝10時に、町内の皆さんが皆さんお揃いで新年拝賀式に臨みました。

とはゆかず、コロナの為に役員さんだけの縮小礼拝となりました。

 

神前飾りが出来ました。

行司さん達が、早朝から集まって諸々の準備をしてくれました。

定時前に、役員さんが全員揃いました。

主行司さんから新年の挨拶。

それから全員で神前に向かって、二礼二拍手一礼。

神前に供えた御神酒と昆布とスルメを下げてきて、皆さんで御神酒を頂きます。

土器にほんの少しです。

 

本日の最長老さんも、元気に御神酒を・・・。

 

皆さんに御神酒が行き渡ったところで、無事拝賀式はお開きです。その様子の動画はこちらから。

今年こそ、例年にも増して賑やかなお祀りが挙行出来ますように。(萬)

 

八幡山では、毎年のお正月1月1日の朝10時に、町内の人達が神前に集まって「新年拝賀式」を執り行います。

その前に、神事を執り仕切る行司さん達が準備をされました。

当日に必要な神具が、収蔵庫から運び出されます。

八幡さんのお社、土蔵、収蔵庫、表玄関の四カ所の注連縄を新しく懸け替えです。

賽銭箱、三宝、八足台、素焼きの徳利、吊り灯籠、燭台、土器等の神具。

お供えするキュウリ、昆布、スルメ、塩、お洗米も揃いました。

 

 

元日に慌てなくても良いように、神前飾りに必要な物を全て揃え終えて、行司さん達の御挨拶です。

拝賀式から始まって来年一年間、八幡山のお世話をよろしくお願い致します。(萬)

 

 

八幡山町内はマンションが多いので、全所帯は180軒にもなります。

この度、いざと言う時の為に飲料水の備蓄をする事になり各戸に2リットルを1本ずつ宛を保管する事になりました。

元禄年間建築になる、八幡山の土蔵に180本のペットボトルの収納作業を行いました。

2リットルが180本到着です。

いざと言う時は、この2リットルで数日間だけでもお役に立ちますように。

土蔵の床下に、湿気を避けてP板とベニヤ板を貼り合わせた下敷きを入れます。

 

 

奥の箱が出しやすい様に、紐を付けてから押し込みます。

思い箱がベニヤの上をスイスイと動きます。

 

 

無事、土蔵の床下に全ての箱が収納出来ました。

この水が緊急時に使われる事が無く、2年後には入れ替えして皆さんに試飲してもらえるように願いたいものです。

費用と保管場所が確保出来れば、今後カンパンくらいは足したいものです。(萬)

 

今年も残すところあと20日を切りました。

コロナで大きな迷惑を被っていても年末と新年は必ずやってきます。

例に漏れず八幡山では、12月13日の「事始め」に例年通り「行司引き継ぎ」が行われました。

行司さんとは、その年一年間、八幡山の全ての神事、行事を執り行う人達です。

その長は「主行司」と呼ばれます。

主行司さんには、10数名の行司さん達と共にお役目を果たして頂きます。

2020年の「主行司さん」から、2021年の「主行司さ」んへお祭に関する一切の資料が引き継がれました。

たくさんの資料が運び込まれました。

 

 

大事な資料の入った数個の箱の内容を、次年度の行司さん達が確認して居ます。

大事な大事な「元禄年間の土蔵の鍵」も有ります。

 

 

2020年の行司さん。御苦労様でした。

 

 

2021年の行司さん。来年をよろしくお願い致します。

 

無事に引き継ぎを終えた、新旧の行司さん達は来たるべき歳の祇園祭について意見の交換をされています。

来年こそは、賑やかにお祭りを挙行したいものです。(萬)

八幡山町内恒例の「大型ゴミ協同回収」が、今年も行われました。

朝8時30分から、町会所のガレージに次々と運びこまれる大型ゴミ。

個々に処分すると結構な費用が掛かるので、大勢でまとめると安上がりになります。

みなさん、年に一度のこの機会を待って廃棄されます。

大勢の御近所さんとの顔合わせも出来て、とても有意義なイベントです。

 

町内の皆さん20数人が待機して、ゴミの多いおうちや運びにくい大きさの物をお手伝いです。

 

 

いつもの業者さんが手際良く分別して、次々にトラックに積んで運びだしてくれます。

毎年実施しているので、みなさんからのゴミも今年は少なめでお昼前には終了。

みなさん、気持ち良く新年を迎えられます。

あとは、コロナの征伐です。(萬)

 

コロナの為に、今年の祇園祭は大幅に縮小して寂しい「疫病退散巡行」でした。

そのように少ない行事内容ながらも、八幡山では例年の様に来年度の事業(行事)計画案と来年度の予算案の検討会議を行いました。

全員、マスク着用です。

 

約一時間程、理事長と会計さんから説明が有り、みなさん承認です。

来月にはもう一度会議が有ります。役員さん御苦労様です。

また12月13日の「事始め」は、本年のお祭りを采配する「主行司さん」から、来年の主行司さんへの引き継ぎが行われます。

来年こそ、例年にも増して賑やかなお祭りを挙行して、疫病から日本を、世界を守りたいものです。(萬)

 

今年のお祭りはコロナのおかげで寂しい事になりました。

なんとしても来年は、例年どおり賑やかに全ての祇園祭の行事を執り行いたいものです。

期待すべき来年に備えて八幡山では、しばらく出来て居なかった火災報知器の検査を実施いたしました。

業者さんが、このような器具を持参して、町会所3カ所、収蔵庫2カ所の火災報知器の作動を調べてくれました。

煙感知用と熱感知用が有るそうで、これは煙を試験的に出す器具です。

 

元禄年間建築の土蔵での検査。

昭和30年代建築の収蔵庫。

築140年以上の町会所(14年前に大改修)の感知器。

赤いランプが点くと、火災を感知しています。

5カ所いずれも異常なく作動したのでひと安心です。(萬)

毎年の8月10日、八幡山では「放生会」の神事を執り行います。

コロナの為に、祇園祭の巡行は中止になりましたが、放生会だけは予定通りお勤めしました。

ただし、例年はお町内の皆さん全員に御案内しますが、今年に限り三密を避けて役員10名だけの参列になりました。

 

八幡山の本家「石清水八幡宮」から神官をお迎えしての神事です。 神官に神前飾りの最終チェックをして貰います。

 

 

 

御神酒、昆布、スルメ、青瓜、お洗米、塩、水を供えて、ロウソクも立てました。

灯籠と提灯を懸けて、神前飾りが出来ました。

開式直前の様子の動画は「こちら」から。

 

 

先ずは祭司が御祓いを受けてから。  

 

祝詞奏上。役員全員が低頭して聴きます。

 

祭司が玉串を奉奠。

 

 

続いて今年の主行司が玉串を。役員数人もそれに続きます。

これで、今年の八幡山の神事行事は全てお終い。

来年こそは、またまた賑やかなお祭りを行いたいものです。(萬)

 

大変寂しい事になった今年の祇園祭ですが、大事な神事は少人数参加ながら無事執り行われました。

八幡山でも、例年通りの神事御祓いは終えられました。

八幡山HPを訪問される皆様からの、沢山の御奉賛もありがとうございました。

予定して居たよりも多くの皆様からのお申し込みを頂いて、7月早々には締めきりさせて頂くこととなり

誠にすみませんでした。

御奉賛頂いた方々へのお礼授与品発送は、全て完了致しました。(もし、未着の方が居られましたら御一報ください)

お預かりした浄財は、八幡山の運営や維持の為に使わせて頂きます。

改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

これからも八幡山のHPへのお越しをお待ちしております。(萬)

 コロナのおかげで今年の山鉾巡行は中止になりましたが、疫病退散から始まった祇園祭は、そのままでは済まされません。

7月17日の前祭は「お榊巡行」で23基、24日は後祭の11基がお榊巡行を挙行致しました。

その間には、八坂神社の「御神霊渡御」も行われて、神事だけは例年通り執り行われています。

24日を前にして、予め届いた「お榊」は、当日まで八幡さんのお社の前で待機して貰います。

例年なら、豪華な懸装品を飾り付けた八幡山の前後をお町内の皆さん30人程がお供していますが 今年は代表者一人だけと言う事で

八幡山の長老さんが正装で出発準備です。

行列の出発場所に向かう様子の動画は「こちら」から。

数十年前の祇園祭巡行のコースを東へ進みます。

今年は「鬮取り式」が無かったので、巡行の順序は昨年と同じなので八幡山は4番目です。

巡行中の動画は「こちら」から。

三密を避ける為にコースや時刻は公表されて居ませんでしたから、見守る人も少ないです。

 

約一時間の巡行を終えた一行は、八坂神社の御旅所に着いて玉串を奉奠。

無事に疫病退散の祈念を終えました。

 

八幡山の長老を追いかけて、お町内の皆さんが御旅所まで同行されました。

みなさんお疲れ様でした。

これからは、コロナ終息の方向に向かってゆきますように。(萬)

今年の山鉾の宵山飾りや巡行は中止になりましたが、八坂神社の神事は例年どおり執り行われています。

八坂さんの御霊を移した車で、市中を練る「御神霊渡御」をお見送りしました。

三密を避けて、渡御コースや時刻は公表されて無いので関係者だけがお参りしています。

玉串で御祓いをしながら進みます。やはり、宮本組の人達が一役担っています。

この渡御には、八坂神社の「神器」が先導しています。

 

御神霊渡御の動画は「こちら」から。

 

山鉾町では、正装した役員さんがお迎えをされて居ます。(萬)

今年の祇園祭は、宵山と巡行が無くて寂しいことですが街を歩くと「今年もお祭りを」との意気が感じられる 風景がいろいろと見られます。

 

例年のように、幔幕や提灯を出して、いつものお祭りの様な気持ちに浸って居られます。(萬)

今日7月17日は、祇園祭の前祭巡行の日です。

朝9時から、23基の山鉾が「疫病退散」を祈念して市中を巡行するので京の町は年に一度の大賑わいするはずでした。

しかし今年は「疫病コロナ」の為に巡行は中止。

山鉾連合会は、このままでは済まされないと「お榊を掲げての巡行」を挙行しました。

密になるといけないので公表されず、関係者だけが見守りました。

山鉾連合会の役員さんと、23基の山鉾の代表者が「お榊」を掲げての巡行です。

出発まで待機中の正装した代表者さん。

 

さあ、行きますかな。 出発の様子の動画は「こちら」から。

先頭は「祇園會」の幟です。

それぞれのお山の名前が書かれたお榊に「コロナ退散」の願いを込めて、八坂神社の御旅所まで。

 巡行の様子の動画は「こちら」から。

来年こそは、きらびやかな山や鉾と一緒に巡行したいものです。(萬)

 

 

八幡山の神事には欠かせない「三宝」は、現在大小合わせて10台ほど有りますが、いずれも相当な年数が経過したものばかりです。

 

三宝はこうして神前飾りにお供え物を載せるのに使います。

 

裏には、文化元年、昭和5年、昭和12年との文字が見えるので痛みが激しいのも当然です。(文化は、220年前です)

1月1日のお正月、7月18日の吉符入り、お祭りの宵山飾り期間、8月10日の放生会。

これだけの神事に、様々なお供え物を載せて神前にお供えします。

そんな折、余りの傷み具合を見かねてこの度お町内の一人が寄進したいと申し出られて、2月頃から制作されて居ました。

 

木曽檜材に漆の重ね塗りと、実に手間の掛かる工程を経て、お祭りに間に合うように出来上がりました。

ところが今年のお祭りは寂しい事になったので、役員さんへは現物を披露して、町内の皆さんへはは画像をプリントして、回覧での披露となりました。  

 

 

さすがによく光っています。 またまた200年以上もの間、八幡山で光り続けることでしょう。

 

 

三宝と同時に、収納箱3個も寄進されました。 お町内の「kさん」ありがとうございました。(萬)

 

 

例年の八幡山は、7月2日に「鬮取り式」に参列、そして「7月17日の前祭の翌日」に町内の人達全員が集まって その年のお祭りの始まりです。

それからは、様々な神事行事で町内の人達は出ずっぱりで大忙しです。

ところが今年は空前の出来事で、お祭りの殆どの神事と行事が中止。

宵山飾りも山鉾巡行もありません。

そんな時、ただひとつの神事「清祓いの儀」が、7月13日に執り行われました。

今年の神事係が、いつものように「神前飾り」を終えました。

御神酒、御洗米、塩、水、飛び魚、昆布、スルメ、瓜を供えて、燭台、灯籠、提灯も出しました。

主行司さんだけは、絽の紋付き羽織袴の正装です。

八坂神社から神官を二人迎えて「清祓い」 町内全員が集まると密になるので、役員さんだけ参列と寂しい事になりました。

皆で、コロナの早期退散を祈念しています。 マスク着用の清祓いは後にも先にもこれきりにしたいです。

 

神事を終えた神官からの御挨拶は「こちら」から。

 

お下がりの昆布スルメと、御神酒を頂いてから解散です。

 

あちこちで「お互いに今年は大変ドスなあ」(萬)

今年の祇園祭は大変寂しい事になりますが、八幡山では恒例の神事だけは例年通り執り行います。

7月13日の「清祓いの儀」を控えて、町会所4ヶ所の注連縄を新しくしました。

北山の農家に依頼してあった「注連縄」が4本届きました。

3間が1本、2間が2本、3尺が1本です。  

予め、奉書を切って「御弊」を16本作ってあります。

 

お正月に懸けた注連縄を外して、同じ位置に御弊を取り付けてゆきます。

 

綺麗に懸け変わりました。

表玄関

 

収蔵庫

お社

 

土蔵

 

4カ所の注連縄が綺麗になりました。

それから、清い祓いの儀の神前飾りに必要な諸々の神具を収蔵庫から出して準備しました。

今年はコロナの影響で、お町内の皆さんのお参りは控えて頂いて、役員だけが参列となり寂しい事ですが

来年は、2年分くらい賑やかなお祭りにしたいものです。(萬)

 

今年の祇園祭は、八坂神社と各山鉾では例年通りの神事や行事を執り行いますが、山建てや宵山、山鉾巡行は中止です。

そんな寂しい中ですが、数年前から何人もの立命館大学の人達が取り組まれている「祇園祭の記録」がこのほど公開されました。

八幡山へも、お祭りの期間に様々な機器を持ち込んで記録されたり長期間をかけて八幡山の懸装品の撮影をして貰いました。

下記のURLです。 https://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/vm/gionfestivalDM/

ここでは、関係者も改めて感心するくらいの貴重な画像がたくさん残されているので一人でも多くの人達に見ていただければと思います。

船鉾、八幡山を始め祇園祭に関する貴重な記録が詳しく網羅されています。

八幡山の記録も相当な数が有ります。

我々が八幡山のHPの作成でも苦労したことですが、年に一度しか記録出来ないのでデータ集めには何年も掛かりました。

そんなに条件の悪い中を、立命館大学のスタッフ達は丁寧にデータ収集して頂きました。

上のURLから入れない方は「こちら」から。

京都新聞でも紹介されました。(萬)

 

例年の7月2日は、祇園祭の山鉾巡行の順序を決める「鬮取り式」です。

京都市会議場に、山鉾連合会の役員さんと34基の山鉾の代表が全て揃って厳粛に行われます。

その後全員が、お祭りの無事を祈念して八坂神社へお参りします。

ところが、今年はコロナの影響で山鉾巡行が中止になり、鬮取り式は無くて社参さんだけが行われました。

八幡山からは、長老が今年の主行司さんなので絽の紋付き羽織袴で参列です。

 

山鉾連合会の木村理事長を先頭に門川京都市長が続き、全山鉾の代表者も手洗水をつかってから本殿に向かいます。

その様子はこちらから。

 

例年は本殿内での拝礼ですが、感染予防の為、皆さん屋外に座られています。

拝殿の様子はこちらから。

 無事に30分ほどの拝礼を済ませてから、みなさんそれぞれに各町内へ帰られました。

さすがに今日は、いつもより大勢の神官が居られました。

その様子はこちらから。

社参を報じた京都新聞の記事です。

今年は山も鉾も建てず、従って宵山飾りもお囃子も有りませんから、どのお山も寂しい7月になります。

八幡山も、7月13日に八坂神社から神官を招いて「清祓いの儀」を執り行い、厄除け粽や手拭いなどの御祓いを受けます。

それらを、お町内のみなさんに希望される数の粽や手拭いをお分けします。

八幡山に後奉賛頂いた方々へも、御祓いを済ませてからお送りさせて頂きます。(萬)

 

今年の祇園祭は山鉾巡行が中止となり、1200年前に疫病退散を祈願して始まったお祭りに携わる者としては大変つらいものが有ります。

しかし、 巡行こそ致しませんが各山鉾は独自に神事だけは執り行います。

八幡山でも、7月13日に八坂神社から神官を招いて例年どおりの「清祓い」を行い、厄除け粽や手拭いなどの御祓いも受けます。

そうして、みなさんに授与できるように準備を始めて居ます。

例年よりも数が少ないですが、笹を巻いた粽が届きました。

 

例年なら、町内の人が一堂に会して粽造りをするのですが今年は三密を避けて、各家で作る事になりました。

その為役員さん達が、粽の化粧紙五種類の数を数えて渡す準備をしています。

 

7月13日の御祓いに間に合うように、各家で化粧紙の取り付けが始まりました。

まずは、熨斗紙からです。

 

それから、次々に四種類の化粧紙を着けてゆきます。

 

町外協力者さんも助っ人に来てくれました。

こうして出来上がった粽は、八幡山町内の皆さんからお知り合いに配られます。

一般の方には、八幡山HPから「御奉賛のお申し込み」の有った方々に送らせて頂きます。(萬)  

 

3月24日から5月27日まで開催予定の「祇園祭展」が、コロナの影響で殆ど閉館でした。

せっかく沢山の懸装品が揃っている機会が余りにも勿体ないという事で、再度オープンされました。

6月20日から7月26日までです。

本来なら17日の前祭と24日の後祭で各山鉾は大賑わいですが今年に限り、文化博物館でのお祭りとなりました。

山鉾が誇る懸装品を間近で見られる大変貴重な機会ですから、是非お薦めです。(萬)

3月24日から5月17日までの、京都文化博物館での「祇園祭展」は、前期の途中でコロナ騒ぎがエスカレートしたので

休館に追い込まれていました。

休館中に、前期と後期の展示物を入れ替えて再オープンを期待されて居ましたが、とうとう昨日に会期を終えてしまいました。

34基の山鉾から、自慢の懸装品を集めるという希有な企画には、関係者の我々も楽しみにしていましたので

 博物館の計らいで、関係者だけに二日間だけオープンしてくれました。

時間を離して、人と人が接近しないように気をつけての鑑賞でした。

 

日頃はこんなに近くで観られない、他の山鉾の懸装品。敬意を表して遠景画像だけです。

八幡山の海北友雪の「祇園祭祭礼図」

天明年間の金箔のお社には、八幡山の御本尊を安置します。

今年から八幡山の理事長就任の期待の若手。

祇園祭巡行が中止なんて、空前の出来事が起こった今年、余りに勿体ない企画なので、博物館としては特別延長の計画を考えて居るようです。

是非とも、一般の方達の為にも、我々の為にも是非とも実現して欲しいです。(萬)

新型コロナウィルスの感染拡大で、様々な業務やイベントが中止や延期されています。 その波が、とうとう祇園祭にも波及してきました。 34基の山鉾が所属する「山鉾連合会」が、兼ねてから検討の結果、 巡行を中止する事を決めました。 20日に行われた会見の様子は「こちら」から。(約一時間) 祇園祭は、 巡行については全山鉾が決め事に則って同一行動を取りますが、その他の神事や行事については それぞれの町内が独自に決定して執り行っています。 これからは、各山鉾に於いていろいろな検討が為されることになるでしょう。 八幡山でも、難しい選択を迫られます。  

 

1200年前に「疫病退散」を祈願して「神泉苑での神事」から始まった祇園祭は、今こそコロナ終息を祈願すべきなのです。 山鉾巡行は無くなりますが、八坂神社は勿論、各山鉾でも「三密」ならないように配慮して神事が行われる筈です。 八幡山でも、疫病退散祈願だけは是非とも行いたいと検討を始めました。

今年のお祭りについての決定事項やお知らせは、またこのHPでお知らせ致します。(萬)

十数年ぷりに、八幡山の理事長と会計さんが交替しました。

理事長と会計は、一般役員とは違って、日頃から何かしらの集まりや作業が有り、なかなかゆっくり出来ません。

  大事な引き継ぎ事項の説明と、資料の引き渡しです。

引き渡し資料は、まだこの他にも有ります。

 

新会計さんよろしくお願い致します。旧会計さん御苦労様でした。

 

今日からはここに、八幡山保存会の表札が掲げられます。

新理事長さんよろしくお願い致します。

旧理事長さん、御苦労様でした。

この度、八幡山の新理事長が自作でこのような立派な表札を自作されました。

金色に輝いて、お山に長く残ることでしょう。(萬)

 

 

八幡山をお護りしている我々の町内は「三条町」です。

その三条町のメンバーがそのまま八幡山のメンバーです。

同じ人達で、八幡山と三条町と二つの組織が有ります。

毎年4月1日は、三条町の会長、副会長、会計の交替日で、今年も粛々と行われました。

新役員さんは、左から 副会長 会長 会計の三人さんです。

一年間よろしくお願い致します。

大事なお金と帳簿の引き継ぎです。

会費の集金や諸々の支払いが円滑に進められるように、また沢山の配布物(167軒)を効率よく配る為のうち合わせも。

今年は国勢調査が有りそうなので、秋は忙しくなりそうです。

新役員さん、よろしくお願い致します。(萬)

3月24日から5月17日まで、京都文化博物館で「祇園祭展」が開催されています。

会期中は、三十三基の山鉾から選りすぐりの懸装品が展示されます。

宵山の時も、 巡行でもなかなか間近にゆっくりとは見られない物ばかりなので大変貴重な機会です。

八幡山からも、十七日に「総金箔のお社」を始め、多くの懸装品を運びだしました。

会場は撮影禁止なので、画像での紹介は出来ませんが大変見応えの有る物ばかりが揃っています。

後祭では鬮取らずで、毎年先頭の「橋弁慶山」 別室では、実際のお山二基がお祭り当日と同じように組み上げられて展示されています。

ここは撮影自由なので御紹介できます。

五条大橋(今の松原橋)で、牛若丸と弁慶が戦ったという故事に因んだお山です。

 

漆塗りの橋や、二体の人形は500年以上前の物で、胴懸け等は順次新調されています。

  もう一基は「郭巨山」です。

貧者が困窮を極めてどうにもならなくなったので母か子を捨てる事にしたが、子はまた授かるのに比して母は二度と授からないので

泣く泣く子を捨てる事にした。

そうしたら、黄金の詰まった釜を掘り当てて救われたと言う中国の故事に因んだ飾りです。

「万葉美人」の見送りは大変豪華です。

釜堀山とも呼ばれて、大津祭でも同じ謂われのお山「郭巨山」が有ります。

橋弁慶山と郭巨山展示の動画は「こちら」から。

 

新型コロナウィルスの為に、数々のイベントが延期や中止をされて居ますが、祇園祭頃には何とか終息しますように。

もともと、1200年前に疫病退散の為に始まった祇園祭ですから、ここでもう一度みんなの祈念を成就させたいものです。(萬)

 

3月24日から5月17日まで、京都文化博物館で開催の「祇園祭展」は、全山鉾から選りすぐりの懸装品が展示される、またとない機会です。

八幡山からも、いろいろな逸品を出品するので、それらの運び出しを行いました。

先ずは収蔵庫から、今回出品しない物を出して庭先に積みます。

 

150年から200年以上経過した物ばかりなので、収納箱もだいぶん傷んで居ます。

30年ほど前に、箱に内容物の表記を施しましたが、それまでの先人は箱の色と形で内容を覚えて居られました。

 

収蔵庫から、必要な物は出せました。

 

今回に必要な懸装品の箱を取り出しました。 これらを、美術品運搬の業者さんに預けます。

 

 八幡山の御本尊「総金箔のお社」も、トラックに載りました。

これらの荷物は、19日、20日頃に文化博物館で解かれて展示されます。

そして、24日からオープンです。(萬) 

 

 

 

公益財団法人八幡山保存会の理事会が1月27日に開催、2月10日に評議員会が開催され、昨年度(令和元年度)事業報告と決算報告がなされ、承認されましたので、ここに決算書を掲示(公告)致します。

 

八幡山をお世話しているのは大勢の町内の住人さんですが、取り纏めをしているのが12人の役員さんです。

役員さん達は、年に数回会議を開いていろいろと大切なことを相談いたします。

先日も13人が集まって、昨年の事業報告と決算報告が行われました。

また今年は、役員改選の時期なのでその相談や、いろいろな案件が有り、ついつい長引きました。

来月にも、役員さんが集まる事になっています。

そのうちに、お祭期間中にお授けする厄除け粽、お守り、手拭い、鳩笛鳩鈴の発注の準備も行われます。(萬)

今年も八幡山の新年は、元旦の朝10時から始まりました。

 いつも八幡山のHPへ訪問して頂いているみなさま、今年も心強い応援をよろしくお願い致します。

今年の行司さん達が、暮れの内に収蔵庫から出しておいた「拝賀式用の神具」を、神前に並べます。

準備万端で、町内のみなさんのお出ましを待ちます。

 

今年の「主行司さん」 今年一年、八幡さんをよろしくお願いします。

 

午前10時に、全員で八幡さんに拝礼してから、主行司さんから挨拶です。

 

みなさん、晴れ着で新年の拝礼に参列です。

 

全員が、昆布とスルメを頂いてから、御神酒を口にします。

 この動画はこちら

今年の拝賀式は30数人の参加で、賑やかに行われて、このあと皆さんは初詣に行かれたようです。(萬)

 

各お家に溜まった大型ゴミを片付けて、清々しく新年が迎えられるように八幡山町内では

10年前から大形ゴミの協同回収を行って居ます。

今年もみなさんお手伝いしながら、沢山のゴミが片付けました。

 

 

集まり始めました。

 

回収業者さんが来てくれて、素材別に手際良く積み込んでくれます。

 

これがゴミのピークです。

毎年毎年、よくまあこれだけゴミが出るものです。

でも、3.4時間ですっかり綺麗になりました。

これで、スッキリとお正月を迎えられます。(萬)

八幡山の町会所4カ所に懸ける新しい「注連縄」が届きました。

4尺、2間、2間、3間で、玄関、土蔵、収蔵庫、お社の分です。

注連縄に付ける「御弊」は、自作なのでさっそく製作に取りかかりました。

1本の注連縄には、4本ずつの御弊が要るので16本必要です。

 

奉書を均等に切って原紙にします。キッチリと割り算をしなくては。

 

原紙が出来ました。

 

原紙に切り込みを入れてから、前へ前へ折り曲げます。

先端は三角にして、縄に挟みやすいようにします。

玄関はこのように。

 

お社はこのように。

28日は、来年の行司さん達が集まって、注連縄の張り替えや掃除をしてから、神前飾りの準備をして、1月1日の「新年拝賀式」に備えます。(萬)

今年も、八幡山の祭事行事は無事に終えられました。

例年のごとく、12月13日の「事始め」に、一年間「行司」として中心になってお山のお世話をして頂いた「主行司さん」から

次年度の「主行司さん」へ、書類備品一式が引き継がれました。

八幡山の理事長も立ち会いました。

様々な備品と共に、引き継ぎ事項の伝達も行われました。

 

八幡山の連絡事項を、御町内の皆さんに伝える回覧箱も渡されます。

回覧は年間に、二十数回は廻されます。

 

無事に引き継ぎを逢えた、旧の主行司のHさん(左)新の主行司のOさん。

Hさんご苦労様でした。Oさん、来年はよろしくお願いします。(萬)

 

 

祇園祭の山鉾は、前祭23基、後祭10基(3年後には11基)有りますが、それらをまとめるのが「山鉾連合会」です。

八幡山は、後祭の10基の中で、毎年7月24日に巡行してます。

その連合会の理事長が、岸本氏から木村氏に引き継がれました。

副理事長にも、大田氏と大嶋氏が新任となり新体制の連合会の活躍に期待が集まります。(萬)

9月、10月、11月の八幡山は静かでした。

もちろん、京都市とか山鉾連合会との連絡事項はいろいろ有りますが、担当の人の対応だけで済んで居ました。

そんな中12月を控えて、久しぶりに八幡山保存会の役員が集まって、今年の経過報告と来年の事業計画と予算案について審議・承認をしました。

八幡山保存会では来年も大きな変更は有りませんが、来年3月中頃には大事な懸装品を京都文化博物館で展示して貰うことになっています。

これから、それらのうち合わせやいつも通りの年度替わりの事務的な作業が続きますから、12月にはまた集まらなくては。

また、その歳のお祭りを取り仕切る「行司さん」の交替が、12月13日の「事始め」に行われます。(萬)

2019年の八幡山巡行の様子を、まとめて入手した画像を掲載して

改めて紹介させて頂きます。

早朝からみんなで第一装の飾りに仕上げた八幡山が、巡行出発の前に御池通で記念撮影です。

 

 

他の山鉾も、次々に集まり始めました。

旗持ち1人、先触れの「チリン棒」に2人、舁き手に20人、大工方4人、荷物掛かり1人。

裃を着用したお供の人が20数人。

八幡山が晴々と、巡行出発です。

八幡山は毎年、強力なボランティアの皆さんに舁き手を依頼しています。

町外協力者も、毎年巡行に参加です。

 

晴れたので、大事な懸装品が濡れる心配は無くなりましたが、とにかく暑い。

みなさん、元気に巡行のお供をされています。

御池通を東に巡行する八幡山。間もなく「鬮改め」(くじあらため)の場所です。

 

正使と、その脇を固める副使が揃いました。

 

副使2人が、八幡山の厄除け粽と白扇を献上します。

正使と八幡山は、後方に待機しています。

 

 

正使が、7月2日の「鬮取り式」(くじとりしき)で引いた鬮(くじ)の入った文箱の房を、扇子でおもむろに解きます。

 

巡行の順序に間違いが無いかを、奉行にみたてた京都市長が確かめます。

別角度からの「鬮改め」

 鬮改めの間、お供の人達はこうして見守ります。

 

鬮を改めて貰った正使は、大きく白扇を拡げて八幡山を迎えます。

鬮が改められたら、お山は市長の前で一回りして、お山全体を見聞して貰います。

舁き手(かきて)は晴れがましい力の出しどころですから、頑張ってくれます。

 

八幡山の鬮は、7月2日に正使がこのようにして引きました。

引いた籤を、会場全体に披露しています。

鬮取り式の日には、八幡山のMさんが「永年協力功労賞」を、京都市長から授与されました。

 

市役所を過ぎて、河原町通を巡行中の八幡山。

今年の役員さんがお山の前を、その他のお供の人はお山の後を歩きます。

このホテル前では毎年、ダラリの帯の舞妓さんが献酒を持って待っていてくれます。

正使が受け取って、厄除け粽をお渡しします。

廻りには、舞妓さんのショットを狙うカメラマンがいっぱいです。

こうして2人並ばれたら、流石に向こうの八幡山も霞みます。

いくら「絽の着物」とは言え、さぞかし暑いことでしょう。

 

四条通の「八坂神社御旅所」では、巡行のメイン「八坂神社拝礼」

八幡山の前にお供の人が揃って、玉串(たまぐし)を奉奠(ほうてん)した正使に合わせて二拝二拍手一拝。

これからは、還り巡行になります。

ここで11時30分くらい。町内まで戻るにはあと一時間ほど掛かります。

 

いよいよ、四条室町まで帰ってきた八幡山。

後の「黒主山さん」が、ここから右折して町内へ還るので「鯉山さん」が、待機しています。

八幡山は、いよいよ新町通まで還ってきました。

南観音山さんの町会所を通過。町内まであと200メートルです。

午後1時まえには、町内に帰還出来ました。

こうして、今年も例年と変わる事無く、八幡山の巡行は無事に終えられました。(萬)

 

 

今年の祇園祭巡行は、晴れてくれましたが、宵山の間に何度か降られましたので、宵山飾りの懸装品が沢山の水分を含みました。

町内のお宅をお借りして、一月ほど干していたところ、充分に乾燥出来たので収蔵庫に戻しました。

この前懸けは、昭和32年作と書かれて居ます。54年前ですね。

当時の役員さんのお名前もハッキリと。

このうち、8割くらいのお家の息子さんやお孫さんが、今も携わって居られます。

現在の我々は、このよう貴重な文化財を粛々と継承してゆかなくては。(萬)

 

8月10日の放生会のお参りを終えて、今年の八幡山の神事を終えたので、12人の役員が集まって今年の反省会を開きました。

春から始まったお祭りの準備から、粽造り、飾り付け、宵山、巡行、収納、放生会など様々な作業について

いろいろな意見が出ました。

これらをまた、来年の参考にして毎年同じようにお祭りが運営出来る様に願います。

長老さんから若手まで、年齢は揃っていますが、八幡山も他のお山と同じく若手の人数のさみしいのが悩みのタネです。(萬)

 

7月に、無事お祭りを終えた八幡山では、毎年8月10日に「放生会」の神事で、やはり町内の皆さんが神前に集まります。

今年の行司さん達が、早朝から神前飾りをしてくれました。

皆さん、定刻に集まりました。

この日は「石清水八幡宮」さんから神官を迎えます。

八幡山では、石清水さんを町内に勧請して居るからです。

石清水さんをお山に載せて、八坂神社の祇園祭の巡行に参加しています。

丁重な御祓いを・・・。

お参りの様子の動画は「こちら

 

猛暑の中、祝詞(のりと)を奏上。

神官と町内代表が玉串を奉奠(ほうてん)したら、神事が終了。みんなで御神酒を頂きます。

お下がりのお菓子が頂けました。

これで、八幡山の大きな行事は全て終えます。(萬)

祇園祭の前祭り巡行は7月17日で、その巡行の夜に八坂神社から三基の御神輿がお出ましになり

市内を練ってから御旅所に落ち着かれます。

それが「神幸祭」です。

八幡山が巡行する後祭は7月24日で、その夜は御神輿が八坂さんへ還られます。

それが「還幸祭」です。

三基の御神輿がお還りになる時には、八幡山のすぐ傍を通られるのでいつもお見送りします。

御神輿の動画は「こちら」から。

三若の神輿、四若の神輿、錦の神輿の順に、三条通を東へ東へ。

八幡山を支える人達が、揃って見送ります。

数年後には、150年ぶりで祇園祭巡行に復帰される「鷹山さん」の町内をも

御神輿が通るので綺麗に揃ったお囃子で見送ります。

お囃子の動画は「こちら」から。

踊る御神輿の動画は「こちら」から。「こちら」でも。

夕方から市内を練り歩いた御神輿は、名残惜しそうに宮入りの前に石段下で

ひとしきり差し上げや回しをしてから11時までには、順次宮入りします。

 

四若、三若、錦の順に、八坂神社の拝殿に収まってゆきます。

この後午前0時から「御霊移し」で、神様を本殿に戻して落着です。

まだまだ7月中は、いろいろな神事が有りますが、大きな催しはこれでお終い。

長い長い今年の祇園祭も、いよいよあと僅かです。

いつもと変わらず「例年どおり」が護れました。(萬)

祇園祭後祭りの八幡山の巡行を無事に終えて、殆どの懸装品が収まりました。

当HPを訪問して頂いてるみなさま、いつもいつも御支援をありがとうございます。

みなさまからお送り頂いた、御奉賛金は八幡山運営の一部に使わせて頂きました。

つきましては昨日、御奉賛についての御返礼品を発送させて頂きましたのでどうかお納め下さい。

今後とも、八幡山を暖かく見守って頂けますようにお願い致します。(萬)

7月24日、いよいよ後祭りの巡行です。

八幡山は、11基のうち4番目を巡行します。

6時50分に、町内の人が総出でお山を第一装の飾りに仕上げます。

天候によっては、第2番、第3番のお飾りを施すことも有りますが、晴れ晴れの今年は第1番の飾りです。

 

出発時間の8時30分には、舁き手も揃っていよいよ出発です。

猛暑の中、4時間の巡行を終えて、八幡山が町内に帰ってきました。

籤改め(くじあらため)も八坂神社拝礼も無事に済ませて、町内の人達から暖かい拍手で迎えられます。

その様子の動画は「こちら」から。

帰還してから1時間は恒例の、R大学さんによるデータ記録撮影です。

もう数年前から、R大学さんには大変お世話になって、八幡山のあらゆる記録を撮って貰い

貴重なデータを残して貰っています。

これはその一環です。

変わった型のカメラは、どんな記録が出来るでしょうか?

お山を一回りする動画は「こちら」から。

お山を前から撮った画像は多いのですが、後に懸けた「見送り」も、250年以上前の素晴らしい織物です。

 

八幡山を支えるのは、勿論数十人の町民です。

でも、現在八幡山には8人の「町外協力者さん」が居られて、お祭りになると駆けつけて来て

大きく貢献して頂いています。

巡行の後、遅い昼食をいつも皆さんで一緒に楽しみます。

 

今年の宵山では、何度か雨に見舞われて、雨具を懸けたもののやはり少しずつ濡らしました。

それらを、町内の人の好意で大きな部屋をお借りして乾燥です。

殆そどの懸装品や所蔵品は、25日に全て収蔵庫に入れますが、これらの物だけは、一週間したら裏返して、その後8月半ばには収納します。

それでまた一年間、見られません。(萬)

21日は朝から町内総出です。

収蔵庫から懸装品など、沢山の道具を出して、会所とお山に飾り付けます。

綺麗に飾り付けを終えたところへ、八坂神社から神官が来られて「清祓いの儀」

 

お祭りの無事を祈願して全員で拝礼です。

その様子の動画は「こちら」

お授け品を清めて貰います。

 

駒形提灯の揚がったお山も清祓い。

 

またまた、御神酒を頂きました。

 

スルメと昆布も配られます。その後、町内一同が、「八幡山」の前で集合写真を撮影しました。

 

 

八幡山の御朱印には、長い列が出来て居ます。

毎年の宵山には、行者さん御一行のお参りが有ります。

20数人の山伏さんが、般若心経を読経。

その様子の動画は「こちら」と「こちら

この後、行者さん達は「役行者山」へいって、大きな「護摩焚き」をされます。

そして、24日の巡行にも参加です。

 https://www.youtube.com/watch?v=DBBSLa-B6-Q

可愛い子供達が、粽、御守り、鳩笛、鳩鈴を八幡山の町会所で売ってくれます。

その様子の動画は「こちら

みなさん、毎年毎年、よく頑張ってくれます。ありがとう。(萬)

 

前祭りの巡行の翌日は八幡山の「吉符入り」神事です。

町内の人達がうちそろって、神前に拝礼して、今年のお祭りの無事を祈願します。

10時の開式を前に、皆さんが集まり始めました。

八幡山保存会の長老さん達。

拝礼の後、スルメと昆布と御神酒を頂いてから会議です。

 

今年のお祭りについての説明が、主行司さんから話されます。

八幡山は「例年どおり」これが一番です。

大工方は、八幡山の骨組みを始めてくれています。

20日の夕方には、組み上がったお山の舁き初めを行います。

町内の人達や、観光客も入り混じって町内を一周します。

しっかり組み上がっていることを確認。

舁き初めの動画は「こちら

舁き初めを済ませたお山は、「埒」(らち)と呼ばれる囲いが施されて、駒形提灯の電球も付けられました。

明日から賑やかな宵山が三日間続きます。

 

 

この、八幡山の舁き初めについて、ここでお詫びを申し上げます。

例年の舁き初めは、20日の午後4時からなのですが、今年は、北観音山、南観音山の舁き初めが早く終わったので

それに釣られて早めに始めてしまいました。

4時頃になって「舁き初めは未だですか?」と尋ねる人が何人も居られて「しまった」となりました。

八幡山の舁き初めを楽しみに来て頂いた方々には大変気の毒な事になりました。

心よりお詫びすると共に、来年はキッチリ時間厳守をとお約束致します。(萬)

 

 八幡山では、町内の各玄関にお揃いの幔幕を張って、前祭りの山鉾を迎えました。

八幡山の町会所前を巡行する「芦刈山」

 

どの家も、二階は鈴なりの人です。

綾傘鉾のお稚児さん5人は、お疲れの様子。

後の方で、綾傘の人達が「棒振り踊り」をして居るので、待機です。

棒振り踊りの動画は「こちら

2回の窓からは、鉾に手が届きそうなくらいに近いです。

鉾は、家の軒や電柱ギリギリに進むので、この通りが鉾を観るベストスポットと言われて居ます。

船鉾も間近です。

10数基の山鉾巡行の最後は放下鉾。その後には、大勢の観光客が付いています。

今年は、少し暑さがましだったから、良かったです。

さあ、前祭りが終わると、後祭りの始まり。

八幡山も始動です。(萬)

八幡山では毎年、7月17日に前祭の山鉾巡行で山や鉾が沢山通ります。

そこで、八幡山のお祭りは18日からが本番ですが、前祭の皆さんを歓迎する為、7月16日に町内の各家や会社の玄関にお揃いの幔幕を張ります。

町内の人達と、R大学とR大学の皆さん約15人が、打合せをしてから作業に取りかかります。 

 

いろいろな造りの各家や会社の玄関に合わせての取り付けは、なかなか大変です。

みなさん、よく頑張ってくれます。

 

こうして、町内の28軒に幔幕が取り付け完了。

 

町会所の前は、冠木門と白地の幔幕を掲げます。

こうして、翌日(7/17)の前祭山鉾巡行をお迎えするしつらえが整いました。(萬)

日頃から、親しくお付き合いさせて頂いている「大船鉾さん」から、招待状が届きました。

2年前に購入された、立派な町会所には、大勢の人が訪れて居ます。

嬉しそうーー。

林理事長は、大勢のお客さんや報道陣への説明に掛かりっきりです。

 

跳ね高欄と艫高欄の漆塗りが完成した落ち着いた朱色には、みなさんからため息が。

  

24日の今年の巡行は、またまた注目の的です。

とはいえ、大船さんは、まだまだ多くの再建予定の物件を抱えて居られます。

幸いにして八幡山は、先人の苦労のおかげで一応の形が整っているので大変有り難い事です。

大船さんの、これからのいろいろな再建事業が、滞り無く進んでゆきますように。(萬)

今年も、大勢の方から八幡山への御奉賛お申し込みを頂いて居ります。

今回初めてのかたも、何年も続けての方も、本当にありがとうございます。

御浄財は八幡山の為に有効に使わせて頂いて、お祭りを終えましたら、厄除け粽などを送らせて頂きます。

今後とも、八幡山への御支援をよろしくお願いします。(萬)

八幡山では、毎年ドンドンと増えてくるお祭りの費用の捻出に苦慮して居ります。

町内の皆さんで、出来るだけの節減に知恵を絞っておりますが、なかなか簡単な事では有りません。

いつもお願いして居ります「八幡山への御奉賛」については、当HPのトップに掲載して居りますので

毎年大勢の方からお申し込みを頂いて居ります。

今年もまた、是非八幡山に御奉賛のお申し込みを頂けますようよろしくお願いします。

お申し込み頂いた方にはお祭りの後で、八幡山のお授け物を送らせて頂きます。(萬)

七月に入ると八坂神社を始め、34基の山鉾町では様々な神事行事が行われて、お祭りムードに入って行く京都の街です。

八幡山の今年の主役が、いつも沢山の協力を頂いている大学の関係者とのうち合わせ会議をしています。

今年も、御協力をよろしくお願いします。(萬)

祇園祭1150年記念と令和元年を祝して、提灯行列が行われました。

初めての事でどんな様子か判らないままに、八幡山からは、理事長と今年の主行司さんを筆頭に

七人が参加してきました。

700人以上の参加ということで、提灯は半数の人にしか貰えずでしたが、八幡山は

みんな貰えました。

首は「奉祝たすき」は、全員に配られました。

7時に八坂神社を出発した行列は、小雨の四条通りや河原町通りを練り歩いて、2時間後には

また八坂さんに戻って振る舞い酒を頂きました。

今年も、祇園祭の様々な神事、行司が滞り無く終えられますように。(萬)

令和元年7月2日 京都市役所・会議場にて、鬮取り式が行われ、八幡山の主行司がくじを引かれ、後祭 山二番(先頭の橋弁慶山から四番目)

と良いくじ運でした。

当日のようすを御紹介しましょう。

京都市会議場では、役員さんがみんな揃い、報道陣も待機して、市長さんが正面に立って、開式を待っています。

左側が、八坂神社関係の人達。右側は、祇園祭関係の人達です。

諸人注視の中で、鬮が赤い三宝に乗せられます。

前祭り23基、後祭り10基のうち、毎年籤取らずの11基を除いて、22基が鬮を引きます。

八幡山の代表が鬮を引いて、披露してい居る様子の動画は「こちら

鬮を引き終えると、程なく「鬮札」が出来上がり、壇上から披露されます。

八幡山の代表が、受け取った鬮を披露している動画は「こちら

巡行当日には、この鬮を市長さんに見聞して貰う「鬮改め」と言う儀式が有るのです。

八幡山HPの、トップページは、鬮改めの時のショットです。

 

数年後から、新たに34番目の鉾として祇園祭に参加する「鷹山」の代表者が「2、3年は唐櫃巡行をして、その後には正式に巡行に参加します」との御挨拶。

着々と、大きなお山の準備をされています。お待ちしていますよ。

当日の、京都新聞夕刊の画像です。

令和元年 祇園祭 山鉾巡行 順序を掲載します。(京都新聞より転載)

これから、京の街はお祭りに染まります。

八幡山も、いろいろな準備に追われています。(後・萬)

 

八幡山の土蔵には、祇園祭の為の懸装品や所蔵の文化財が数多く収納されて居ますが、その中には多くの古文書もあります。

市の古文書に長けた専門家に見て貰ってから、今は京都歴史資料館(寺町丸太町上る)に寄託してあります。

100年以上前の八幡山町内の、町規(町内規則)や、住人名簿や不動産の面積(間口・奥行き)税額の記録、各家の印鑑証明原簿がハッキリと読めます。

不動産簿や印鑑証明は、町内で管理していたようです。

これらの文字が、自分で全部解読出来たら楽しい事でしょうね。

我々が引き継いだ、これら八幡山の全てを、何もかも、次世代にそのままま渡さなくては。(萬)

 

 

 

八幡山の宵山の会所飾りで、いつも展示される「元禄時代の見送り裂」です。

 

元禄時代の見送りの柄を再現して新調したのが、この前懸けです。

この図案の作成には、八幡山の先人の方々が大変苦労されたとの言い伝えが有ります。

 拡大しても、このような様子で、とても絵柄になりませんでした。

そこで、赤外線カメラの撮影を試みたところ、肉眼では見えない文字と絵柄が浮かび上がったのです。

この赤外線写真は、八幡山の土蔵に大事に保管されています。

 

これは「伯牙山さん」の前懸けと同じ図案でした。

当時は、好まれる図案をこうしていろいろなお山が懸装品として懸けていたようです。

 

伯牙山さん

 

昭和61年の「山町鉾町」に、八幡山と伯牙山さんが情報を交換しながら

前懸けの復元新調を進めて居た事が詳しく記載されています。

 

 

 

とある学識経験者に、この漢詩の解読をして頂きました。(2017年にも掲載済みですが再度掲載します。)

 今年のお祭りまで、もう2ヶ月を切りました。

八幡山では「いつものように」をモットーに、今年も粛々と準備を進めて居ります。

是非とも、宵山の八幡山、巡行の八幡山を御覧頂いて、八幡山の粽をお求め下さい。(萬)

 

この画像は、八幡山の「会所飾り」です。

巡行前の三日間、八幡山の何通りもの懸装品や、所蔵品をこのようにして皆さんに見て貰っています。

この画像の真ん中に懸けられている「八幡大神」のお軸を、最近になって改めてしげしげと見る機会が有りました。

170年くらい前の書になるとか?

あまりにも、気にしないでついつい簡単に扱っていました。

ほかにも、数々の貴重な文化財を預かっていることを胆に命じて、これからも「はちまんさん」のお世話をさせていただきます。

八幡山では数年前から、お山の全貌をデータとして残すために、いろいろな団体やいろいろな人の協力を頂いて進めています。

そのうちでも特に今回は、最も多くの物の撮影をお願いしました。

八幡山の鳩の箱、文箱の箱が見えます。

中段の紙製の箱には、八幡山の歴史を書き続けた巻物四巻が収められています。

これも全てを記録してもらいます。

安全で、なおかつ空調設備の整った処に保管された懸装品の数々。

右の黒い布に包まれたのは八幡山の象徴ともいえる「総金箔のお社」です。

 

 

「龍の胴懸け」の撮影

水平のLINEに合わせるのがひと苦労ですが、二人の女性が付きっきりでサポートしてくれています。

 

このカメラで撮影して貰った画像は、何倍もの拡大が出来て、細い糸の組織まで判読出来ます。

今回の撮影で、八幡山の所蔵品の八割方がデータ化出来る事になり、本当に有り難い事です。

何人もの人達に、苦労して進めて頂いたおかげです。(萬)

公益財団法人八幡山保存会の理事会が2月4日に開催、2月18日に評議員会が開催され、昨年度(平成30年度)事業報告と決算報告がなされ、承認されましたので、ここに決算書を掲示(公告)致します。

2月早々に、八幡山の役員が集まって、2018年の事業報告と決算報告を確認しました。

ここ何十年もの間、お祭りそのものの運営は、実に順調に推移しています。

しかし、収支決算は、年々嵩んでくる費用の増加で頭の痛い状態です。

また今月末に集まって、諸々の問題を話し合わなくては。

その後は、7月のお祭りに向けての準備が始まります。

改めて、厳しい財政をみて、皆さん真剣な表情です。(萬)

47年前の祇園祭巡行順序の案内が見つかりました。

長い間、祇園祭は二十八基でしたが、昭和27年に「菊水鉾」が再建されて

全二十九基になりました。

その後、昭和54年に「綾傘鉾」 昭和56年に「蟷螂山」 昭和60年に「四条傘鉾」

平成26年に「大船鉾」が相次いで再建されて、現在は三十三基です。

数年後には「鷹山」の再建も計画されて居ますから、京の雅の集大成「祇園祭」は

いっそう晴れがましくなります。

 

現在の「祇園祭案内」は、ずいぶんと行き届いています。

 

前祭は二十三基。

後祭は十基。再建予定の「鷹山」は、後祭なので、数年後には十一基になります。

猛暑の時期の祇園祭ですが、八幡山のHPでたくさんの予備知識を得られて

是非とも7月に京都へお越し下さい。(萬)

八幡山恒例の「新年拝賀式」は、よく冷え込みました。

行司さんたちが朝早くから集まって、神前飾りをしてくれました。

 

定刻が近づくと、町内の人々が晴れ着で集まり始めました。

全員、記帳をしてからお参りです。

 

 

10時丁度、全員で八幡さんに拝礼してから、今年のお祭りについての説明が有りました。

 

神前からお下がりの「昆布とするめ」を頂いてから、全員に御神酒が注がれます。

その様子はこちらから。

これで、今年も八幡山は無事に一年の催事を執り行えます。

日頃から、八幡山への御支援を頂いているみなさまありがとうございます。

本年もどうか八幡山をよろしくお願い致します。(萬)

 

大勢の方々から、八幡山への御奉賛のお申し込みをありがとうございました。

おかげさまで、返礼用に準備しました「厄除け粽」の数量に達しました。

誠に勝手ながら、本年の御奉賛の受付を終了させて頂きます。

深くお礼とお詫びを申し上げます。

来年こそはいつも通りのお祭りが賑々しく執り行えることを祈念してまた皆様の御奉賛をお待ち致します。

是非「はちまんさん」の宵山と巡行にお越し下さい。

 

 

本年は、新型コロナウイルスの為に日本中の、世界中の数々の大小様々なイベントが中止になりました。

疫病退散祈願から始まった我々の祇園祭では有りますが、感染拡大防止の為にやむなく巡行を中止致します。

しかし、八幡山では少人数の参列となっても疫病退散祈願だけは執り行い、厄除け粽など数々のお授け品も御祓いして授与致します。

尚、八幡山が毎年広く皆さんに御願いしております「御奉賛募集」は、今年もお受け致したいと存じます。

みなさん是非今年も、八幡山への御奉賛をお願い致します。

7月末までには御祓いを済ませた厄除け粽などを返礼品として送らせて頂きます。

一口3000円で、何口でも結構でございます。

 

お詫び。

誠に申し訳無いございませんが、八幡山への御奉賛のお申し込みを大変沢山頂戴

致しましたので準備しておりました「厄除け粽」が残り少なくなりました。

御奉賛に深く感謝申し上げます。

これから先、ひょっとしたらいつかの時点で、お申し出を辞退させて頂く事にな

るかも知れませんのでどうか御承知いただきたくお願い致します。

来年は宵山も巡行も例年通り執り行えると信じますし、厄除け粽もたくさん準備

させて頂きます。

 

奉賛者募集

八幡山を後世に維持・継承させていく事を目的に奉賛者を募りたいと考えております。

当ホームページにて奉賛者を募集させていただきます。

奉賛内容と致しまして八幡山保存会へ奉賛金3,000円を納付いただきます。

奉賛のお礼として、八幡山のお授けを7月末頃に送付させていただきます。

奉賛金は、八幡山の管理、維持の為に有効に使わせて頂きます。

お申し込みは右の欄の「八幡山保存会お問い合わせ」からお願い致します。

そこのメッセージ欄に、口数、郵便番号、住所、電話番号を入れて送信して下さい。

折り返し詳細のお知らせメールを返させて頂きます。

(メールの返信が届かない方は、再度申し込みをお願いします)

尚、勝手ながら申し込みの締め切りは7月24日21:00、送金の締めきりは28日21:00とさせて頂きます。

Copyright (C) 2016 京都・祇園祭 八幡山保存会. All rights reserved.

八幡山恒例の「新年拝賀式」は、来る歳も1月1日元旦の10時から、八幡さんの神前で行われます。

2018年の拝賀式の様子は、こちらから。

その神前飾りの準備に、来たるべき歳の「行司さん達」が集まられました。

来年一年間、八幡山の諸事万端一切を取り仕切られる行司の皆さん、ご苦労様です。

先ずは、顔合わせの挨拶から。

 

注連縄の交換は、お社や、土蔵など4カ所です。

 

元日の朝、すぐに神前に飾れるように、必要な諸道具が収蔵庫から出されてきました。

 

 

御神酒とっくり、八足台、三宝、燭台、吊り灯籠、提灯、、菰、土器、玄関幕等です。

これで後は、元日の朝に、お塩、昆布スルメ、お洗米、お菓子などの生もの揃えれば万全。

八幡山の信念の準備は出来上がりました。(萬)

祇園祭八幡山は、八幡市の「石清水八幡宮」を町内に勧請して居ります。

ですから、石清水八幡宮さんとは、深い関係があるので、いろいろな神事に参列したり

八幡山へもお参りに来てもらったりして居ります。

今回は、極く限られた関係者しか参列を認められない神事「御神楽」を拝謁する機会に恵まれました。

 

 

光栄な参列者8人は、お抹茶を頂いた後、40分間御神楽の説明を受けます。

 

 

千年以上も前から続いて居る厳かで貴重な神事です。

 

 

解説を聴き終えた8人は、神官に導かれて誰も居ない境内を本殿に向かいます。

冬の陽は、4時半には陰ってしまい、境内の灯籠の灯りが綺麗です。

 

 

                            石清水八幡宮本殿

この本殿の奥の奥で「御神楽」は行われます。

ここからは撮影禁止なので、画像はこれまでです。

5時丁度から、笛、笙、琴などを用いた雅楽の曲が次々と奏じられ、7時を過ぎた頃に「宮廻り」

これまでに入れ替わり登場したり、引っこんだりされていた20数人の神官が全員揃って楽器を奏しながら「お唄」のような曲を合唱して、

本殿の周りをシズシズと3周廻ります。

それを終えると、全員で低頭して神事の終わり。

大変貴重な体験でした。

車に戻って温度計を見ると、一度。

本殿は、吹きっさらしだったので寒いこと寒いこと。

すっかり冷え込んだので、車のヒーターをガンガン効かせながら帰途に着きました。(萬)

八幡山の町内では最近9年、協同での「大型ゴミ回収」を行っています。

今年の回収日にも、町内の人達がそれぞれの家庭に溜まった大型ゴミを持参しました。

重い物や、量の多い処の家庭へは、お手伝いに行ったりして協力体制がよく出来て居ます。

持ち込まれる物は、業者さんが種類別にドンドントラックに積み込んでくれます。

町会所の空き地は、一時は満杯状態でした。

 

有料ゴミは、別にして個人が支払います。

 

 

8時30分頃から始まった作業は、お昼には終了。

業者さんは、結局数台のトラックで2往復してくれました。

これで、八幡山はサッパリとして良い歳を迎える事が出来ます。(萬)

 

12月13日は「事始め」

花街では、お正月の準備を始める日ですから、沢山の芸妓さん舞妓さんが、井上八千代さんのところへ

挨拶に行かれて居ます。

先ずはコーヒーを頂いてから・・・。

お祭りの一切を取り仕切るのが「行司さん」そのまとめ役が「主行司さん」です。

八幡山でも今日13日に、今年の主行司さんから来年の主行司さんへの引き継ぎが行われました。

書類一式、回覧箱、土蔵の鍵、芳名録、パソコン、プリンターなどの七つ道具です。

 

続いて、申し送り事項の説明。

一月一日午前10時の「新年拝賀式」から始まる、来年の行司さん達のお役目ご苦労様です。

一年間よろしくお願い致します。(萬)

今年も残す日が、僅かとなりました。

八幡山でも、今年のまとめと来年の準備を行っています。

今回の会議は、現役役員のまま亡くなられた方の為に黙祷を捧げてから開催となりました。

この会議では、来年度(2019年)の事業計画予定と予算編成が検討されました。

八幡山では、役員12名がまとめ役となって、町内の数十人の人達に協力を仰いで初めてお祭りが成り立ちます。

まだ、年内にはもう一度会議を持って、来年に備える事になってます。

そして、12月13日の「事始め」には、今年の主行司さんから来年の主行司さんへの引き継ぎが行われます。

来たるべき歳も、何の変わりも無くお祭りが挙行出来ますように。(萬)

11月27日から「八幡山の名宝展」の、後半展示が始まりました。

今回は文化博物館さんに、とても多くの懸装品をお預けしたので、2回に分けての展示をして頂いてます。

例によって、特別に撮影許可を貰って会場内を撮してまいりました。

はちまんさんのお使いの「鳩」は、400年前と6年前の作を並べてあります。

 

 

元禄時代の八幡山の見送り

 

鶴金具

 

奥から龍の見送り、左右の胴懸けと、下には水引。

この水引は、文化六年製作で、巡行に耐えられないので、何年もの間お蔵入りしています。

お町内の人々も、殆ど御覧になって無いと思われます。

次は、いつ観られるやら?

金具類もいろいろと展示です。

動画はこちらから。

1月14日まで、多くの人に楽しんで頂けますように。(萬)

八幡山の名宝展が、いよいよ開幕。

 

関係者と言う事で、文化博物館に特別の許可を貰って

 

会場内を撮影してきました。

 

 

他のお客様に迷惑にならないように、素早く済ませました。

 

 

宵山飾りでも無く、巡行飾りでも無くて、いつも見慣れた「お宝」が、一段と映えて見えます。

 

 

天明年間作の「金箔のお社」

 

会場の様子の動画は、こちらから。

 

大勢の人に楽しんで頂けますように。(萬)

 

10月27日から、京都文化博物館で開催の「八幡山の名宝展」の、展示準備を拝見してきました。

 

 

解説パネルも出来て居ます。

 

先週、八幡山の収蔵庫から運び出した懸装品が次々と開けられます。

 

 

特製の木箱に収められた、総金箔のお社も、メイン展示です。

準備の様子の動画はこちらで。

こちらでも。

 

 

そーっとそーっと。

八幡山の理事長が、一拝してから観音扉を開きます。

 

元文五年(1741)と書かれた箱から出て来たのは、胴懸けです。

大変傷んで居るので、巡行にも宵山飾りにも出して無いので、町内の人も余り目にされていません。

今回の展示が終わると、また当分は箱に収まったままです。

 

                      唐獅子

 

         平成二年に、復元した「唐獅子」

 

                       麒麟

平成二年に復元した「麒麟」

 

京都市指定有形文化財の「祇園祭礼図屏風」も、保管先の国立博物館から受けだして展示です。

 

 

立派なパンレットも出来て居ます。

この機会に、大勢の人に見て頂けますように。(萬)

10月27日からの「八幡山名宝展」が迫り、収蔵庫からの運び出しを致しました。

美術品運搬の専門業者さんがテキパキと動いてくれますが、要領の判った我々もお手伝いしなくては。

梱包備品が、次々に降ろされます。

 

八幡山の御本尊「金箔のお社」は、予め採寸して、このようなケースが作られて有りました。

これなら充分に、運搬に耐えられそうです。

 

町内の人達は、運び出す物と残す物の振り分けを手伝います。

 

「祇園祭絵図」も、原本とデジタル複製の両方を展示予定です。

全て積み終えて、文化博物館へ出発です。

24日には、梱包を開いて展示。開会日は10月27日です。

沢山の展示品が有るので、会期半ばに一部の懸装品の展示替えも有ります。

大勢の人に楽しんで頂けますように。(萬)

八幡山では、8月10日の「放生会」の神事の後は、大きな行事は無くて、みなさんそれぞれ元気にそれぞれ日々のお勤めに励まれています。

その中でも、表だってでは有りませんが理事長や会計の人は、毎月の諸々の作業が有るので頑張っておられます。

そんな今、半年以上前から準備検討していました「八幡山の名宝展」のスケジュールが確定しました。

京都文化博物館の特別展示場にて、八幡山の主立った懸装品や、所有する名品を間近に観て頂ける貴重な機会です。

約4ヶ月に渡っての展示ですが、出品物が多いのでその間に展示替えも致します。

日程と交通手段が合いましたら、この機会に是非御覧下さい。

八幡山としては、数十年前に何点かの懸装品を外部で展示したことが有りますが、こんなに沢山の物の運び出しは初めての事で、役員一同緊張しております。

もちろん、専門の運搬業者さんが運んでくれるとは言え、我々も立ち会って少々のお手伝いをしなくては。(萬)

 

毎年最も暑い時、八幡山の8月10日は「放生会」の神事が執り行われます。

 

行司さん達が、前日から神前飾りの準備をします。

当日の朝、灯籠と提灯を懸けて、御神酒、お洗米、塩と水、白瓜、スルメと昆布、飛び魚をお供えして、神官とお町内の人々を待ちます。

八幡山の元神宮となる「石清水八幡宮」さんから、二人の神官を迎えて、お参りの人達も揃って、神事の始まりです。

祝詞奏上の間は御低頭。正装の皆さん大汗の行です。

 

 

今年の主行司さんと町内会長さんが、代表して玉串を奉奠。

 

神前からお下がりの、昆布とスルメを頂いて、御神酒をひとしずく。

帰りには、お供物の「きぼし」を頂いて、無事に今年の放生会のお参りを終えました。

これで、今年の八幡山の行事や神事は全て終えましたので、12月13日の「事始め」に、来年の行司さんへの引き継ぎが行われます。

八幡山をいつも御支援頂く皆様方、また来年もこのHP共々、よろしくお願い致します。(萬)

 

 

24日の巡行、25日の収納を無事に終えた八幡山の町衆が一堂に会して「慰労会」を開きました。

 

開宴に先立ち、今年の主行司さんから、今年の行司さん達の紹介とお礼の挨拶です。

 

 

町内の人達が斯こうして集まっての食事は、年に一度だけ。

 

お祭りの事は勿論、日頃からの御近所付き合いのお話しで、各テーブルは賑わって居ます。

 

八幡山の貴重な「町外協力者」も、皆さんと一緒に歓談です。

また来年もよろしくお願いします。

 

お開きの前は、来年の行司さん方々の紹介。

来年は、このメンバーさんが全てを取り仕切ってくれます。(萬)

7月24日、朝から巡行用の懸装品で仕上げた八幡山は、20人程のお供の人と共に8時30分、巡行に出発しました。

 

今年は九番目ですが、八幡山が出発しないと、北観音山、南観音山、大船鉾が出て来られないので、少し早めの出発です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=3cBaXgUHNcc

 

広い御池通りへ出てから、全10基の山鉾が揃うまでは待機時間なので、その間に記念撮影をしました。

旗持ちと、チリン棒担当の人は八幡山の貴重な「町外協力者8人」のうちの3人です。

もう10数年もの間、八幡山の為に多くの時間を費やしてお手伝いしをしてもらっています。

留守番部隊で活躍中の町外協力者も居られます。

9時30分丁度に、さあ巡行出発。

後に大船鉾のお囃子を聴きながら。

大工方4人の指導で、ボランティア担ぎ手20人が、元気に八幡山を動かしてくれます。

今年は、かつて例をみない猛暑の為、山鉾連合会も八幡山も熱中症対策を充分に準備しての出発です。

市役所前の「籤改め場」で、正使と副使二人が揃いました。

先ず副使が、八幡山の粽と白扇を献上します。

 

それから、正使が文箱に入れた「巡行順序の札」を、古式に則って市長が扮した奉行に検分して貰います。

江戸の頃、巡行の先陣争いが絶えなかったので、六角堂で予め籤を引いて、その順序通りに巡行する事になった名残です。

 

順序を確認して貰えたら、正使は大きな仕草で八幡山を迎えます。

市長さんも、受け取った籤を手にしながら、迎えてくれます。

この後八幡山は市長さんに自慢の懸装品を全てお見せするために、大きなかけ声とともに一回りします。

 

四条通の「御旅所」では、これが巡行のメイン「八坂神社へ拝礼」です。

主行司さんの拝礼に合わせて、全員が「二礼二拍手一礼」

これで、巡行を無事に終えたことになります。

町内まであと3.40分の、猛暑の帰り巡行は続きます。

約5時間の巡行を終えて、体調を崩す人は一人も無く、無事に町内へ帰り「お疲れ様」の声と共に、大きな拍手で迎えられました。(萬)

 

宵山を三日間努めて、24日はいよいよ巡行当日。

朝から射る様な太陽光線を浴びながら、巡行飾りの始まりです。

 

 

決められた順序どおりに、懸装品をお山に取り付けてゆきます。

下地の胴懸けが済んだら、大事な金箔のお社を載せます。

順序を間違うと、うまく取り付けられない物が多いのです。

 

左右は、龍の胴懸けを。

 

後懸けは、八幡山唯一の染め物「印度更紗」

 

胴懸けの上には「水引」の十長生図です。

 

 

前掛けは、綴れ織りの「慶寿裂」

後に見送り掛けを建てて。

 

見送りを懸けます。裾には霊芝の柄の金物が7個付きます。

 

四隅には、上から「花」「菱」「岩」の柄の「房懸け」が合計12個付きます。

前が仕上がりました。

 

 

右が仕上がりました。

後が仕上がりました。

 

左が仕上がりました。

町内の皆さんは、すぐに内に戻って裃に着替えて、8時30分に巡行出発です。(萬)

画像は、上西氏提供。

7月20日は、いよいよ八幡山の骨組みが出来上がり、皆で町内を曳き初めです。

観光客の皆さんも飛び入り参加。

 

7月21日は、町内の人が総出で「山建て」

収蔵庫から全ての懸装品を出してきて、会所飾りとお山飾りをして、駒形提灯も揚げます。

宵山飾りが出来あがった「八幡山」

臨時のテントでは、役除け粽、御守り、手拭い、鳩笛、鳩鈴、うちわが売られます。

 

神前は「宵山飾り」です。

 

 

八坂神社から神官をお迎えして、町内の人が揃って「清祓いの儀」

今年もお祭りが無事に執り行われますようにとの、願いを込めて。

 

神官に続いて、今年の「主行司さん」も玉串を奉奠します。

 清祓いの後は、全員で恒例の記念撮影。八幡山を支える人々です。

八幡山では毎年の宵山に、消防訓練とAED操作指導が行われます。

 

 

八幡山所蔵の屏風が一年に一度だけ、町内のお宅をお借りして披露されます。

 

宵山には沢山の人のお参りが有りますが、門川京都市長さんも必ずお越しになります。

 

 

 

八幡山の駒形提灯に灯りが入りました。

 

毎年の23日には、行者さん御一行がお祭りの無事を祈念して般若心経をあげに来て貰えます。

 

行者さんの「般若心経」の動画は、こちらで。

 

こうして、21.22.23日の宵山を済ませて、24日の巡行となります。(萬)

 

猛暑の祇園祭は、昨日の「夏越し祭」をもって、全ての神事、行事を終えました。

八幡山HPへも、早々に更新記事を掲載すべきでは有りますが、お祭りの残務整理などに追われて遅れて居ります。

近いうちにいろいろな記事を御紹介させて頂きますので、御覧下さい。

尚、今年も沢山の方から何口もの御奉賛金をお送り頂き、誠にありがとうございました。

浄財は、八幡山の為に大いに役立たせて頂きます。

御奉賛お礼については、遅ればせながら発送させて頂きました。

今後とも、八幡山への御理解御協力をよろしくお願い致します。(萬)

後祭に参加の八幡山のお祭りは、20日から始まります。

その前に、注連縄の交換や町内お揃いの幔幕張りをします。

 

奉書を切って、御弊を造ります。

注連縄は4カ所有るので、御弊は16本必要。

 

新しく届いた注連縄。

土蔵、収蔵庫、お社、玄関に懸けます。

 

収蔵庫の注連縄

 

お社の注連縄交換。

 

 

外した方の古い注連縄は、近いうちに焼きます。

 

八幡山の町内お揃いの「幔幕」を、次々に懸けてゆきます。

 

28枚の幔幕が、全て懸けられました。

後祭の終わる25日まで町内を賑わせます。

 

神前の、御神酒徳利に立てる奉書も出来ました。

 

巡行当日に、八幡山を担いでくれる人達の「草鞋」も届きました。

草鞋とは言え、ナイロン製です。

明日はいよいよ「前祭」

殆どの山鉾が、八幡山の前を通るので、明日も大賑わいになるでしょう。(萬)

 

 

毎年7月早々には、八幡山が宵山中に授与する「厄除け粽」を造ります。

笹粽は既に京都の北山の農家の人が造ってくれて居ますので、それに5枚の化粧紙を取り付けてゆくのです。

もう何十回も続けて頂いて居る人や、全く初めて来られる人など、実に和気藹々とお喋りしながら、賑やかな作業です。

 

 

 

 

町内の大口の発注者は、各自で造られて居ますので、それらも一緒にお預かりして、全てを数日後に八坂神社に運び込んで御祓いを受けます。

それで初めて「厄除け粽」になります。

これらは、後祭の八幡山の宵山、21.22.23日に町会所で、子供達が童唄を唄いながら授与致します。

子供達の歌声です。  (萬)           

 https://www.hachimansan.com/index.php?option=com_content&view=category&id=16&Itemid=8

ここに入って頂いて、下の方の「童唄の動画再生」をクリックして下さい。

 

宵山の八幡山では、このような解説文を流して懸装品の紹介をしています。

是非お出かけ下さい。 

 

こちらは、祇園祭の山鉾33基のひとつ、八幡山です。

当お山は、京都府の石清水八幡宮を町内に勧請(かんじょう)しております。

毎年7月24日の後祭には、正面に御覧頂ける、総金箔を施したおを始め自慢の懸装品(けそうひん)をたくさんお山の上に飾り付けて、祇園祭山鉾巡行に参加して居ます。

天明年間の作と伝えられる大変貴重なお社と共に、その中の運慶作応神(おうじん)天皇騎馬像を是非拝観なさってください。

お社の廻りの黒塗りの囲いは、と言います。これもお山に飾ります。元文5年280年前の作になります。

この、黒塗りの欄縁に金色鮮やかに取り付けられるのが、下に並べられた鶴の形の金物で天保7年作です。

今、常飾りをしているおもてのお山は、巡行の朝、この部屋に有る懸装品の殆どをお山に載せ替えて、第一装の飾りに仕上げます。

左甚五郎作の、鳩一対も、鳥居の上に取り付けて、お山に載せます。

この鳩は、数百年も経過して傷みが激しいので平成24年に「復元・新調」致しました。巡行には、新しい鳩を取り付けます。並べられた新旧の鳩を御鑑

賞下さい。

左の奥に飾ってあります、大きな2枚の織物は、見送りと言って、お山の後ろを飾る華々しい物です。

龍の柄、童の柄2枚有りますので、1年おきに巡行にけています。いずれも250年前の製作です。

真ん中に有る、黒塗りの柱に金色の金具を施した長い棒3本は、見送り掛けです。

これを、鳥居の形に組み立てて見送りを掛けます。天保八年の作です。

見送りの上には、()毛氈(もうせん)の上に展示しています、丸い大きな飾り物を2個、裾にはやはりによる、(れい)()の模様の金具を7個つけます。

飾り台に掛けられた、4個一組、菱、岩、花の3種類の金物は、お山の四隅(よすみ)を飾る房掛けです。

正面や、左右に飾っております何枚もの織物は、お山の胴飾りで、右端の薄地に龍の図柄と左端の紺地に麒麟の図柄のものを毎年交互に懸けています。

右上の方に有る、横長で金色のものは、と言って胴懸けの上を飾ります。

漢詩の文字が正面に織り込んで有るつづれ織は、と言って前掛けになります。

この前掛けの図案は、元禄時代の八幡山見送りの消えかけた文字を赤外線カメラで判読して再現したものです。

前掛けと水引は、ともに、昭和六十一年に新調しました。

その右は、当お山では唯一の染色で仕上げた印度更紗の後懸けです。

金色鮮やかな御幣(ごへい)は、お山の正面の左右を豪華に飾るもので、これも天保8年の作です。

文箱は、文政7年と元禄17年のものが有り、巡行順序をしたためた(くじ)を入れて、24日の巡行に臨みます。

木箱に入った、四角い十六個はお山を担ぐ為のき棒の端を飾る轅先(えんさき)金具です。

尚、当八幡山所有で、京都市指定有形文化財の大変貴重な屏風を、後ろの収蔵庫で御覧ください。

350年前の江戸時代初期の作品で、ので、往時の祇園祭をぶ、絶好の資料とされて居ります。

この原本は破損や退色を避けるため博物館にて保管とし、平成23年からは、寸分違わぬ出来映えの「デジタル複製版」を展示しております。

また、八幡山ではこの他にも、由緒有る屏風を多く所有しておりますので、それらを当町内のお宅の玄関をお借りして

4カ所で展示しております。是非御鑑賞ください。

武運長久、厄除けあらたかな、はちまんさんにお参り頂き、粽、鳩笛、鳩鈴などをお求め下さい。

 

                                       平成30年       祇 園 祭       八 幡 山 保 存 会

 

           

いよいよ、今年もお祭りが近づいて参りました。

各山鉾でも八幡山でも、安全にお祭りが執り行われますように着々と準備を進めて居ります。

尚、例年の様に八幡山では「御奉賛のお申し込み」をお待ちして居ります。

もう既に、何人もの方々から連絡を頂き、ありがとうございます。

HPのトップに掲載して居りますように「お問い合わせ欄」から入って頂いてお申し込み下さい。

お申し込みを頂きましたら、詳しい要項をお返事いたします。

一口3000円で、お礼としてお祭りの後に厄除け粽などのお授け品を送らせて頂きます。(萬)

後祭10基のうちの一基八幡山は、7月21日から23日までに、町会所のいろいろな処や、道路に飾る「お山」にも、沢山の照明を施します。

年に一度だけしか使わない電線類がどんな状況になっているか判らないので、毎年7月の始めに全山鉾33基の電線検査が行われます。

 

会場に次々と運び込んで、床に並べられます。

それぞれに、消防署、関電からの点検を受けます。

 

 

八幡山の電線は、合格です。

 

こうして、7月に入ると様々な作業が有り、それらを済ませると共に、お祭りへのモチベーションがどんどん高まって行きます。(萬)

 

 

祇園祭は、7月2日の籤取り式から始まり、各山鉾毎に「吉符入り」をして、いよいよお祭に入ります。

八幡山は7月18日が吉符入りで、それからは、毎日毎日様々な神事や行事が予定されています。

既に一月前から、33基の山鉾の代表が一堂に会して今年のお祭りについての準備とうち合わせをして居ります。

第一回の会議は、代表者だけで無く、消防関係の方々からのお話しも有りました。

 

第二回の会議は、警察関係の方々も交えてのうち合わせ。

祭関係者、観光客の人数は膨大な数になるので、くれぐれも事故無く執り行えるようにとなりました。(萬)

7月に入ると、いよいよ祇園祭の始まりです。

7月2日恒例の「鬮取り式」に、八幡山から二人が参加してきました。

白麻の着物に絽の紋付き袴での参加がお決まりです。

先ずは、二人で八幡さんにお参りしてから、京都市役所市会議場に向かいます。

議場では、京都市長や、八坂神社宮司さんを立会人として、33基の山鉾の代表者が鬮を引いてゆきます。

報道陣も大勢来られて、市民傍聴人も二階席を埋めて見学されています。

鬮撮り式の動画は、こちらから。

33基のうち9基は「鬮取らず」として、巡行の順序は毎年決まっているので、実際はに鬮を引くのは24基です。

一説に因ると、巡行の順番争いがエスカレートしたので明治の頃に「鬮引き」をする事になりましたが、かって京の町は道路が狭くて、山鉾の建てられる場所

によっては、どうしても前に巡行したり、後に巡行したりする山鉾が必然的に決まってしまったようです。

それらは、今もそのまま「鬮取らず」として、毎年の巡行の順序は固定されています。

八幡山の理事長が、引いた鬮を市長さんに見せて居ます。

 

少し間をおいて、市長から正式な「鬮」を受け取って、会場のみなさんに披露します。

八幡山は「六番鬮」ですが、鬮取らずが4基有るので、事実上は10基のうち9番目の巡行と決まりました。

 

無事に鬮取り式を済ませた山鉾関係者は、揃って八坂神社へ参拝してから直来で御馳走を頂きました。

 

これが八幡山の「六番鬮」

 

 

元禄十七年製の文箱に入れて、巡行までの間大事に保管します。

 

この鬮は、巡行当日にこのような仕草で市長さんに検分をして貰います。

市長さんに鬮を改めて貰うと、八幡山の白扇で、お山を迎えます。

こうして、巡行が続けられます。(萬)

 

八幡山では、宵山の7月21日、22日、23日に、厄除け粽、鳩笛、鳩鈴、手拭い、団扇などを授与させて頂いて居ります。

その粽は、笹を巻いた状態で届きますので、それに5種類の護符を取り付けて化粧します。

その化粧紙の準備を致しました。

粽の数だけの護符をキチンと数えておきます。

 

町内の大口注文に合わせて、準備が出来ました。

 

いよいよ、粽が届きました。

 

ずいぶんと、カサになるので町内の広いお宅に預かって貰います。

 

大口注文のお宅へは、すぐに配達です。

7月10日は、町内の人達が総出で、全ての粽の化粧を済ませます。

そして、13日にはそれらを全部車に積み込んで八坂神社へゆき、御祓いを受けます。

それで、始めて皆さんにお授け出来る準備が完了します。

今年も、是非八幡さんへお参り頂いて「厄除け粽」をお求め下さい。

お参り出来ない方は、例年のように「奉賛者募集」に応募頂ければ、お祭りの後で送らせて頂きますので、このHPのトップページを御覧下さい。(萬)

八幡山では、その年の行司さん三人が、毎年新しい白扇を持って巡行の先頭を歩きます。

巡行の「鬮改め」の場では、先ず粽と白扇を献上して、それから、巡行の順序したためた「鬮」を市長さんに読み上げて貰います。

それから市長さんの前で「お山」を一回りさせて見分して貰ってから巡行を続けます。

数年前の八幡山白扇

 

鬮を改めて貰ったら、白扇を拡げて大きな仕草でお山を迎えます。

 

 

今年も、八幡山の長老が白扇に墨蹟を載せてくれました。

 

朱肉印を押してから、仕立加工に出しました。

これで、お祭りまでの出来上がりは大丈夫です。(萬)

 

八幡山の御本尊をお納めしている「お社」は、何年前に建てられたのか判らないのです。

少なくとも、現在の長老さん(90歳に近い)も「産まれた時から有った」と言われて居るので100年は越えているのかも?

ちなみに、お祭りの宵山に懸装品を飾りつけたり、町内の皆さんの集会所でも「町会所」は、築後140年ほどと言われて居ます。

 

そのお社が、退色したり汚れが目立つようになって「何とかしなくては」との思いが皆さんから出て、いよいよ修復する事になりました。

御本尊様には、暫しお移り頂いて業者さんに取りかかって頂きました。

水や、薬品などを使い分けて、手際良く進んでゆきます。

 

折れそうだった東側の欄干も修復されて、飾り金具も光っています。

 

ろうそくの蝋がこぼれたようだった汚れも綺麗に落ちました。

 

西側の欄干

しっかり乾燥させて。

 

 

すっかり綺麗になりました。

御本尊様にも戻って頂いて拝礼しました。

 

木口の白塗りも終えて、完成です。

これで、来月のお祭りには、大勢の人に新装なったお社にお参り頂けます。(萬)

八幡山町内では、大事なお山の懸装品をたくさん保有しているので、各家庭に消火器を配布しています。

その消火器が、昨年には期限切れになっていることが判り、この度新しい物を配布しました。

 

広告を見て、なるべく安い処へ買いに行きました。

 

手押し車に積んで、各戸へ訪問し、それぞれに交換してゆきます。

この日はお留守の処も有ったので、7.8軒は後日になりますが、これで今年のお祭りは消火器が新しくなって安心です。

 八幡さんにも、新しい消火器を3本配置。防火用水も準備しています。(萬)

数年前から、立命館大学の先生や学生さん達のいろいろなお力をお借りして、八幡山をデータで保存と言う取り組みが始まって居ます。

皆さんは実に多彩な技術やアイデアで、コンピューターを駆使して、我々の全く知らなかったデータを作りだしてくれます。

またそれらを、国内は勿論、海外の学会やフォーラムで披露して頂いて居ます。

動画、画像、文章記述のまとめかたには感心するばかりです。

ただ、殆どの作業は、お祭りの期間(7月21日から24日)にしか出来ないので、記録漏れ、撮影漏れの無いように周到な準備とうち合わせが必要なのです。

先日も皆さんが八幡山に来てくださり、お山の役員と共に、今年の作業の進め方について相談を致しました。

お祭りまでもう四ヶ月を切りました。

もう既に、厄除けちまきや授与品の手拭いや、鳩笛鳩鈴の準備は済ませて、7月2日の「籤取り式」から始まるお祭りに向けて今年の神事係「行司さん」達の動きは活発になっています。

今年も大勢の方にお祭りを楽しみに来て頂き、安全に宵山と巡行が執り行われますように願うばかりです。(萬)

八幡山の総金箔のお社の周りの「欄縁」は、金物細工による鶴と雲を懸けて装飾します。

その7個の鶴の内の一つが破損していることが、数年前に発覚し、府や市の協力を得て修理致しました。

(8羽の鶴の内の1羽の足が1本欠落していました。八幡山の過去の記録写真を調べたところ、4.50年前から既に無かったらしいのです)

その修理の経緯を、文化財保護課の担当者が詳細な記録を作成して下さり、このほど発表されました。

先ずは、八幡山の概略解説に始まって、八幡山の所蔵品の紹介。

 それから、7個(8羽)の鶴の金物が製作された過程の説明。

修理に当たって、というより 「鶴の足の再生作業(復元新調)」なので、鶴の材質鑑定から塗装の調査までして貰った様子が、実に詳しく書かれて居ます。

我々も、作業の途中で何度か説明を聴いたり製作途中の「鶴の足」を拝見したりしては居ましたが、ここまで詳細な過程を進めて頂いて居たとは。

また、成分分析の詳細な記述も有りましたが、割愛させて頂きました。

以下、執筆者の承諾を頂いて掲載させて頂きます。(萬)

 

 

 

公益財団法人八幡山保存会の理事会が1月19日に開催、2月2日に評議員会が開催され、昨年度(平成29年度)事業報告と決算報告がなされ、承認されましたので、ここに決算書を掲示(公告)致します。

 

2018年の暖かいお正月のあさ10時、八幡山を支える大勢の人達が一同に介して恒例の「新年拝賀式」に集まりました。

 

少し早めに集まった、今年の行司さんが神前飾りして、みなさんを待ちます。

 

 

10時きっかりに、主行司さんに合わせて全員が二礼二拍手一礼。

 

全員で、お下がりの昆布スルメを頂いてから、御神酒を。

 

 

主行司さんから、新年の挨拶、行司さん達の紹介、今年のお祭りについてのお知らせやお願いが。

動画では、このURLでどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=WSR6CVDFmEQ

こうして、八幡山の新年が始まります。(萬)

今年も八幡山は、何の大禍も無く、無事に大晦日を迎えることが出来ました。

元日の拝賀式の準備を、行司の皆さんで致しました。

玄関には、八幡さんのお使いの鳩を染め抜いた幔幕を懸けます。

お社、収蔵庫、土蔵、玄関の4カ所の注連縄の準備。奉書を切って、御弊を造ります。

この御弊は、前に前に折ります。

元禄時代の土蔵にも、注連縄が懸かりました。

奉書を巻いて、水引を懸けます。

 

左右逆に巻いて、巻き終わりが内になるように左右を決めます。

 

 

これを、御神酒徳利に立てます。

この徳利の御神酒を、元旦拝賀式で町内の皆さんで頂きます。

これで、拝賀式の準備が出来ました。(萬)

 

 

 

八幡山では、7月のお祭りで、大小様々な大きさや形の違う提灯をいろいろな場所に100個ほど掲げます。

その内でも、一番大切な本殿の両脇に懸ける提灯の傷みが余りにも酷いので、この度新調しました。

左が旧、右が新です。ひだりの物は、おそらく、70年から80年前のもので、よくまあここまで・・と言う感が有ります。

今度のお正月の、拝賀式には新しい提灯を懸けて、皆さんで新年の拝礼を行います。

 

 

廃棄予定の提灯。裏側がとても激しい傷みでした。

 

これは、お祭りの時だけに設置する「八幡山の冠木門」の左右に懸ける提灯。

これも、だいぶん年期が入って居るので一緒に新調しました。

こちらはまだまだ使用に耐えられそうなので、雨模様の日には、旧を、天候の良い日には新をと、使い分けて懸ける事になりそうです。(萬)

八幡山では、一年間の全ての神事を執り行う係を「行司さん」と呼びます。

その行司さんの長が「主行司さん」(おもぎょうじ)

毎年、12月13日の「事始め」に、行司さんの交替ひきつぎを行います。

今年も12月13日に、平成29度の、右の主行司さんから、平成30年度の、左の主行司さんへ書類一式や、収蔵庫の鍵が引き継がれました。

 大事な土蔵の鍵や、巡行マニュアル等と、いろいろな申し送り事項も伝えられて、無事に引き継ぎが終わりました。

新しい行司さん達は、暮れのうちに4カ所の注連縄を新しく懸けて、元旦の「拝賀式」の準備に掛かります。(萬)

八幡山では、毎年のお祭りで、多くの灯りを点けます。

懸装品を展示する町会所や、粽や御守りを売るためのテントの照明。

    

 

それに、道路に飾る「お山」の前後の駒形提灯の灯りや、多くの参拝者が歩かれる参道も照らします。

これらに、様々な長さや形の違った電気コードや電球を使用致します。

 

 

毎年のお祭りの前には、消防署員の人に漏電検査をして貰うのですが、もしショートして大切な懸装品や提灯を傷めることが有ってはいけないので念のために点検をしておきます。

土蔵から、全部を出してきて、ひとつひとつ点検をしました。(萬)

 

七月のお祭り、八月の放生会の神事を終えた八幡山では、大きな行事が無く、今年の決算や来年の予定組みなどを静かに行っています。

町会所の小さな手直しや修理、書類の整理などもこの時期にします。

10月24日と11月7日には、役員会議を開き、今年の反省と決算報告、来年の予算と行事予定の検討などを確認致しました。

12月13日の「事はじめ」には、今年の行司さんから来年の行事さんへの引き継ぎも行われます。

それで、いよいよ来年のお祭りの準備が始まります。(萬)

 

 

 

 

 

 

八幡山の御神体は、八幡市の石清水八幡宮を分詞して居ります。

その石清水さんをお山に勧請して、祇園祭の巡行を行っているのです。

そこで、年に一度は石清水さんから神官を招いて「放生会」を営みます。

今年も盛夏真っ盛りの8月10日に、朝から神前飾りをして、町内の人が揃って神官を待ちました。

 

  「放生会」とは、仏教の根本思想である「不殺生」、すなわち生命の尊重・慈悲の精神から、魚・鳥獣などの生き物を放流する行事のこと。

人間はこの世の生き物のお陰で自身が生きながらえている、そのことに感謝し生き物の霊を弔うのがこの行事の大きな目的です。

歴史的には677年(天武天皇5年)に詔が下され諸国で行われたのが初見で、寺社としては720年に大分県の宇佐神宮ではじまった宇佐八幡宮放生会が嚆矢とされ、現在はその宇佐神宮をはじめとする全国の

八幡宮社で行われるほか、収穫祭の意味も込めて春や秋に全国の寺院でも開催されています。

 

開式3分前。

 

 

神官の祝詞と玉串奉奠に続き、町内代表も玉串を捧げて、無事に神事終了。

 

 

お下がりの、昆布とスルメをつまんで、御神酒を頂きます。

先ずは、今年の主行司さんから。これで、殆どの神事を終えるので、安心してついつい笑顔がこぼれます。

ご苦労様でした。

 

八幡山の理事長も、御神酒を。

今年のお役を終えた行事さん達は、あとは事務的な作業を残すだけで、無事にお役御免です。

12月13日の「事始め」から、来年の行司さんに引き継がれます。(萬)

7月24日の後祭巡行、25日の山仕舞い(収納)を終えて、八幡山の町衆は恒例の「慰労会」で集まりました。

10年ほど前までは保存会役員さんだけの会でしたが、お祭りの為に裏方として頑張る奥様方(女性陣)の為、また町内の親睦を深める事も目的として、全世帯家族ぐるみの参加となりました。今年の行司さんから挨拶が有り、晴れ着の人やお揃いの浴衣の人達、いつもの親しいメンバーが一同に介しての宴席の開宴です。今年もご苦労様でした。

ファミリーで参加の方は、お子さんも一緒。

 

お祭りでの話題はもちろんの事、町内での出来事、家庭内のお話などが出てきて、貴重な時間を過ごされています。美味しい料理もたくさん出ました。

景色の良い会場で、京都の西山が眺められます。

 

2時間余りの楽しい時間を過ごして、いよいよ来年(平成30年)の行司さん達(お祭りの当番者)の紹介です。

八幡山では、町内の皆さんを2組に分けて、それぞれの組が交互に行司当番を担当します。

その行司さんの長が「主行司さん」(おもぎょうじ)です。

もちろん、行司さん達は頑張りますが、その他の人達も人手の必要な時には全員お手伝いに出ます。

来年の主行司(八幡山の理事長)が、メンバーの紹介をして、皆さんの協力を依頼して「慰労会」のお開きです。

 

会場のロビーでは、仲間同士、家族毎に晴れやかな撮影会です。

 

頼もしい優しい、心の行き届いた八幡山の皆さん、来年もみんなでお祭りを盛り上げましょう。(萬)

 

24日の昼に、後祭巡行が行われた夜は「還幸祭」です。

八坂神社の神官や稚児と神宝を抱えた何十人もの行列を先頭に、三基の神輿が市内を練り歩いた後、八幡山の傍の三条通を通ります。

そして、八坂神社に還られるのです。

八幡山のみなさん、揃って還幸祭をお見送りです。

中御座、東御座、西御座の三基には、それぞれ数百人の担ぎ手が付いています。

 

17日の神幸祭と24日の還幸祭の、御神輿渡御のコースです。

 

 

還幸祭には、毎年「丹波八坂太鼓」の人達が演奏でお祭りを盛り上げてくれます。

7月24日は、いよいよ巡行当日。

曇り空でしたが、雨の心配は無く、朝6時50分に町内・住民と協力者の方々が集まり「八幡山」の巡行飾り付けを行い、午前8時頃に完成。

その後、巡行のお供に行く為、急いで裃姿に着替え、8時20分に集合して、記念写真。

この後、皆さんに見送られて、8時30分に町内を出発しました。

烏丸御池、八幡山出発前のお供の人達。

日頃の服装と違い、裃に一文字傘を手にしていると、別人のように凜々しく見えます。

御池通りで、お山の後を歩く八幡山の人達。強烈な日差しが無いので助かりました。

今年の八幡山が引いた巡行籤は「第三番」ですが、毎年「籤取らず」で先頭の「橋弁慶山」次が「北観音山」が先行するので、実質は五番目の巡行です。

すぐ後に、これも籤取らずの「南観音山」が来るので、お囃子を聴きながらの巡行でした。

御神輿をお迎えする前祭(神幸祭)は23基の山鉾ですが、御神輿をお送りする後祭(還幸祭)は10基が巡行します。

17日の前祭の巡行順序とコース。23基の山鉾の町会所も判ります。

同じく、後祭の巡行順序とコース。コースは同じですが、前祭とは、全く逆に巡行します。

これも、お迎えとお送りの意味合いからでしようか?70歳過ぎの若造には、祇園祭の判らないことばかりです。

巡行中の記念撮影。真ん中で赤い花を付けて居る人が、今年の八幡山の主行司(全ての采配を奮う)さんで、その右が「籤改めの大役」の高校生です。

御池通り、河原町通りを巡行してから、四条の御旅所で八坂神社に拝礼。

それからは還り巡行で、ホッとすると共に、疲れも出て来ます。

丁度正午、無事に八幡山の会所に戻り、町内の皆さんから拍手で迎えられました。

それからは、市中を巡行してお山集めた悪霊が悪さをしないうちに、お山を解体します。

翌25日は、また町内の人が総出で沢山の懸装品を収蔵庫に収めます。(萬)

 

八幡山の会所飾りを21日から始めて、お山にも宵山飾りをして、駒形提灯を揚げました。

天候に恵まれて、多くの参拝者や観光客が来られて、厄除け粽、鳩笛、鳩鈴もたくさん売れます。

7月23日の宵山に門川京都市長が、今年も八幡山の会所を訪れて頂きました。流石に、いつも着物。

お山の前で、八幡山のみんなと一緒にパチリ。

明日の巡行では、市長さんが奉行役で巡行順序の籤を改められます。(萬)

21日の朝から、町内総出で町会所の飾り付けとお山の常飾りをして、八坂神社から神官をお迎えして「清祓い」の儀。

今年もお祭りが無事に執り行える様にお祓いして貰います。

今年の責任者は「主行司」と呼ばれ、紋付き羽織袴着用で、他の人も正装または、お揃いの浴衣です。

お下がりのスルメと昆布を頂いてから、御神酒も頂戴します。

 

駒形提灯を懸けたお山の前で、記念撮影。

 

さあこれから三日間、大勢の参拝客をお迎えして粽や鳩笛をお授けし、24日には巡行です。(萬)

八幡山所蔵の、海北友雪の「祇園祭絵図」は、もう何十年も京都国立博物館に預けています。

この屏風は、数年前まではお祭りの時だけ受け出しに行って皆さんに披露していましたが、日立さんの協力で大変リアルなデジタル複製が完成してからは、それを展示しています。

八幡山の町会所では、このように宵山の21.22.23日に展示して、350年前の祇園祭巡行と神輿渡御を解説しています。

 

この度、国立博物館の「とらりんブログ」というコーナーで、八幡山の屏風を詳しく掲載して頂きました。

http://torarin.jp/blog/page/2/  このブログの中の、7月14日の記事です。是非御覧下さい。(萬)

17日に前祭の二十三基が、八幡山の町内を巡行すると、翌日からは後祭十基の鉾建て、山建てが始まります。

八幡山も、1年ぶりに土蔵から出されたお山の部材が組み始められました。

八幡山の芯になる「松」を建てる為の柱は、天保7年の製作です。もう、190年にもなります。

 

中には、宝永年間作(330年前)と掛かれた物も有り、先人が苦労して修理しながら維持してこられたことが判ります。

八幡山の四方柱が組み上がりました。

これに、沢山の縄を使って「縄がらみ」を施します。

 

平成26年、150年ぶりに再建された大船鉾さんでも組み立てが始まりました。

21.22.23日の宵山と、24日の巡行に向けて、いよいよ始動です。(萬)

今年の祇園祭、後祭巡行は、天候に恵まれて無事に終えられました。

八幡山が京都市内を巡行して、町内に戻り皆さんから拍手を頂いて居る時の画像です。

今年も、遠近様々な方面の沢山の方々から御奉賛を頂いて、誠にありがとうございました。

御奉賛お礼の厄除け粽などを、お送り致しましたのでお受け取り下さい。

浄財は、八幡山の維持の為に大切に使わせていただきます。

今後とも、八幡山への御支援、御注目をよろしくお願い致します。

遅れて居りますが、これから少しずつ今年のお祭りの様子を掲載させていただきますので、是非御覧下さい。(萬)

これは、昭和年61年に新調された八幡山の前懸けです。

この中に有る「漢詩」が、なかなか解読出来なかったのですがこのほど、とある人が訳してくれました。

この前懸け図案は、こんなに小さな元禄時代の八幡山の見送りの文字を赤外線カメラで撮影して判読したものです。

織りや、刺繍が殆ど無くなっていますが、カメラにはこのような図柄が出て来たのです。

このどちらの裂も、21.22.23日の宵山には、八幡山で展示します。

是非お出かけ下さい。(萬)

 

 

この漢詩の翻訳は、以下のとうりです。

 

 

 

 

7月6日夕刻、大船鉾の、二階囃子にお邪魔しました、収納がし易い、会所(町家)です。

会合や、お囃子の稽古も余裕で出来る、広くて綺麗な会所。

    大改修の、記念植樹

再建後、数年の鉾ではありますが、町内の皆さんの熱意で次々と前進されています。

今年は、購入できた町会所の念願の大改修が竣工で、大張り切りされてます。

その、大船鉾さんの二階囃子へ表敬訪問に行きました。

 

20数曲ある、大船鉾の演奏曲は20から30曲です。演奏する曲の札をこうして立てて、みんなに知らせて居るのです。

 新装なった大船鉾の稽古部屋。

丁寧にお礼を述べて失礼するとき、外からも拝見。京都らしい風情です。

 

大船さんからの帰途、月鉾でも二階囃子。

放下鉾でも、二階囃子をしていました。

北観音山でも二階囃子

 前祭の 巡行は7月17日。みなさん、元気にお勤め下さい。

 

 

7月11日は、120人の子供さん達が「八幡山の厄除け粽造り」の体験に来ました。

やはり、祇園祭に付いて、厄除け粽についてのお話を聞いてから・・。

一人の指導員が、5.6人の子供達を担当して指導します。

 

指導員にはベテランの人も居ますが、経験の浅い人も居ます。でも、一生懸命に教えると、子供達にもそれが伝わって、出来上がりが綺麗です。

https://www.youtube.com/watch?v=boR0xxXmTe8

八幡山で配りしたり、販売したりする「厄除け粽」は、子供達が造る数ではとても足りません。

後日、町内の人が35人程集まって全部を仕上げます。

町内のお宅をお借りして、数時間、いろいろとお喋りをしながら仕上げます。

これも、町内の人達のコミニユケーション維持に大いに役立っています。(萬)

八幡山では毎年、近くの小学校の子供さん達に、厄除け粽作りを体験して貰っています。

8日には、先ず26人の子供達がやってきました。

その為に、子供達の指導員をまず養成します。

先ずは、祇園祭の事、厄除けの事を聞きます。

それから、学生さんや町内の人達が、一人に5.6人の子供達を担当して、粽造りです。

無事に、体験が終りました。この粽は、宵山の21.22.2日に、参拝のみなさんにお分け致します。(萬)